ADSによる核変換サイクルの確立を目指したMA分離プロセスの開発,6; TDdDGA抽出剤によるMA・RE一括回収プロセスの開発; プロセス条件の確定

R&D of MA separation processes for P&T system using ADS, 6; Development of MA recovery process with TDdDGA

松村 達郎  ; 鈴木 英哉; 津幡 靖宏   ; 柴田 光敦; 黒澤 達也; 川崎 倫弘; 佐川 浩

Matsumura, Tatsuro; Suzuki, Hideya; Tsubata, Yasuhiro; Shibata, Mitsunobu; Kurosawa, Tatsuya; Kawasaki, Tomohiro; Sagawa, Hiroshi

加速器駆動システム(ADS)による核変換専用サイクルを有する分離変換技術の開発を目的として、高レベル放射性廃液(HLW)中から3価のマイナーアクチノイド(MA(III))を分離するための新規プロセスの開発を進めている。分離プロセスの最初の過程であるHLWからMAを回収するMA・RE一括回収プロセスでは、環境負荷低減の観点から高い除染係数を要求される。HLWは非常に複雑な組成と高い硝酸濃度を有し、高い分離回収性能を安定に発揮可能なプロセスの開発は大きな課題である。本研究では、TDdDGA抽出剤と高級アルコールをドデカンに溶解した有機相によってプロセス中の沈殿発生を抑制しつつAmを検出限界以下まで安定に除去可能なプロセス条件を確立した。

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