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ビームプロファイルモニタ用金属製ワイヤの耐久性評価試験

Tensile fracture test of metric wire of beam profile monitors

三浦 昭彦 ; 福岡 翔太*; 宮尾 智章*; 川根 祐輔*; 二ツ川 健太*

Miura, Akihiko; Fukuoka, Shota*; Miyao, Tomoaki*; Kawane, Yusuke*; Futatsukawa, Kenta*

J-PARCリニアックでは、ビーム輸送中のビームロスを抑制し、安定な運転を実施するため、ワイヤを用いたプロファイルモニタにより、4極電磁石や加速空洞のチューニングを行っている。これらのモニタでは、加速したビームが金属ワイヤに衝突させることで信号を得るためるため、ビームの熱負荷による温度上昇を考慮して設計する必要がある。また、ワイヤをフレームに固定する際、重力や熱による伸びによって生じたたわみをばねによる引張りにより除去している。そこで、ピークビーム電流を上昇することに備え、ワイヤ取付け時の張力、ビーム負荷による温度上昇を模擬した実験を行い、直径20$$mu$$m, 30$$mu$$mに対する張力と破断に至る温度の関係を得た。この実験により、ビーム電流が大きいとワイヤ取付け時の低い張力であっても破断する可能性が示された。ビーム電流が上昇してもワイヤが健全であるためには、ワイヤにかける張力は低めにしておくことが必要であるとともに、径も太いものを選択したほうが良いことが分かった。

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