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イオンビーム照射によって得られたサトウキビのさび病抵抗性系統

Rust disease resistant lines of sugarcane generated by ion beam irradiation

竹之下 佳久*; 中西 善裕*; 野澤 樹; 長谷 純宏; 鳴海 一成

Takenoshita, Yoshihisa*; Nakanishi, Yoshihiro*; Nozawa, Shigeki; Hase, Yoshihiro; Narumi, Issei

サトウキビ「Ni17」は鹿児島県の主力品種のひとつであるが、葉鞘部に粗剛な毛群が発生するため収穫や採苗作業の妨げとなっている。そこで、われわれは2003年度からイオンビーム照射による変異誘発によって毛群の少ない優良系統の育成に取り組んでおり、これまでに原品種「Ni17」よりも毛群が少なく収量性に優れる有望系統を得ている。一方、選抜系統の特性調査の過程において、サトウキビの重要病害であるさび病に対する抵抗性を有する思われる系統が得られた。今回、われわれが選抜した毛群の少ない系統(系統名「KaB04-25」)のさび病に対する抵抗性について調査したので報告する。「KaB04-25」は複数年に渡る特性調査の結果、毛群の発生は原品種「Ni17」に比べ少なくなったが、収量性などの面で劣ったことから品種化までには至らなかった。しかしながら、さび病抵抗性系統としては有望と考えられるので、今後は交配母本として活用できないか検討していく計画である。

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