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臓器線量測定における蛍光ガラス線量計の相互影響について

Interaction between glass dosimeters in a measueremnt of organ doses

長谷川 隆幸*; 勝沼 泰*; 高橋 史明  ; 伴 信彦*; 甲斐 倫明*

Hasegawa, Takayuki*; Katsunuma, Yasushi*; Takahashi, Fumiaki; Ban, Nobuhiko*; Kai, Michiaki*

光子外部被ばくに対する人体内の線量測定において、近年、素子間の感度差,フェーディング特性で熱ルミネッセンス線量計(TLD)よりも優位性のあるガラス線量計(GD)の利用が高まっている。一方で、GDについては、高密度,高原子番号のすず(Sn)フィルタを含むケースに内包するため、特に、低エネルギー光子に対する放射線場の乱れが問題点として指摘されていた。そこで、ランドファントム内にGDを配置して、一般的な撮影条件(固定線源:単一方向の照射)及びCT診断(回転線源:360$$^{circ}$$方向からの照射)におけるX線照射について、GDによる測定値の相互影響を実測で求めた。ここで、挿入するGDの個数は、1個から数個まで変化させ、1個と複数個挿入した場合の測定値の差異を求めた。また、実測とほぼ同様の条件で、相互影響をPHITSコードによるシミュレーション計算でも検証した。その結果、一般撮影などの固定線源において、線束中心軸上でGDが重なる位置における線量評価は実測では15%の過小評価となった。また、CT撮影(回転線源)におけるGDの相互影響は実測、シミュレーションともに5%以内であった。

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