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伊奈川 潤; 北辻 章浩; 音部 治幹; 中田 正美; 高野 公秀; 秋江 拓志; 清水 修; 小室 迪泰; 大浦 博文*; 永井 勲*; et al.
JAEA-Technology 2021-001, 144 Pages, 2021/08
プルトニウム研究1棟では、施設廃止措置計画に従い管理区域解除に向けた準備作業を進めており、その一環として実施した施設内に貯蔵する全ての核燃料物質の搬出を、令和2年12月のプルトニウム等核燃料物質のBECKYへの運搬をもって完了させた。今後計画されている他施設の廃止措置に活かすため、一連の作業についてまとめ記録することとした。本報告書では、運搬準備から実際の運搬作業の段階まで、核燃料物質使用許可の変更申請のための保管室の臨界評価、運搬容器の新規製作と事業所登録、運搬計画の立案・準備作業及び運搬作業等に項目立てして詳細を記録した。
森田 浩介*; 森本 幸司*; 加治 大哉*; 羽場 宏光*; 大関 和貴*; 工藤 祐生*; 住田 貴之*; 若林 泰生*; 米田 晃*; 田中 謙伍*; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 81(10), p.103201_1 - 103201_4, 2012/10
被引用回数:167 パーセンタイル:97.31(Physics, Multidisciplinary)113番元素である113をBi標的にZnビームを照射する実験により合成した。観測したのは6連鎖の崩壊で、そのうち連鎖の5番目と6番目は既知であるDb及びLrの崩壊エネルギーと崩壊時間と非常によく一致した。この意味するところは、その連鎖を構成する核種が113, Rg (Z=111), Mt (Z=109), Bh (Z=107), Db (Z=105)及びLr (Z=103)であることを示している。本結果と2004年, 2007年に報告した結果と併せて、113番元素である113を曖昧さなく生成・同定したことを強く結論付ける結果となった。
Biswas, K. K.*; 大浦 千春*; 樋口 可南子*; 宮崎 裕士*; Nguyen, V. V.*; Rahman, A.*; 内宮 博文*; 清末 知宏*; 小柴 共一*; 田中 淳; et al.
Plant Physiology, 145(3), p.773 - 785, 2007/11
被引用回数:38 パーセンタイル:65.96(Plant Sciences)植物ホルモンオーキシンに対する新しい変異体を分離するため、アンチオーキシンとして知られるPCIBを用いて根の伸長を指標にスクリーニングを行った。量子ビーム等を利用して11系統の変異体が得られた。遺伝学的なマッピングにより、これらはやといったこれまで知られているオーキシン関連の遺伝子座を含め少なくとも5つの独立した遺伝子座に存在することが明らかになった。と名付けた, 及びは根の伸長試験で2,4-ジクロロフェノキシ酢酸にも抵抗性があることがわかった。のポジショナルクローニングにより、遺伝子がDUF298というこれまでオーキシンとの関連性が知られていなかった機能不明のドメインを持つタンパク質を暗号化していることが明らかになった。またこのタンパク質は核局在シグナルと思われる配列を持ち、DUF298ドメインを介してdefective in cullin neddylation 1(DCN-1)というタンパク質と相同性を有していた。さらに、本研究の結果は、PCIBがオーキシンやオーキシンに関連する因子の同定に有効であることを示している。
Rahman, A.*; 中曽根 光*; Chhun, T.*; 大浦 千春*; Biswas, K. K.*; 内宮 博文*; 鶴見 誠二*; Baskin, T. I.*; 田中 淳; 大野 豊
Plant Journal, 47(5), p.788 - 801, 2006/09
被引用回数:33 パーセンタイル:59.75(Plant Sciences)2,4-Dは、IAAの化学的アナログで、オーキシンとして投与し植物の生長を制御する際に広く使用されており、IAAと共通した応答経路で作用すると考えられている。本論文では、2,4-Dに対して感受性が低下しているがIAAに対しては野生型と同様の感受性を示す変異体であるアンチオーキシン耐性変異体()について報告する。の2,4-D応答変化の特異性は、, などのマーカー遺伝子の発現や遺伝子のリアルタイムPCR法などにより確認された。2系統の変異遺伝子座を調べたところ、両者とも複数の遺伝子にまたがるゲノムDNAの欠失が起こっていた。そこで、相補試験、及びRNAi形質転換体の解析を行い、欠失領域に存在する単一の遺伝子が2,4-D応答変化に関与していることを証明した。この遺伝子は、機能未知のタンパク質をコードする遺伝子(:)で動植物には存在するが、菌類や原核生物には報告がないものであった。本研究により、SMAP1は2,4-D応答の調節因子であること、2,4-DとIAAに対する応答反応は部分的に異なる経路で引き起こされることが示唆された。
大野 豊; 大浦 千春*; Rahman, A.; Aspuria, E. T.; 林 謙一郎*; 田中 淳; 内宮 博文*
Plant Physiology, 133(3), p.1135 - 1147, 2003/11
