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還元剤を内包したAOT/イソオクタン逆ミセルへの二酸化セリウムの溶解

Dissolution of cerium oxide using AOT/isooctane reversed micelles including reductants

富岡 修 ; 目黒 義弘  ; 高橋 邦明 

Tomioka, Osamu; Meguro, Yoshihiro; Takahashi, Kuniaki

超臨界二酸化炭素(SF-CO$$_{2}$$)を分離媒体とする二次廃棄物発生量の少ない除染法を開発し、Pu汚染物の除染に適用する研究を進めているが、PuO$$_{2}$$は化学的に安定であるためPuをSF-CO$$_{2}$$に溶解することは容易でない。そこで、SF-CO$$_{2}$$中に界面活性剤を用いて逆ミセルを形成し、その中に酸化剤や還元剤,抽出剤を導入し、Puを抽出する手法を開発している。本研究では、SF-CO$$_{2}$$の代替としてイソオクタンを、PuO$$_{2}$$の代替物としてCeO$$_{2}$$を用いて、イソオクタンに界面活性剤AOTを加え、硝酸及び還元剤として過酸化水素を内包させた逆ミセルを形成させ、その溶液中へのCeO$$_{2}$$の溶解率を調べた。試験温度293KではCeO$$_{2}$$はほとんど溶解しなかったが、温度を上げるにつれて溶解速度が上昇し、333Kでは2時間で99%以上が溶解した。また、逆ミセル中にH$$_{2}$$O$$_{2}$$のみ、もしくはHNO$$_{3}$$のみを含有させた場合には、CeO$$_{2}$$は全く溶解しなかった。このことから逆ミセルの内核水相内でのCeO$$_{2}$$の溶解は、まずH$$_{2}$$O$$_{2}$$がCeO$$_{2}$$表面の4価Ceを還元して3価とし、次にその3価CeをHNO$$_{3}$$が溶解するという素反応から成り立つと考えられる。

no abstracts in English

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