レーザー駆動線源による中性子共鳴吸収; シングルショット分析を目指して

Neutron resonance absorption by laser-driven source; Toward "Single Shot" analysis

余語 覚文*; Lan, Z.*; 早川 岳人*; 有川 安信*; 安部 勇輝*; Mirfayzi, S. R.*; 小泉 光生 ; 森 隆人*; Wei, T.*; 藤岡 慎介*; 中井 光男*; 三間 圀興*; 兒玉 了祐*

Yogo, Akifumi*; Lan, Z.*; Hayakawa, Takehito*; Arikawa, Yasunobu*; Abe, Yuki*; Mirfayzi, S. R.*; Koizumi, Mitsuo; Mori, Takato*; Wei, T.*; Fujioka, Shinsuke*; Nakai, Mitsuo*; Mima, Kunioki*; Kodama, Ryosuke*

レーザー駆動中性子源は、高強度レーザーパルスを薄膜の1次ターゲットに集光して、プラズマの作る瞬間的な電場でMeVエネルギーイオン(陽子・重陽子)を発生し、それを2次ターゲット(ベリリウム等)に照射して、短パルスの高速中性子を発生する。2次ターゲットに小型の減速材を取り付けて、パルス熱外中性子を発生し、1.8mのビームラインで飛行時間法によるエネルギースペクトルを分析した。ビームラインに銀(Ag),タンタル(Ta),インジウム(In)の合板を設置したところ、3.81eV (In), 4.28eV (Ta), 5.19eV (Ag)に共鳴吸収によるディップを計測した。これらの共鳴吸収スペクトルは、レーザー1パルスで発生する中性子で計測されたものである。講演では、実験結果の詳細と、将来的なシングルショット分析への応用可能性について議論する。

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