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Shell evolution in the sd-pf shell studied by the shell model

殻模型によるsd-pf殻における殻進化の研究

宇都野 穣   ; 大塚 孝治*; Brown, B. A.*; 本間 道雄*; 水崎 高浩*

Utsuno, Yutaka; Otsuka, Takaharu*; Brown, B. A.*; Homma, Michio*; Mizusaki, Takahiro*

中性子過剰核では、安定核とは異なる殻構造が出現する可能性が高いと最近の実験から示唆されている。中性子数20の魔法数消滅,16の新魔法数出現などがその例として挙げられるが、これらは陽子の$$d_{5/2}$$軌道と中性子の$$d_{3/2}$$軌道が他の軌道間よりもはるかに強い引力で結ばれていることからの帰結であるとされている。こうした、核力の強さの軌道依存性による不安定核における殻構造の変化(殻進化と呼ばれる)について、テンソル力が重要な役割を果たしているという説が近年有望視されている。そこで、われわれはテンソル力をあらわに入れた有効相互作用による殻模型計算をsd-pf殻領域で遂行した。テンソル力の影響が最も顕著に見られる中性子数28の殻構造と核構造を調べた結果、(1)カリウム同位体における$$1/2^+$$準位と$$3/2^+$$準位の逆転,(2)$$^{48}$$Caの一粒子ノックアウト反応で得られるスペクトロスコピック因子の分布,(3)$$^{42}$$Siにおける低い$$2^+$$準位はテンソル力による殻進化を取り入れなければ説明できないことがわかり、テンソル力の重要性を定量的に理解することができた。

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