被引用回数:132 パーセンタイル:92.51(Plant Sciences)PCIB (パラクロロイソ酪酸)はアンチオーキシンとして知られ、オーキシンの作用を阻害する目的で広く使われている。しかし、その阻害作用の分子メカニズムは十分に明らかにされていない。本研究ではPCIBがIAA, 2,4-D及びNAAによるBA-GUS遺伝子の発現誘導を阻害されることを示した。さらにRNAハイブリダイゼーションやRT-PCRの結果からPCIB はオーキシンによる遺伝子の発現も抑制することが示された。また、HS::AXR3-GUS形質転換体おけるGUS活性はオーキシンによるAXR3-GUS融合タンパク質の分解促進のためオーキシン添加で阻害されるが、PCIBはオーキシンとは逆にGUS活性を増強させることが明らかとなった。一方、シロイヌナズナ根におけるPCIBの生理的影響を調べたところ、PCIBはIAAによる側根誘導を阻害し、主根の生長や重力に対する反応も阻害することが明らかとなった。以上の結果から、PCIBは、Aux/IAAの安定性によって制御されているオーキシン情報伝達系を阻害し、オーキシンによる植物の生長制御に影響を及ぼすことが示唆された。
Aspuria, E. T.; 大浦 千春*; Chen, Q.*; 内宮 博文; 大野 豊
Plant Cell Reports, 21(1), p.52 - 57, 2002/07
被引用回数:7 パーセンタイル:17.49(Plant Sciences)オーキシンによる遺伝子発現誘導をモニターする系の改良型を作成する目的で、オーキシン誘導性プロモーターに発光クラゲの発光タンパク質(GFP)遺伝子を連結しシロイヌナズナへ導入した。得られた形質転換体を100nM以上のオーキシンで処理すると、24時間後に根端の伸長帯にオーキシン特異的なGFPの発現がみられた。GFPの発現は蛍光実体顕微鏡で観察でき、プラスチックシャーレを使い無菌状態で育成した個体でも、シャーレの蓋を取ることなく無菌状態のままGFPの発現の有無を判定できた。本システムは新規オーキシン関連変異体を分離するうえで有用であると思われる。
大野 豊; 大浦 千春*; 内宮 博文
Annals of Botany, 89(1), p.77 - 82, 2002/01
被引用回数:10 パーセンタイル:24.49(Plant Sciences)シロイヌナズナの半優性変異であるは、元来光形態形成変異として分離されたものであるが、オーキシンに対する反応にも異常が見られる。最近研究により遺伝子はオーキシン初期誘導遺伝子群()の一つである遺伝子と同一であることが明らかにされた。AUX/IAAタンパク質はARFと結合することが知られているので、iaa3/shy2-1D変異体におけるオーキシン初期誘導遺伝子の発現を調べてみた。RNAハイブリダイゼーションの結果、変異体において、オーキシン初期誘導遺伝子の発現はオーキシンによって増加はするものの、その量は野生型に比べ非常に減少していることが明らかとなった。GUSを用いた組織化学的解析では、変異体では、根端におけるオーキシンによるGUSの誘導は観られなかった。一方、GUSの異所的発現が胚軸や子葉柄,根の維管束組織において、オーキシンを与えない状態で観察された。これらの結果からはオーキシン初期応答遺伝子の発現に関して、正負の両方の方向に機能することが推定された。
大浦 千春*; Aspuria, E. T.; 大野 豊; 長谷 純宏; 小林 泰彦; 内宮 博文
JAERI-Review 2001-039, TIARA Annual Report 2000, p.67 - 69, 2001/11
アンチオーキシンはオーキシンと類似の構造をもちそれ自身はオーキシン活性を持たないが、オーキシンの受容体との結合を競争的に阻害するものと考えられている。アンチオーキシンを利用することにより、オーキシンの受容に焦点を絞った変異体の探索を行えると考えられる。そこでまずアンチオーキシンのシロイヌナズナの根に対する生理作用を調べた。その結果アンチオーキシンは、オーキシンによる側根形成や遺伝子発現誘導を阻害したが単独でも根の伸張を阻害する生理活性をもつことが明らかとなった。次に、アンチオーキシンの作用機構に関する知見を得るために、イオンビームをシロイヌナズナ種子に照射し、突然変異体を得ることを試みた。約6万個の種子をスクリーニングした結果PCIB耐性株#183が得られた。この突然変異株の生理学的特性を検討したところ、胚軸伸張や側根形成などに異常がみられ、多くのオーキシン関連の変異体と同じような多面的な形態異常が認められた。
Liu, J.; 大浦 千春*; Aspuria, E. T.; 大野 豊; 内宮 博文
Chinese Science Bulletin, 46(19), p.1642 - 1645, 2001/10
被引用回数:1 パーセンタイル:1.82(Multidisciplinary Sciences)食物試料中のRNAのおおよその定量にはノーザン法やハイブリダイゼーション法などが用いられる。本研究ではより正確にシロイヌナズナにおける遺伝子群のmRNAを定量するために、SYBR Green Iと特異的プライマーを用いたリアルタイムRT-PCR法を検討した。その結果、100コピーから100万コピーmRNAに対し、標準誤差15%以下の直線的な検量線を得ることができた。モデル実験としてさまざまな化学物質や温度で処理したシロイヌナズナにおける5種のAUX/IAA遺伝子の発現量を解析した。本法は植物中のmRNAをナノグラムオーダーで定量できるもっとも高感度で簡便な方法である。