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Synthesis of hydrogel from $$kappa$$-carrageenan derivative for radiation crosslinking

カラギーナン誘導体の放射線橋かけによるハイドロゲルの合成

長澤 尚胤; Aranilla, C. T.*; Dela Rosa, A. M.*; 玉田 正男

Nagasawa, Naotsugu; Aranilla, C. T.*; Dela Rosa, A. M.*; Tamada, Masao

創傷被覆材へ応用するために放射線分解型の$$kappa$$-カラギーナン(KC)を放射線橋かけさせる目的で、カルボキシメチル$$kappa$$-カラギーナン(CMKC)を合成した。アルカリ存在下でモノクロロ酢酸を付加させたCMKC中のCM基の置換度は1.2-1.44であり、FTIR測定からCM基の-COO$$^{-}$$と-CH$$_{2}$$-に由来するピークを確認した。CMKCのCM基はC$$^{13}$$NMR測定からガラクトース(G), 3,6アンヒドロガラクトース(AG)にある3つのOH基がC2(G):C6(G):C2(AG)=2.5:1.5:1の割合で置換していることを確認した。得られたCMKCを用いて10-40%濃度のペーストで5-100kGy $$gamma$$線照射した結果、CMKCの濃度が30%以上になると橋かけし、線量の増加とともにゲル分率が最大で60%まで増加した。また、蒸留水及び0.9%生理食塩水に対するゲルの膨潤度は、ゲル分率の増加に伴い減少した。濃度,線量を変えることで、CMKCゲルのゲル分率及び膨潤度を調節できるが、ゲル分率が50%に達し、かつ0.9%生理食塩水の膨潤率が20倍程度の30%濃度で50kGy照射したCMKCゲルが創傷被覆材として使用できる見通しを得た。

no abstracts in English

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