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レイリー表面音波を用いた音響スピン波共鳴

Spin wave resonance driven by Rayleigh surface acoustic waves

山本 慧   

Yamamoto, Kei

レイリー表面音波は様々な弾性体の表面を普遍的に伝搬し、圧力センサー等への工学応用が進んでいるが、他方でその制御性の高さから物性測定のツールとしても幅広く利用されてきた。本講演では、磁性体の薄膜とレイリー表面音波の相互作用によって生じるスピン波共鳴を用いたスピンダイナミクスに関する研究について紹介する。通常スピン波の波数分解測定にはレーザー光などの電磁波をプローブとして用いるが、同じ波長において電磁波はスピン波に比して桁違いに高い周波数を持つため共鳴的な測定を行うことは出来ない。表面音波をプローブとして使うことでマイクロ波周波数において音波とスピン波の共鳴現象が生じ、微弱な相互作用から巨大な信号を得ることが可能になる。この増幅効果によって磁性体中のスピン間相互作用を精度良く測定できることを解説する。またレイリー表面音波が界面における反転対称性の欠如に起因する特徴的な力学的回転運動を伴っていることに着目した最近の研究成果に触れ、電子スピンと力学的回転運動の結合を調べる可能性について議論する。

no abstracts in English

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