オンサイトモニタリングのためのKURAMA-IIの整備

Installation of KURAMA-II for on-site monitoring

前田 英太; 橋本 周  ; 野原 尚史 ; 武藤 保信; 山田 純也 ; 濱口 拓; 井上 雄貴

Maeda, Eita; Hashimoto, Makoto; Nohara, Naofumi; Muto, Yasunobu; Yamada, Junya; Hamaguchi, Takumi; Inoue, Yuki

原子力機構大洗研究所(以下「大洗研」)ではモニタリングポスト(以下「MP」)を14基設置している。原子炉等規制法に定める新規制基準に適合するため、14基中9基については、大規模災害に備え、MPを中央集約監視するための伝送系に無線機能を付加し多様化するとともに、電源を強化した。一方、平成30年に発生した北海道胆振東部地震によるMP測定値の欠測を踏まえ、全MPについて伝送の多様化及び電源強化の自主的な対応を原子力規制委員会から要請された。そこで、残り5基については、無停電電源装置を備えたKURAMA-IIをMP近傍に設置し、KURAMA-IIの測定値をLPWA無線通信規格ZETAによる自律型ネットワークにより伝送するシステム(以下「KURAMA-IIシステム」)を整備したので報告する。

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