検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

2000年鳥取県西部地震の震源断層の検出,2; 地下水中のヘリウム同位体比分布

Identification of the source fault of the 2000 western Tottori earthquake, 2; $$^{3}$$He/$$^{4}$$He ratios in groundwaters

梅田 浩司; 二ノ宮 淳; 浅森 浩一; 根木 健之

Umeda, Koji; Ninomiya, Atsushi; Asamori, Koichi; Negi, Tateyuki

未成熟な活断層や低活動性で変動地形が明瞭でない活断層等を概要調査等においてあらかじめ認定しておくことは、地層処分の長期的な安全性を確保するためにも重要となるため、筆者らはMT法による比抵抗構造解析を使った地球物理学的なアプローチ及び地下水中の希ガス同位体を用いた地球化学的なアプローチの検討を進めている。このうち、地球化学的アプローチの事例として行った2000年鳥取県西部地震余震域における地下水溶存ガスの希ガス同位体測定結果から、余震分布域では、低比抵抗体であるマントル起源流体に起因すると考えられる地下水溶存ガスの高いヘリウム同位体比が認められた。このことから、地表地震断層を引き起こさないような未成熟な震源断層であっても地下水中のヘリウム同位体比の空間的な分布と地下の比抵抗構造を把握することにより、断層の存在や大まかな位置を捉えることが可能と考えられる。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.