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蛍光板によるオートラジオグラフィ技術の開発,2

Development of a novel autoradiography technique using fluorescent plates, 2

酒井 卓郎; 飯倉 寛  ; 栗田 圭輔*  ; 鈴井 伸郎*; 尹 永根*; 石井 里美*; 河地 有木*

Sakai, Takuro; Iikura, Hiroshi; Kurita, Keisuke*; Suzui, Nobuo*; Yin, Y.-G.*; Ishii, Satomi*; Kawachi, Naoki*

オートラジオグラフィ法は、RIを利用したトレーサーが生体内でどのように分布しているかを可視化する手法として広く利用されている。現在、我々は放射性セシウムの植物体内での動態を観察することを目指して、経時的観察可能なオートラジオグラフィ技術の開発に取り組んでおり、その現状を報告する。被写体からの$$beta$$線を可視光像に変換する蛍光板は、支持枠にアルミ膜を貼り付け、蛍光体粉末(ZnS:Ag)を塗布することで作製した。蛍光体層の厚さは0.4mm、視野は96mm$$times$$96mmである。光学系・カメラを設置する暗箱はL字型とし、蛍光面はミラーを介して観察、被写体からの$$gamma$$線を遮蔽できる構造とした。また、焦点距離500mmの凸レンズを蛍光面との焦点位置に設置し、カメラから臨む蛍光面を無限遠の虚像とする光学系とした。こうすることで、レンズ交換時などのフォーカス調整を簡便に行うことが可能である。蛍光板・カメラを含む測定系全体は、外部から遮光されており、植物育成環境を妨げることなく測定できる。露光時間2分で、十分明るい画像が取得できており、本手法が有効に動作することが確認できた。

no abstracts in English

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