検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

硝酸塩を含むTRU廃棄物由来のNH$$_{4}$$$$^{+}$$による緩衝材の長期安定性に係る概略的検討

General assessment of the effects on the long-time stability of buffer material by NH$$_{4}$$$$^{+}$$ derived from TRU waste containing nitrate

川喜田 竜平  ; 笹本 広   ; 三原 守弘  

Kawakita, Ryohei; Sasamoto, Hiroshi; Mihara, Morihiro

TRU廃棄物との併置処分を想定した場合、高レベル放射性廃棄物(HLW)の地層処分において想定された緩衝材の変質に関わる発生可能性のあるシナリオに加え、TRU廃棄物に由来する特有の影響因子(有機物や硝酸塩)の影響も考慮したシナリオも検討する必要がある。本報告では、硝酸塩を含むTRU廃棄物からの浸出水が地層中で還元されて生成するNH$$_{4}$$$$^{+}$$による緩衝材の長期安定性について、柴田ら(2004)の評価事例を参考に概略的な検討を試みた。検討の結果、TRU廃棄物由来のNH$$_{4}$$$$^{+}$$による緩衝材の変質として、スメクタイトのNH$$_{4}$$型化及びNH$$_{4}$$$$^{+}$$の影響によるスメクタイトの非膨潤化のシナリオが想定された。本発表では前者に関して、発生可能性と緩衝材性能への影響を検討した内容を報告する。イオン交換反応を考慮した地球化学計算により、TRU廃棄物との併置処分を想定した場合、HLWのみの場合と比べるとスメクタイトのNH$$_{4}$$型化の発生可能性が高くなると推定された。一方、スメクタイトのNH$$_{4}$$型化が発生した場合の緩衝材性能への影響については、既往の知見に基づくと、スメクタイトのK型化やCa型化が発生した場合と比べても、膨潤性や透水性への影響は小さかった。このため、スメクタイトのNH$$_{4}$$型化が発生しても、緩衝材性能への顕著な影響は生じないと考えられた。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.