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鉄リン酸塩ガラスによる放射性廃棄物固化に関する研究

Fundamental study of iron phosphate glass for radioactive waste vitrification

小林 秀和 ; 捧 賢一; 天本 一平

Kobayashi, Hidekazu; Sasage, Kenichi; Amamoto, Ippei

鉄リン酸塩ガラス(IPG)は、様々な元素をガラス構造中に安定に閉じ込めることができることから、放射性廃棄物の新規固化マトリックスとして国内外で研究されている。本研究では、ガラス組成, 構造及び物性の相関関係の一般化を図り、最適なIPG固化体組成を設計することを目的に、実験及び熱力学データの取得・整備を進めている。これまでのガラス固化実験により、組成パラメータ[O/Pモル比]で整理することで、ガラスの架橋構造[Qn:nはPO$$_{4}$$四面体1個当たりの架橋酸素の数]及び浸出特性を系統的に理解できることを明らかにした。熱力学的諸量整備に関しては、これまでに不足していたリン酸塩の熱力学的諸量をCalphad法やNeumann-Koppの法則等により推算・補完し、熱力学平衡計算ソフトウェアFactsageを用いて計算状態図を作成した。その結果、Fe$$_{2}$$O$$_{3}$$-P$$_{2}$$O$$_{5}$$やFe$$_{2}$$O$$_{3}$$-P$$_{2}$$O$$_{5}$$-BaO等の計算状態図は実験値とおおむね一致し、推算した熱力学的諸量が妥当であることを検証した。

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