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東海再処理施設における低放射性廃棄物の処理技術開発,29-2; ガンマ線照射によるセメント固化体の水素生成評価

Development of treatment for low radioactive waste in Tokai Reprocessing Plant, 29-2; Hydrogen generation evaluation of cement solidified by gamma irradiation

佐藤 史紀 ; 片岡 頌治; 松島 怜達 ; 大竹 克巳*; 白水 秀知 

Sato, Fuminori; Kataoka, Shoji; Matsushima, Ryotatsu; Otake, Katsumi*; Shirozu, Hidetomo

LWTFでは、東海再処理施設で発生した低放射性廃液やリン酸廃液をセメント固化する計画である。リン酸廃液については、リン酸を不溶化後に直接固化、低放射性廃液は核種分離(共沈・限外ろ過, Cs・Sr吸着)を実施してスラリ廃液と硝酸塩廃液に分離した上で、スラリ廃液は直接固化、硝酸塩廃液は硝酸根を分解して炭酸塩廃液とした後に固化する計画である。セメント固化設備の安全評価に向けて、固化体から発生する水素ガス量を評価する必要があるが、固化体の水素生成G値[G(H$$_{2}$$)]は使用するセメント材の組成や対象廃液の成分等によって異なる。現在、LWTFの設計では、TRU廃棄物処分に係る検討で採用されている保守的なG(H$$_{2}$$)値を設定しているが、本報では、実際に模擬廃液の固化体を作製した上でガンマ線を照射し、発生する水素ガス量からG(H$$_{2}$$)を測定して、現在設計で想定しているG(H$$_{2}$$)と相違ないかを確認した。炭酸塩廃液の固化体のG(H$$_{2}$$)は0.02-0.05n/100eV、スラリ廃液の固化体のG(H$$_{2}$$)は0.03-0.04n/100eV、リン酸廃液の固化体のG(H$$_{2}$$)は0.05-0.06n/100eVであった。現在、LWTFの設計で想定しているG(H$$_{2}$$)は各固化体に対して0.05であり、適切な値が設定されていることを確認した。

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