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自己出力型検出器を用いたJRR-3垂直照射キャプセル内のガンマ線計測

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武田 遼真; 大森 崇純 ; 光井 研人 ; 武内 伴照   ; 牛島 寛章; 松井 義典 ; 仁尾 大資; 遠藤 泰一; 岡田 祐次 ; 井手 広史  

Takeda, Ryoma; Omori, Takazumi; Mitsui, Kento; Takeuchi, Tomoaki; Ushijima, Hiroki; Matsui, Yoshinori; Nio, Daisuke; Endo, Yasuichi; Okada, Yuji; Ide, Hiroshi

キャプセルの温度制御に用いるヒータ線は、キャプセル保護管内のアダプタ部でシース線からソフトケーブルに変換しており、アダプタ部はエポキシ樹脂により絶縁されている。原子炉運転中、炉心からのガンマ線を受けることで、ヒータの絶縁性の劣化を招く可能性がある。そのため、キャプセル保護管内のガンマ線量についてin-situで測定が可能なSPGDを用いて評価を試みた。原子炉起動時には、炉出力100kWからSPGDの出力電流に有意な上昇が見られ、各出力のステップ状の上昇に従い比例していることが確認された。SPGD出力電流について、$$^{60}$$Co照射場における校正定数を用いてガンマ線量率に換算したところ、20MW定格運転時で約12kGy/hとなった。原子炉停止時には、炉出力及びSPGDの信号が約2分で10分の1以下にまで急減衰したことから、SPGDの出力は主に核分裂に伴う即発ガンマ線によるものと考えられる。その後、SPGD出力値は緩やかに減衰しており、放射化した$$^{28}$$Al等及び短半減期のFP核種等の崩壊ガンマ線による影響が示唆された。以上より、JRR-3における照射試験時のキャプセル内ガンマ線量に関する基本的なデータが取得できた。

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