検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 15 件中 1件目~15件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

発表言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

The SNARE protein SYP71 expressed in vascular tissues is involved in symbiotic nitrogen fixation in ${it Lotus japonicus}$ nodules

箱山 雅生*; 多井 諒*; 弭間 和哉*; 須賀 江里*; 足達 由佳*; 小林 麻由美*; 赤井 理恵*; 佐藤 修正*; 深井 英吾*; 田畑 哲之*; et al.

Plant Physiology, 160(2), p.897 - 905, 2012/10

 被引用回数:31 パーセンタイル:67.55(Plant Sciences)

Rhizobial symbiotic nitrogen fixation in root nodules is regulated by the host legume genes. Fix- mutants that exhibit lower or no nitrogen-fixation activity are useful to identify host plant genes required for symbiotic nitrogen fixation. Here, we show a ${it Lotus japonicus}$ novel Fix- mutant defective of a SNARE protein. The mutant formed nodules that displayed lower nitrogen fixation activity, and the growth of the host plant was retarded. Exogenous combined nitrogen almost recovered the growth of the mutant. Numbers of nodules formed on the mutant were similar to those on the wild-type plant. However, the mutant nodules were smaller and showed early senescence. The causal gene was identified by map-based cloning, and the predicted protein was appeared to be homologous to one of SNARE proteins found in Arabidopsis thaliana. The responsible gene was expressed ubiquitously in shoot, roots and nodules. In roots and nodules, the transcripts were detected in vascular bundles. These results indicated that a SNARE protein expressed in vascular tissues is required for nitrogen fixation activity of rhizobia in nodules.

論文

${it TOO MUCH LOVE}$, a root regulator associated with the long-distance control of nodulation in ${it Lotus japonicus}$

馬郡 慎平*; 吉良 恵利佳*; 柴田 哲*; 梅原 洋佐*; 河内 宏*; 長谷 純宏; 田中 淳; 佐藤 修正*; 田畑 哲之*; 川口 正代司*

Molecular Plant-Microbe Interactions, 22(3), p.259 - 268, 2009/03

 被引用回数:107 パーセンタイル:92.49(Biochemistry & Molecular Biology)

マメ科植物は共生根粒の発達及び数を正確に制御している。ミヤコグサ(${it Lotus japonicus}$)での根粒形成の制御について、地上部に存在する${it HAR1}$タンパクが必要であることから地上部と根の間での長距離の情報伝達経路の存在が示唆されている。この情報伝達経路の分子機構に対する理解を深めるため、われわれは(${it too much love}$ (${it tml}$))と命名した超根粒着生変異体を単離し解析した。野生型との接木試験によって${it tml}$変異体での過剰な根粒形成は根部の遺伝子型に依存することが示された。${it har1}$変異体の地上部と${it tml}$変異体の根部の接木では根粒の着生に影響は見られなかった。これらの結果は地上部の因子である${it HAR1}$と根の因子である${it TML}$が同じ情報伝達経路に関与することを示している。${it TML}$${it HAR1}$の下流で機能しており、${it TML}$が地上部から根に輸送される何らかのシグナル因子の受容体として機能している可能性がある。

論文

${it Klavier}$ (${it klv}$), a novel hypernodulation mutant of ${it Lotus japonicus}$ affected in vascular tissue organization and floral induction

吉良 恵利佳*; 舘野 久美子*; 三浦 謹一郎*; 芳賀 達也*; 林 正紀*; 原田 久也*; 佐藤 修正*; 田畑 哲之*; 鹿園 直哉; 田中 淳; et al.

Plant Journal, 44(3), p.505 - 515, 2005/11

 被引用回数:93 パーセンタイル:86.48(Plant Sciences)

300Gyのヘリウムイオンビーム照射によって高根粒形成能力を持つ新規のミヤコグザの突然変異体Klavier(klv)が得られた。ミヤコグザでは、根粒形成が減少する突然変異体は多く得られるが、本突然変異体のように、根粒形成が増進されるのは非常に稀である。klv突然変異体は、根の周りに小さな根粒を非常に多数形成するばかりでなく、葉脈の形成に異常が観察され、また花期が遅れる特徴を持ち、さらに矮化変異を伴っていた。しかしながら、染色体マッピングにより、klv遺伝子の同定を試みたところ、第一染色体の長腕の0.29cM以内の位置にマップできることがわかり、単一で劣性の遺伝子であることがわかった。このことから、根粒形成と維管束や花器形成には何らかの関連があることが示唆された。

