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高濃度塩を含むアスファルト模擬固化体からの無機イオンの浸出挙動

Leaching behavior of inorganic ions from simulated bituminized waste forms with concentrated salts

入澤 啓太  ; 目黒 義弘  ; 早坂 裕美; 高橋 邦明 

Irisawa, Keita; Meguro, Yoshihiro; Hayasaka, Hiromi; Takahashi, Kuniaki

現在保管されているアスファルト固化体を埋設処分するためには、アスファルト固化体の特性を評価する方法を確立することが必要である。固化体を埋設処分する際の重要となるデータは固化体中に混入している物質の外部への浸出速度及び浸出率である。本研究では、新たにアスファルト模擬固化体を作製し、S/V比と温度条件を変化させて、2週間水浸漬試験を実施した。S/V比を10-20cm$$^{-1}$$と変化させたとき、重量によらず硝酸イオンが約30%浸出した。実効拡散係数は誤差の範囲内で一致しており、5E-12[m$$^{2}$$/s]を示した。温度(5, 25, 45$$^{circ}$$C)を変化させた場合、模擬固化体の硝酸イオンは2週間でそれぞれ15%, 30%, 90%浸出した。実効拡散係数はそれぞれ5E-13, 5E-12, 1E-11[m$$^{2}$$/s]であり、温度による顕著な変動が見られた。また、45$$^{circ}$$Cの場合において、模擬固化体の膨潤が確認された。

no abstracts in English

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