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金属メッシュを用いたビーム制御システムの改良

Improvement of beam intensity control system with metallic mesh

石坂 知久; 上松 敬; 百合 庸介; 湯山 貴裕; 石堀 郁夫; 奥村 進

Ishizaka, Tomohisa; Agematsu, Takashi; Yuri, Yosuke; Yuyama, Takahiro; Ishibori, Ikuo; Okumura, Susumu

原子力機構のサイクロトロンでは、ビーム調整や各種実験で数個/秒から数$$mu$$Aまでの広範囲なビーム強度制御が要求されているため、ビーム強度を減衰させるためのアッテネータ(以下、ATT)が設置されている。ATTは多数の穴が等間隔に配置された複数の金属板から成り、これらの幾つかを入射系のビームに挿入することにより、ビームサイズやエミッタンスを変えずに、また、サイクロトロンや輸送系のパラメータを調整せずに素早くビーム強度を減衰させる。開口率が1/2, 10$$^{-1}$$, 10$$^{-2}$$, 10$$^{-3}$$のメッシュを複数枚組合せることにより、原理的には1/2$$sim$$5$$times$$10$$^{-13}$$のビーム強度減衰が可能である。しかし、実際には組合せによって減衰率が開口率の積と大きく異なったり、ビーム形状及び強度分布が変化する事象が発生した。そこで、ATTの設置箇所を1箇所から2箇所に増やすことでメッシュ間の距離を延長するとともに、穴径と穴間隔を従来の1/10にする改良を行った。その結果、減衰率が開口率の積に近づき、ビーム形状等の変化も低減した。

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