論文

Radiation-induced copolymerizations of perfluorovinyl acetic acid and its methyl ester with $$alpha$$-olefin

川口 光夫*; 渡辺 光崇; 松田 修*; 田畑 米穂*; 町 末男

Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 19, p.1525 - 1531, 1981/00

パーフルオルビニル酢酸はカルボキシル基を持ったビニル化合物であり、エチレン、プロピレン、イリブチレン等の$$alpha$$-オレフィンと放射線共重合し、親水性を持った含フッ素ポリマーを合成した。ポリマー中のパーフルオルビニル酢酸の割合はモノマー組成比によらずほぼ30%程度であった。この現象は、共重合反応性を検討する場合一般的に用いられるMayo-Lewis式にあてはまらず、末端のみならず前末端も反応性に影響することを考慮したペナルティメートモデルを導入し、実験結果をうまく説明した。

報告書

ANSYSプログラムによる応力解析報告19-32;

加納 巌*; 川島 俊吉*; 川口 修*; 浅倉 純一*

PNC TN241 76-14, 367 Pages, 1976/06

PNC-TN241-76-14.pdf:6.48MB

本報は昭和49,50年度に動燃事業団がANSYSプログラムを使用して行なった熱伝導,弾性および非弾性応力解析例の概要をとりまとめたものである。ANSYSプログラムにおいては,既に6冊の資料が動燃事業団の手でまとめられており,そのプログラムの能力および代表的な計算例が示されたが,この報告書はそれにつづいて実施された計算例を示している。第(1)編では最近のFBR構造解析プログラムの動燃事業団における整備状況を示した。第(2)編では主として高速炉構造機器の定常および非定常の熱応力解析例を14例示している。解析例の具体的な目的,結果の概要とその評価は各々1頁に要約されている。有限要素法の発達普及に伴ない,この方法の設計への応用例はますます増大することが予想されるが,その正しい適用と評価のためには多くの経験を必要とされることが多い。本解析例についても必ずしも充分まとめられているわけではないが,同様の解析を実行する場合の参考資料あるいは構造物の基本的な変形およびひずみ挙動を理解するための参考資料となれば幸いと考えてとりまとめた。

報告書

TASCプログラムによる熱応力解析報告1-11

川口 修*; 加納 巌*; 浅倉 純一*

PNC TN241 73-53, 281 Pages, 1973/10

PNC-TN241-73-53.pdf:3.84MB

本報は動燃事業団において1972年3月から1973年6月までにTASCプログラムを用いて熱応力解析を行なった結果の概要をとりまとめたものであり、合計11の例題を示している。また同じ時期におけるASKA,Thermal ASKA,ANSYS等の構造解析プログラムの使用状況についても既説した。本報告書は応力解析の立場から、これらの多くの例題を集めたものであるが、必ずしも充分にその結果が整理されているとは言えない面もあるが、これらの解析結果は、高速炉の設計、あるいは大洗工学センターにおける試験計画、試験結果の解析に使用されており、それらは別の報告書の一部分として使用されるであろう。有限要素法による熱応力の解析は、内圧あるいは機械的な荷重による場合に比べて、非定常な現象であるだけに、多くの困難を伴なう。ふり返ってみると、ここに集められた解析方法も、特に初期のものは必ずしも最良の方法ではなく、欠点が目立つが、今後の解析方法の決定に役立てば幸いと考えて、あえてその詳細を示したつもりである。これらの計算を実施するにあたって、動燃事業団およびセンチュリーリサーチセンタ社の多くの方々の御協力を得たことを感謝します。

報告書

軸対称および平面構造物の非定常熱応力解析プログラム TASC User's Manual

川口 修*; 岡林 邦彦*; 加納 巌*

PNC TN252 72-02, 56 Pages, 1972/01

PNC-TN252-72-02.pdf:1.27MB

このコードは、昭和46年度に、動力炉核燃料開発事業団により、高速増殖炉の開発に必要な、熱応力解析コード開発計画の一環として、CRC社の協力のもとに開発されたものである。このコードは有限要素法により、軸対称構造物の過渡熱応力解析を行なうものである。温度計算、応力計算はそれぞれ単独に、或は組合せて行なうこともでき、その結果はプロッターを使用して、図形化することができる。インプット、アウトプットは各種の方法を用いることができ、要素の自動分割を行なうこともできる。各種の材料特性は温度の関数として変化させながら計算を行なうことができる。

