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焼却灰中セルロースの分析方法の開発,2

Development of a method for quantitative analysis of cellulose in ashes, 2

小山 勇人; 青山 佳男 ; 曽根 智之 

Koyama, Hayato; Aoyama, Yoshio; Sone, Tomoyuki

焼却灰に含まれる未燃セルロースは、廃棄体化後の高い塩基性環境の下でイソサッカリン酸へと転換され、放射性核種の環境への移行を加速させる可能性があり、品質保証上、含有量を廃棄体化前に明らかにする必要がある。しかし、焼却灰には各種の分析法において妨害物質となるものが含まれており、妨害物質とセルロースを分離することが困難であるため、標準的なセルロース分析法は確立されていない。これまで、焼却灰中の各妨害物質とセルロースとを分離して定量する手法の開発を行い、一般的な組成の焼却灰を用いてセルロースの添加回収試験を実施し、約80%の回収率を得た。一方で、他の焼却灰における回収率や、実際の廃棄物(紙ウエス,綿手等)の未燃物が含まれる焼却灰のセルロース定量への本法の適用可否については不明だった。今回は、成分組成が異なる種々の焼却灰中のセルロース定量に本法を用いた場合の回収率を推定し、本法の適用可否の判断材料のひとつとするため、焼却灰中の何の物質が本法の回収率を低下させているのか確認した。また、実際の廃棄物である紙ウエス及び綿手を含む焼却灰中のセルロース定量に本法を用いた場合の回収率について調べた。

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