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Polarization dependence of G band of single-walled carbon nanotubes oriented on quartz single crystal surfaces

石英単結晶表面上で配向した単層カーボンナノチューブのGバンドの偏光依存性

下山 巖   ; Li, X.*; 嶋田 行志*

Shimoyama, Iwao; Li, X.*; Shimada, Takashi*

単層カーボンナノチューブ(SWNTs)の水平配列構造の形成はデバイスへの応用に対して必要不可欠な要素技術であり、近年石英単結晶上にSWNTsを配向させながら合成する手法が開発された。しかし、その配向メカニズムについては不明な点が多い。そこでわれわれはエタノールを用いた化学気相蒸着法(アルコールCVD法)を用いてミスカット石英単結晶表面に配向成長させたSWNTsに対し、ラマンスペクトルに観測されるGバンドの偏光依存性からその配向メカニズムについて調べた。高周波領域のG+バンドは低周波領域のG-バンドよりも大きい偏光依存性を示し、この傾向はGバンド内の振動モードの違いに依存しなかった。そこでわれわれはストークス及びアンチストークスラマン散乱によるGバンドの偏光依存性を比較し、Gバンド内の半導体成分が金属成分よりも大きい偏光依存性を示すことを見いだした。この結果は石英単結晶表面上で半導体SWNTsが優先的に配向している可能性を示唆している。

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