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地下の還元的な状態を維持した条件での岩石への分配係数測定,1; 地下の還元的な状態の検討

Determination of distribution coefficients on rocks under maintained reducing conditions of underground, 1; Considerations on reducing conditions of underground

山口 徹治 ; 木村 祐一郎; 飯田 芳久 ; 田中 忠夫 ; 中山 真一 ; 上田 正人*; 荒木 邦夫*

Yamaguchi, Tetsuji; Kimura, Yuichiro; Iida, Yoshihisa; Tanaka, Tadao; Nakayama, Shinichi; Ueda, Masato*; Araki, Kunio*

地層処分の安全評価に使う分配係数は地下の還元的な状態を反映した条件で取得する必要があり、そのためには地下の還元的な状態を知る必要があるが、それは容易ではない。ボーリング作業自身が地下の状態を攪乱する可能性があり、地下で実測できる項目は限られており、揚水した地下水は注意深く扱っても変化している可能性があるからである。本研究では、白亜系花崗閃緑岩層,第三系砂質泥岩層及び第三系凝灰質砂岩層に無酸素ボーリングを実施し、得られた情報から地下の還元的な状態を推定した。水質検層プローブによって原位置で測定したEh(-74mV)及び溶存酸素濃度と、揚水した地下水中で酸化還元対となりうる成分(CH$$_{4}$$/HCO$$_{3}$$$$^{-}$$, HS$$^{-}$$/SO$$_{4}$$$$^{2-}$$, NH$$_{4}$$$$^{+}$$/NO$$_{2}$$$$^{-}$$/NO$$_{3}$$$$^{-}$$)の分析結果から計算される酸化還元電位は整合しなかった。その理由は、地下水揚水に伴い近接地下水との混合が起こったためと考えられ、混合がなければ、Ehが-279mV程度あるいはそれ以下の還元的な地下水であったと推定された。

no abstracts in English

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