検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

ボクセルファントムを用いた$$^{18}$$F-FDG PET検査における脳の吸収線量評価法の開発

Development of evaluation method for the brain absorbed dose in $$^{18}$$F-FDG Positron Emission Tomography using voxel phantoms

津田 啓介; 木名瀬 栄   ; 福士 政広*; 斎藤 公明  

Tsuda, Keisuke; Kinase, Sakae; Fukushi, Masahiro*; Saito, Kimiaki

近年、がんの診断において$$^{18}$$F-FDG PET検査が注目されている。クリニカルPETとして日常の臨床に広く利用されつつあることから、個人ごとの精度の高い被ばく線量評価がますます重要になると考えられる。こうした状況を踏まえ、本研究ではFDG PET検査における脳PET検査に着目し、実測及びモンテカルロシミュレーションを用いた信頼性の高い脳の線量評価法の開発に着手した。実測の結果、頭部眉間位置に配置した蛍光ガラス線量計(PLD)の吸収線量は、FDG静脈投与後、時間経過に伴い増加することが確認できた。また、FDGの体内動態を考慮すると、シミュレーション計算によるPLD吸収線量は、実測値と一致することがわかった。これにより、本手法によるPLD吸収線量の計算評価が妥当であることを確認した。さらに、ボクセルファントムを用いたシミュレーション計算によりPLDの読み値と脳の吸収線量を関係付ける回帰式を作成した。本研究により、陽電子線を考慮した脳の吸収線量をPLDの読み値から簡易的に推定する信頼性の高い脳の線量評価法を考案した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.