検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

中性子過剰S同位体の核構造

Structure of neutron-rich S isotopes

宇都野 穣   ; 清水 則孝*; 大塚 孝治*; 吉田 亨*; 角田 佑介*

Utsuno, Yutaka; Shimizu, Noritaka*; Otsuka, Takaharu*; Yoshida, Toru*; Tsunoda, Yusuke*

通常の原子核では、$$0^+_1$$, $$2^+_1$$, $$4^+_1$$,…状態は回転バンドを形成し、バンド内のE2遷移確率は一粒子模型の値よりも相当大きくなることが知られている。しかし、最近の実験で、$$^{44}$$Sにおいて$$4^+_1$$から$$2^+_1$$への脱励起が通常よりも大きく抑制されている可能性が示唆され、$$K$$量子数の違いによるものではないかという推測がなされている。この研究では、角運動量射影したハートリーフォック法によって$$^{44}$$Sの準位を計算し、固有座標系での波動関数を抽出した。その結果、通常、$$K=0$$状態が主とされている$$4^+_1$$において$$K$$=4が主であり、$$K$$=0が主である$$2^+_1$$$$K$$量子数が異なるためにE2遷移が抑制されることが定量的に示された。また、このことは、$$^{43}$$Sにおけるアイソマー出現と密接に関係していることもわかった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.