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X線CTによる稚内層の硬質頁岩の3次元間隙構造解析

Analysis of three-dimensional porous structure in hard shales of the Wakkanai formation by means of X-ray computed tomography

高橋 宏明; 清田 佳美; 宮原 要  ; 油井 三和

Takahashi, Hiroaki; Seida, Yoshimi; Miyahara, Kaname; Yui, Mikazu

透過拡散実験で得られる拡散係数は、核種移行に対する岩石の遅延性能評価のための重要な因子であり、岩石の間隙率や間隙形状に影響される。しかしながら、間隙形状を直接的に測定することは困難である。本研究では、幌延深地層研究サイトから採取した堆積岩のマクロポア形状をX線CTで撮像し、得られた3次元画像の解析により間隙径分布及び収れん度を求め、拡散実験から求めた収れん度と比較検討した。画像解析により算出した収れん度とヨウ化物イオンの拡散係数から求めた収れん度を比較すると後者の方が少し大きい値を示し、後者はイオン強度が高くなると前者の値との差が広がった。これは、拡散試験では、間隙壁と陰イオンとの相互作用の程度が溶液中のイオン強度増加に伴って弱められるとの解釈に一致する。

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