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東海再処理施設周辺の畑土中ヨウ素-129の結合形態調査

Speciation of $$^{129}$$I in soil samples collected around Tokai Reprocessing Plant

横山 裕也; 藤田 博喜; 小嵐 淳   

Yokoyama, Hiroya; Fujita, Hiroki; Koarashi, Jun

ヨウ素129($$^{129}$$I)は約1570万年の半減期を有するヨウ素の放射性同位体であり、使用済核燃料の再処理においては、生体内挙動や長い半減期から、環境影響を考える上で重要な核種である。このため、東海再処理施設(TRP)では、1982年以来、施設周辺における畑土中の$$^{129}$$I濃度のモニタリングを実施している。本研究では、土壌中に沈着した$$^{129}$$Iの易動性・生物利用性を明らかにするために、$$^{129}$$Iを化学結合形態別に分画した後、加速器質量分析装置(AMS)を用いて分析し、その存在状態を調査した。畑土に含まれる$$^{129}$$Iの70%以上が金属酸化物に化学的に吸着した状態で存在していた。次いで、有機物画分における$$^{129}$$Iの存在割合が高く、6$$sim$$15%であった。一方、比較的易動性・生物利用性が高いとされる水溶性,イオン交換性,炭酸塩画分の$$^{129}$$Iの存在割合は、いずれの地点でも合計で8$$sim$$10%程度であり、調査した畑土では雨水等による$$^{129}$$Iの土壌中における再移動は限定的であることが示唆された。

no abstracts in English

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