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成沢 雅紀*; 下尾 聰夫*; 岡村 清人*; 杉本 雅樹; 瀬口 忠男
Fine Ceramic Fibers, p.207 - 229, 1999/00
高耐熱性複合材の強化繊維として最も期待されているセラミックファイバーは、前駆体ポリマーの溶融紡糸、不融化、焼成の工程で製造される。この不融化工程に放射線照射を応用することで、低酸素かつ高耐熱性のSiC繊維が合成可能であることが明らかになっている。本稿では、前駆体ポリマーからセラミックの繊維の合成過程の反応機構について解説し、放射線不融化を用いた際の反応機構及び得られるSiC繊維の特性について述べた。
成沢 正木*; 北野 修平*; 岡村 清人*; 杉本 雅樹; 瀬口 忠男; 伊藤 正義*
Progress in Advanced Materials and Mechanics (Proc. of ICAM-96), 0, p.121 - 125, 1996/00
10~20%ポリビニルシランを混合したポリカルボシランを紡糸して、放射線照射で不融化処理し、炭化ケイ素繊維を合成した。ポリビニルシランを混合することにより、細径の繊維を合成できた。
成沢 雅紀*; 下田 学*; 杉本 雅樹*; 岡村 清人*; 瀬口 忠男
Advanced Materials '93; Ceramics, Powders, Corrosion and Advanced Processing, p.827 - 830, 1994/00
セラミック繊維の原料高分子であるポリカルボシラン(PCS)及びポリシラザン(PSZ)を高温で焼成し、セラミック化の反応過程をESRで解析した。有機物からセラミックへの転換過程でフリーラジカルが生成され、その濃度は反応速度に比例して大きくなった。このラジカル生成から反応過程を追跡した。
曽根 和穂; 大塚 英男; 阿部 哲也; 山田 礼司; 小原 建治郎; 成沢 忠*; 塚越 修*; 佐竹 徹*; 小宮 宗治*
真空, 20(4), p.136 - 141, 1977/04
室温におけるモリブデンのスパッタリング収率をオージェ電子分光法を用いて測定した。イオンビームは0.1~6keVのプロトンである。この方法は10atoms/ion程度の微小なスパッタリング収率を測定するには有力な方法である。また熱分解黒鉛のスパッタリング収率を測定するには有力な方法である。また熱分解黒鉛のスパッタリング収率を上記エネルギー範囲のプロトンについて、物理的スパッタリング収率と化学的スパッタリング収率を分けて測定することに成功した。また本論文は昨年11月26日学振141委員会の研究会および、11月27日真空に関する連合講演会において講演した内容をまとめたものである。
塚越 修*; 成沢 忠*; 水野 正保*; 曽根 和穂; 大塚 英男; 小宮 宗治*
JAERI-M 6331, 38 Pages, 1975/12
真空壁の表面現象の研究のための実験装置の設計を行った。本装置のイオン源およびビーム輸送系は、0.1~6keVのエネルギー範囲のイオンビームで固体ターゲットの表面を衝撃できるように設計されている。本報告では実験の測定系として使われる測定器の組み合わせおよび真空チェンバー内でのこれらの相互の位置関係について、詳細な図面を示しながら説明を加える。またイオン自身の空間電荷効果が無視できない低エネルギー領域でのイオンビームの輸送系の設計に関する基本的な考え方を説明する。