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抗8-OHdG抗体による照射食品検知法の改良

The Improved detection method for irradiated foods using anti-8-OHdG antibody

菊地 正博; Mohd Dzomir, A. Z.; Pitipanaarachchi, R. C.; 小林 泰彦

Kikuchi, Masahiro; Mohd Dzomir, A. Z.; Pitipanaarachchi, R. C.; Kobayashi, Yasuhiko

照射食品が社会に流通する際には、消費者の選択を確保するとともに、適切な流通管理の観点から、照射食品であることを示す表示が必要であり、その表示の妥当性及び行政当局による規制の実効性を担保するために、検知法(照射の有無の判別法)が必要と考えられる。われわれは、昨年度の本大会で、既存の方法より汎用性のある検知法として、酵素免疫測定法(ELISA)の開発について報告した。現在、ELISA条件の再検討などにより検出精度の改善を行っており、その進行状況を報告する。非照射DNA試料として市販の牛胸腺DNA及び照射食肉DNAを用いて、ELISA反応条件の検討を行った。ELISA法による8-oxoG検出の繰り返し精度を改善するため、測定結果が変動する要因の幾つかを明らかにした。そこで、条件検討の結果を踏まえて、改良法と従来法の比較のため、0$$^{circ}$$Cで1$$sim$$12kGy照射した豚肉から分離したDNAを用いてELISAを行ったところ、改良法は従来法より再現性に優れていた。この改良法を用いると、約1kGy以上の照射豚肉について識別が可能であることが示唆された。

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