報告書

米国1000MWe Follow on Studyにおける安全設計の考え方 (Task IおよびANL-7520)

川口 修*; 福島 穣*; 寺垣 鉄雄*; 菊地 義弘*

PNC TN241 70-15, 55 Pages, 1970/03

PNC-TN241-70-15.pdf:1.43MB

本資料は,高速増殖炉開発本部安全性研究グループが,米国5社の1000MWe Followon Study(Task IおよびANL7520)における安全設計の考え方についてまとめたものである。安全設計の考え方から,記述された主な項目は次のとおりである。1.炉心設計 1)安全設計基準 2)反応度係数 3)過出力,ホットチャンネルファクター2.制御および保護系 1)制御棒の材質,駆動装置およびrod worth 2)反応度制御系のバックアップ 3)Core damageのprotection 3.Heat Transfer System 1)プール型かループ型かの判定基準 2)Piping system 3)Auxiliary cooling system 4.Containment design bascs 1)仮想事故のプロセス,(全および有効)エネルギ,圧力および温度等 2)原子炉まわりの耐衝撃性 3)Sodium ejection,sodium fire 4)仮想事故後のdecay heat除去 5)Meltthrough protection 6)Containment cooling system 7)Containment leakrate 8)Hazard analysis 9)耐震設計 5.Safety関係のR&D 6.General safety criteriaなお,General Electricのものには,Appendix「Local Fuel Failure and Damage Propagation」が添えてある。

報告書

高速実験炉フランスチェック第2回派遣団および駐在員出張報告書

石川 寛*; 川口 修*; 阿部 康弘*; 井上 晃次*; 尾尻 洋介*

PNC TN241 68-24, 459 Pages, 1969/03

PNC-TN241-68-24.pdf:13.51MB

高速実験炉の第2次概念設計に関し、その設計および安全性の検討評価をフランス原子力公社CEAに依頼した。第1回派遣団出張報告書はすでに発表されている。この報告書は昭和43年10月から昭和44年1月下旬までサクレー研究所に長期駐在していた2名の報告と、昭和44年1月下旬にサクレー研究所で開かれた第2回会議の綜合報告である。CEAからのコメントおよび日本側から提出した質問に対するCEAの回答を項目別に整理してまとめ、実験炉の設計に十分反映されるよう考慮した。CEAの最終報告書は、この報告書より後に提出される予定である。実験炉設計全般に対するCEAの意見は下記の3点である。 (1)実験炉はできるだけ単純な設計にして建設すること。(2)次の原型炉(あるいはさらに大型炉)に必要な技術を開発することを十分考慮すること。(3)大型炉における燃料の高燃焼度達成に必要な照射施設として役立つこと。(FBR-MEMO-0028)

口頭

イオンビームを利用した光デバイス作製技術の研究開発

三浦 健太*; Umenyi, A. V.*; 花泉 修*; 佐藤 隆博; 石井 保行; 大久保 猛; 山崎 明義; 江夏 昌志; 横山 彰人; 加田 渉; et al.

no journal, , 

TIARAでのイオンビーム照射技術を、光スイッチや発光素子などの光デバイスの作製に応用する研究を行っている。この研究の中で、今回は応用波長帯の拡大を目標に、GeイオンをSiO$$_2$$基板に注入した試料を作製し、その発光特性の評価を行ったので、これらの成果を発表する。具体的には、初めに、SiO$$_2$$基板へのGeイオン注入は、400kVイオン注入装置を用い、照射エネルギー350keV,照射量1$$times$$10$$^{17}$$ions/cm$$^2$$とし、室温で行った。次に、4つの試料を窒素雰囲気中で600$$^circ$$C, 700$$^circ$$C, 800$$^circ$$C, 900$$^circ$$Cでアニールした後、さらに大気中でアニール(800$$^circ$$C)を行った。最後に、フォトルミネッセンス(PL)スペクトの励起光源としてHe-Cdレーザ(波長325nm)を使用し、モノクロメータ及びCCD検出器(-80$$^circ$$Cに電子冷却)を用いて測定を行った。PLスペクトルの測定結果、窒素中で600$$^circ$$C, 700$$^circ$$C, 800$$^circ$$Cのアニールを行った試料からは、波長400nm付近に発光ピークが確認できた。これらはGeナノ結晶による発光と考えられる。その中で、800$$^circ$$Cでアニールした試料のみ、波長500nm付近の発光バンドも確認でき、さらにアニール温度を900$$^circ$$Cに上げると、波長500nm付近にピークを持つブロードな発光スペクトルが観測された。この発光バンドとGeナノ結晶との関連性は現在調査中であるが、アニール温度によって発光波長帯を制御できる可能性があり、さまざまな色の可視発光デバイスへの応用が期待できる。

