高温工学試験研究炉(HTTR)運転時に得られた放射線管理上の知見

Knowledge obtained by radiation control at the operation of the High-Temperature engineering Test Reactor (HTTR)

三瓶 邦央; 佐藤 一弘; 川崎 朋克; 藪田 肇 

Sampei, Kunio; Sato, Kazuhiro; Kawasaki, Tomokatsu; Yabuta, Hajimu

大洗研究開発センター高温工学試験研究炉(HTTR)は、高温工学試験研究のため原子炉熱出力30MW,原子炉出口冷却材温度最高950C(高温試験運転時)の低濃縮二酸化ウラン被覆粒子燃料を用いた黒鉛減速・ヘリウムガス冷却型の原子炉である。また、HTTRは2種類の熱交換器を持ち、1台のみを使用した単独運転又は2台を使用した並列運転を行うことができる。平成10年11月10日に臨界に達し、その後、高温出力上昇試験等を実施し、平成22年3月に高温50日間連続運転を達成した。本発表は、これまで実施した原子炉の運転における施設からの放出放射性物質濃度,施設内の空気中放射性物質濃度及び線量当量率等の測定において得られた放射線管理上の知見について報告する。

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