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古株 弘樹*; Yoon, S.*; Lee, H.*; 中嶋 薫*; 松田 誠; 左高 正雄*; 辻本 将彦*; Toulemonde, M.*; 木村 健二*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 460, p.34 - 37, 2019/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Instruments & Instrumentation)Gold and platinum nanoparticles of few-nm size were deposited on amorphous silicon nitride (a-SiN) films. These samples were irradiated with 380 MeV Au ions at grazing incident angles (=2-5) to a fluence of ~110 ions/cm. The irradiated samples were observed using transmission electron microscopy (TEM). Ion tracks were clearly observed as long bright lines. Nanoparticles were found to be desorbed from long and narrow regions along the ion tracks. The surface temperature at the thermal spike produced by the ion impact was evaluated from the observed nanoparticle desorption. The observed temperature distribution is qualitatively explained by a one-dimensional two temperature model (1D-TTM) although there are some discrepancies which may be attributed to the surface effects which are not taken into account in 1D-TTM.
馬場 祐治; 山本 博之; 佐々木 貞吉
Physical Review B, 48(15), p.10972 - 10977, 1993/10
被引用回数:25 パーセンタイル:77.18(Materials Science, Multidisciplinary)X線吸収端微細構造法(XANES法)により、非化学量論組成をもつSiO(0x2)およびSiN(0x4/3)の伝導帯を構成する非占有軌道の電子構造解析を行った。SiOではSi 2p吸収端のXANESスペクトルはx≧0.2においてSiOに類似しており、O 1s吸収端のスペクトル構造はxの値に存在しない。このことからSiO層はシリコンに4個の酸素が配位したSiO層とSi層がアイランド構造をとり、その伝導帯は主としてSiOの軌道成分から成り立つことがわかった。一方、SiNではSi 2p3s(a)共鳴吸収ピークは、xの増加により、徐々に高エネルギー側にシフトするとともに、x1.0においてN 1s吸収端領域にN 1sから原子状のN 2p軌道への遷移(ダングリングボードに相当)による鋭い共鳴吸収が認められた。これらの事実よりSiNではシリコンに窒素原子がランダムに配位する構造をとることが明らかとなった。
馬場 祐治; 山本 博之; 佐々木 貞吉
表面科学, 14(5), p.260 - 264, 1993/00
非化学量論組成をもつSiO(0≦x≦2)及びSiN(0≦x≦4/3)の伝導帯領域の電子構造を、放射光をプローブとするX線吸収端微細構造法(XANES)により調べた。SiOではSi2P吸収端近傍のXANESスペクトルはSiOに類似した構造を示し、中間組成をもつSiO等による共鳴吸収ピークは認められなかった。これはSiO層がSi及びSiOのislandの混合層から成り、その伝導帯はSiOの軌道成分から構成されていることを示唆している。一方、SiNのSi2P領域のXANESスペクトルは、xの値により漸次変化する。またx1.0においてNIS吸収端のXANESスペクトルには窒素原子のダングリングボンドに起因する鋭い吸収が観測された。これらのことからSiN層はSiO層と異なり、Si原子にN原子がランダムに配位する構造をとることが明らかとなった。
大野 英雄; 片野 吉男
Materials Science Forum, 47, p.215 - 227, 1991/01
本論文はSiN関連セラミックスの誘電損失ならびに電気電導度など電気特性に関する総合的なまとめを行ったものである。SiN系セラミックスの誘電損失は、粒界に存在するAl、Fe、Na、Clなどのイオン性不純物に大きく左右され、これらの不純物の存在しないCVD-SiNは、低温領域においてSiOと同程度の低い値を有する。ホットプレス法で作成した窒化珪素の電気特性の改善には、高温電解法あるいは高温酸化法が有効であり、これらにより誘電損失は大巾に改善される。
佐藤 光彦*; 岡村 清人*; 河西 俊一; 瀬口 忠男
Proceedings MRS, 6 Pages, 1988/00
Si-O-NおよびSi-N繊維はポリカルボシラン繊維をNHガス中で1300~1500Cで焼成して得られる。この高温における焼成のため、ポリカルボシラン繊維は不融化の前処理を必要とする。この前処理として160C1時間の熱酸化を行った時はSi-O-N繊維が得られ、また真空中で5~15kGyの電子線照射処理を施した時にはSi-N繊維が得られることがわかった。
元井 操一郎*; 佐藤 好毅
窯業協会誌, 84(973), p.454 - 455, 1976/09
高温ガス炉等に使用されるSiNは通常と相とからなるが、鉄が微量存在すると相のみ出現する。そこでメスバウアー効果によって両相における鉄の状態および結晶構造を調べることを試みた。本報は相について得られた結果の速報である。スペクトルは3本からなり、これらは2つの二重項に分離される。いづれもSiを置換したFeイオンによるもので、2種の異なる幾何学的配置を持ったSiNグループが存在すること、1つのグループではSi-N結合にかなり強い共有性が認められることなどが結論される。なお、試料を数ヶ月放置すると相に特有なスペクトルは完全に消滅する。かような顕著な時効も線照射を行った試料では欠出されない。これは鉄イオンが集合してその相互間及び周囲との間に特殊な相互作用が現れるためと解釈される。