口頭

A SNARE protein expressed in vascular tissue affects symbiotic nitrogen fixation in Lotus japonicus nodules

箱山 雅生*; 多井 諒*; 弭間 和哉*; 須賀 江里*; 足達 由佳*; 小林 麻由美*; 赤井 理恵*; 佐藤 修正*; 深井 英吾*; 田畑 哲之*; et al.

no journal, , 

Rhizobial symbiotic nitrogen fixation in root nodules is regulated by the host legume genes. Fix- mutants that exhibit lower or no nitrogen-fixation activity are useful to identify host plant genes required for symbiotic nitrogen fixation. Here, we show a Lotus japonicus novel Fix- mutant defective of a SNARE protein. The mutant formed nodules that displayed lower nitrogen fixation activity, and the growth of the host plant was retarded. Exogenous combined nitrogen almost recovered the growth of the mutant. Numbers of nodules formed on the mutant were similar to those on the wild-type plant. However, the mutant nodules were smaller and showed early senescence. The causal gene was identified by map-based cloning, and the predicted protein was appeared to be homologous to one of SNARE proteins found in Arabidopsis thaliana. The responsible gene was expressed ubiquitously in shoot, roots and nodules. In roots and nodules, the transcripts were detected in vascular bundles. These results indicated that a SNARE protein expressed in vascular tissues is required for nitrogen fixation activity of rhizobia in nodules.

口頭

イオンビームによる光機能素子の作製

三浦 健太*; 菊地 秀輔*; 桐生 弘武*; 稲田 和紀*; 小澤 優介*; 花泉 修*; 山本 春也; 杉本 雅樹; 吉川 正人; 川口 和弘; et al.

no journal, , 

イオンビーム照射による発光デバイス及び光スイッチ等の光機能素子の形成技術の開発を行った。発光デバイスの開発では、これまでの成果からSiO$$_2$$部材にSi$$^+$$の注入と、その後の1200$$^circ$$C前後でのアニールにより青色発光することを見いだしており、本研究ではこの部材を用いてより低温のアニールで発光する部材の開発を目指した。Si$$^+$$とC$$^+$$の注入、及び大気中での700$$^circ$$C、25分間のアニールを行うことで、可視領域での発光を観測できた。さらに、Si$$^+$$及びC$$^+$$の注入量の比によって、発光ピーク波長がシフトすることも確認し、発光色を制御できる可能性も示した。一方、光スイッチの開発では、波長1.55$$mu$$m帯のマッハツェンダー(Mach-Zehnder: MZ)型光スイッチの実現を目指し、PMMAにプロトンビーム描画(Proton Beam Writing: PBW)技術で光導波路を描画することでMZ型導波路の製作を試みた。試料として、Si基板上に下部クラッド層のSiO$$_2$$膜(15$$mu$$m)及び光導波路製作層のPMMA膜(8$$mu$$m)を製作した。これに1.7MeV、1$$mu$$m$$phi$$のH$$^+$$ビームを用いてPBWにより8$$mu$$m幅の左右対称に対向したY分岐型の導波路を描画し、さらに、上部クラッド層としてこの照射後の試料にPMMAを10$$mu$$m厚で成膜した。製作した導波路に対して波長1.55$$mu$$mの光を通した結果、出射光が一つであることを確認し、MZ型光導波路として光波の分岐及び合流が行えることを示した。

口頭

Photoluminescence properties of light-emitting SiO$$_{2}$$ substrates implanted with Si and C ions

