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割れ目を対象とした原位置トレーサー試験に対する1次元モデルの適用性に関する検討,3

A Study on the applicability of one-dimensional model for evaluating in-situ tracer tests in a fracture, 3

苗村 由美*; 井尻 裕二*; 天野 健治  ; 横田 秀晴; 前川 恵輔  ; 澤田 淳 

Naemura, Yumi*; Ijiri, Yuji*; Amano, Kenji; Yokota, Hideharu; Maekawa, Keisuke; Sawada, Atsushi

割れ目を対象とした原位置トレーサー試験結果に対する1次元モデルの適用性に着目し、放射状揚水トレーサー試験及び注入圧のあるダイポール試験のシミュレーションを実施した結果、1次元モデルにより同定された分散長は、トレーサー注入孔と回収孔間の2次元的な流れの影響により過大に評価されることが明らかとなった。本論では、これらの分散長に影響を与えうる他の要因の一つとしてバックグラウンドの地下水流れに着目し、放射状揚水トレーサー試験及びダイポール試験をシミュレーションした結果について検討した。検討の結果、ダイポール比が0である放射状揚水トレーサー試験、かつバックグラウンドの地下水流れが注入孔と回収孔の位置関係に対して平行なトレーサー試験により、得られる分散長に対するバックグラウンドの地下水流れの影響を小さくできるとともに、実際の分散長を評価できる可能性が明らかとなった。今後は、個別に検討されてきた分散長に影響を与える要因を統合的に評価し、原位置試験計画の立案と連携した方法論を整備していく。

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