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PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$の圧力誘起絶縁相における単結晶中性子回折,2

Single-crystal neutron diffraction on the pressure-induced insulating phase of PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$, 2

長壁 豊隆  ; 川名 大地*; 桑原 慶太郎*; 岩佐 和晃*; 菊地 大輔*; 青木 勇二*; 神木 正史*; 佐藤 英行*

Osakabe, Toyotaka; Kawana, Daichi*; Kuwahara, Keitaro*; Iwasa, Kazuaki*; Kikuchi, Daisuke*; Aoki, Yuji*; Kogi, Masafumi*; Sato, Hideyuki*

これまでのわれわれの研究によって、スクッテルダイト化合物PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$が、3.2GPaの圧力下で、9K以下でq=(1,0,0)の反強磁性秩序を示すことが明らかになった。今回は、この物質の臨界圧力2.4GPaに近い2.7GPaにおいて圧力下中性子回折実験を行った。その結果、2.7GPaでの磁気モーメント値は、3.2GPaでの約2$$mu$$$$_{B}$$に比べて10%ほど小さく、1.8$$mu$$$$_{B}$$となっていることが新たに明らかになった。また、試料における圧力不均一性は3.2GPaの場合に比べて小さいはずであるが、2.7GPaでは転移が明瞭でないことも明らかになった。これらの結果は、臨界圧力に近いために2.7GPaでは磁気秩序相と四極子秩序相の2相共存状態になっていると解釈される。さらに、統計精度はあまり高くはないが、磁気転移温度以下で格子定数の異方的な変化を観測した。この結果は、基底状態の波動関数の対称性と何らかの関係があると考えられる。

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