稲田 和紀*; 河嶋 亮広*; 狩野 圭佑*; 野口 克也*; 三浦 健太*; 花泉 修*; 山本 春也; 川口 和弘*; 吉川 正人

no journal, , 

これまでにシリコン(Si)イオン注入により青色発光する溶融石英板(SiO$$_{2}$$)に炭素(C)をイオン注入することより、より長波長側の可視光域で発光が起こることを見いだした。そこで、Siイオン及びCイオンの注入量比の異なる試料を作製し、それらの発光ピーク波長について系統的に調べた。石英板へのイオン注入には、150keV Si(注入量: $$sim$$5.0$$times$$10$$^{16}$$ ions/cm$$^{2}$$), 75keV C(注入量: $$sim$$3.0$$times$$10$$^{16}$$ions/cm$$^{2}$$)の条件で試料にイオン注入を行い、1000$$^{circ}$$Cのアニール処理後にHe-Cd laser ($$lambda$$=325nm)によるホトルミネッセンス測定を行った。その結果、発光ピーク波長は、Si注入量に対するC注入量の比が増加すると短波長側にシフトする傾向を示した。Si及びCの注入量の比を制御することにより、発光波長を制御できる可能性があることが示された。

口頭

Fabrication and evaluation of light-emitting SiO$$_{2}$$ substrates implanted with Ge ions

品川 晃祥*; Umenyi, A. V.*; 菊地 秀輔*; 相場 瑞基*; 稲田 和紀*; 三浦 健太*; 花泉 修*; 山本 春也; 川口 和弘; 吉川 正人

no journal, , 

Geをイオン注入したSiO$$_{2}$$基板は、紫外から青色のフォトルミネッセンスを示すことが知られている。そこで本研究では、Geをイオン注入したSiO$$_{2}$$基板をもとに新たな2次元フォトニック結晶導波路及びこれを組合せた発光素子の開発を進めている。原子力機構・TIARA施設の400kVイオン注入装置を用い、照射エネルギー:350keV,照射量:1$$times$$10$$^{17}$$ions/cm$$^{2}$$の条件下でSiO$$_{2}$$基板にGeイオンを注入し、窒素中で熱処理($$sim$$900$$^{circ}$$C)を行うとともに励起光源としてHe-Cdレーザ(波長325nm)を使用したフォトルミネッセンススペクトルを測定した。その結果、Ge波長400nm付近をピークとする紫外発光ピークが観測され、熱処理温度が高くなるに従いそのピーク強度は増加する傾向にあることを見いだした。これより光を伝播するコア領域の大きな2次元フォトニック結晶導波路の作製が可能であることがわかった。

口頭

Fabrication and evaluation of light-emitting SiO$$_{2}$$ substrate co-implanted with Si and C ions

菊地 秀輔*; Umenyi, A. V.*; 稲田 和紀*; 河嶋 亮広*; 野口 克也*; 佐々木 友之*; 三浦 健太*; 花泉 修*; 山本 春也; 川口 和弘; et al.

no journal, , 

これまでに、Siイオンを注入した溶融石英板(SiO$$_{2}$$)が、1150$$sim$$1250$$^{circ}$$Cのアニールによって青色発光(発光ピーク波長400nm)を示すことを初めて見いだし、特に1200$$^{circ}$$Cのアニール後にその発光ピーク強度が最大になることを実証している。しかし、1200$$^{circ}$$C前後でのアニールは非常に高温で、実際の応用を考えた場合、熱に弱い部材との集積化が難しくなり、この材料を適用できる応用デバイスの範囲が制限されてしまう。そこで今回は、より低温のアニールでも発光するSiO$$_{2}$$基板の開発を目指し、Siイオンに加えてCイオンを注入して発光特性の評価を行った。その結果、700$$^{circ}$$Cという比較的低温のアニールによっても、可視域の発光が観測できることを確認した。また、Siイオン及びCイオンの照射量の比によって、発光ピーク波長がシフトすることも確認できた。波長650nm付近の発光ピークは、Siイオン照射により発現するものと思われ、一方で波長450nm付近の発光ピークは、Cイオン照射によるものと考えられ、Siイオン及びCイオンの照射量の比によって、発光波長を制御できる可能性があることが示された。

15 件中 1件目~15件目を表示
  • 1