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ITER計測上部ポートプラグの設計

Design of the ITER diagnostic upper port plug

佐藤 和義; 河野 康則; 谷口 英二; 草間 義紀

Sato, Kazuyoshi; Kawano, Yasunori; Yaguchi, Eiji; Kusama, Yoshinori

ITERのプラズマ計測装置は、プラズマからの高い中性子束や大きな粒子負荷のため、プラズマ近傍への設置が制限される。このため、計測機器は、中性子遮へい機能を有するポートプラグと呼ばれる構造体に組み込まれ、設置される。上部ポートプラグは、長さ約6m,重量約20tで、真空容器フランジ部にて取り合う片持ち構造のため、その構造健全性を評価することは必須である。このため、ITER機構が提案している上部ポートプラグの共通部分の構造に対してディスラプション時における電磁力解析を実施し、その荷重をもとに構造解析を行った。その結果、電磁力,発生応力,変位量ともに大きく、改善が必要なことがわかった。これに対して原子力機構は、応力集中が発生している中間フランジの構造を見直すことを提案し、構造解析を行ったところ、応力,変位量ともに15%低減することを明らかにし、構造健全性が保たれる見通しを得た。同提案は、ITER機構により、設計に反映された。

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