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超高強度場科学における電離箱の応答特性評価

Sensitivity test of the ionization chamber in high field science

林 由紀雄; 神門 正城; 小瀧 秀行; 大東 出; Chen, L.-M.; 福田 祐仁; 近藤 修司; 森 道昭; 小倉 浩一; 大道 博行; Bulanov, S. V.

Hayashi, Yukio; Kando, Masaki; Kotaki, Hideyuki; Daito, Izuru; Chen, L.-M.; Fukuda, Yuji; Kondo, Shuji; Mori, Michiaki; Ogura, Koichi; Daido, Hiroyuki; Bulanov, S. V.

近年、RALのVulcanレーザーで43mSv、LULIで0.5mSvの線量がそれぞれ3$$times$$10$$^{20}$$W/cm$$^{2}$$, 1-3$$times$$10$$^{19}$$W/cm$$^{2}$$の集光条件で線量が観測されるに至った。これらの値は人体への線量限度に比べて無視できない量であり、超高強度場科学における放射線管理の重要性が認識されつつある。超高強度場科学の分野では受動型線量計がおもに使われてきた。ただし受動型線量計はリアルタイム線量確認が困難であるため、実験中の被曝に気づかずしばらく放置される可能性がある。放射線をリアルタイムで確認できる線量計が極めて有用である。そこでCWの放射線に対しリアルタイム線量確認が可能な電離箱を今回、超高強度場科学実験で利用することをわれわれは試みた。受動型線量計と電離箱を同一場所に同時に設置し、JLITE-Xレーザー(300mJ, 70fs, Heガス(3-5MPa), 5$$times$$10$$^{17}$$W/cm$$^{2}$$)の条件でテストした。その結果、40ショット積算で受動型線量計が1.16mSvで、電離箱は0.60 0mSvを示した。電離箱は受動型線量計に比べて多少検出感度は低いが、超高強度場科学でのリアルタイムモニターとして有用であると考えている。

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