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論文

Quest for the high-filed phase of CdCr$$_2$$O$$_4$$ using an X-ray diffraction technique

稲見 俊哉; 大和田 謙二; 坪田 雅己; 村田 悠人*; 松田 康弘*; 野尻 浩之*; 植田 浩明*; 村上 洋一*

Journal of Physics; Conference Series, 51, p.502 - 505, 2006/00

 被引用回数:12 パーセンタイル:3.16

幾何学的フラストレーションのある立方晶スピネルCdCr$$_2$$O$$_4$$の31Tまでのパルス強磁場下単結晶X線回折実験を行った。この化合物は8Kで反強磁性秩序を示すと同時に正方晶への構造変化を起こし、これにより部分的にフラストレーションを解消する。28T以上で飽和磁化の半分の磁化を示す磁化プラトー相が実現し、ここでは、磁気構造に対応して結晶構造が菱面体晶か立方晶になると予想されている。この28Tでの構造変化を観測するためにSPring-8のBL22XUでX線回折実験を実行した。広大な逆空間で何処に現れるかわからない鋭いBraggピークを探すのは簡単な仕事ではない。われわれはこの目的に2次元検出器が有用であることを見いだした。X線シャッターとチョッパーで生成した短いX線パルスと磁場を同期させることにより、高磁場相の逆空間のみを観測した。これによりCdCr$$_2$$O$$_4$$の28Tでの磁場誘起構造変化を観測することに成功した。

論文

Measurement of the Thermal Neutron Capture Cross Section and the Resonance Integral of the$$^{109}$$Ag(n,$$gamma$$)$$^{110m}$$Ag Reaction

中村 詔司; 和田 浩明; Shcherbakov, O.; 古高 和禎; 原田 秀郎; 加藤 敏郎

Journal of Nuclear Science and Technology, 40(3), p.119 - 124, 2003/03

 被引用回数:6 パーセンタイル:54.05(Nuclear Science & Technology)

長期照射のための中性子束モニタを開発するために、109Ag(n,$$gamma$$)110mAg反応の熱中性子吸収断面積($$sigma$$0)及び共鳴積分(I0)を放射化法にて測定した。高純度の銀箔を、立教大原子炉にてCd遮蔽管を用いない場合と用いた場合とで照射した。中性子束と熱外中性子指数をモニタするために、銀箔と一緒にCo/Al及びAu/Al合金線を照射した。高純度Ge検出器を用いて、照射済み試料からの$$gamma$$線を測定した。109Ag(n,$$gamma$$)110mAg反応の$$sigma$$0及びI0は、それぞれ4.12$$pm$$0.09(b)、67.9$$pm$$3.1(b)と求められた。$$sigma$$0は評価値4.7$$pm$$0.2(b)より12%小さく、I0は評価値72.3$$pm$$4.0(b)と誤差の範囲で一致した。

論文

Measurement of the Thermal Neutron Capture Cross Section and the Resonance Integral of the $$^{90}$$Sr(n,$$gamma$$)$$^{91}$$Sr Reaction

中村 詔司; 古高 和禎; 和田 浩明; 原田 秀郎; 加藤 敏郎

Journal of Nuclear Science and Technology, 38(12), p.1029 - 1034, 2002/00

放射性廃棄物の核変換研究に必要な基礎データを得るために、90Sr(n,$$gamma$$)91Sr反応の熱中性子吸収断面積及び共鳴積分を放射化法にて測定した。3.7$$times$$105(Bq)の90Srを含むSrCl2ターゲットを京都大学原子炉の水圧輸送管にて10時間照射した。ターゲット位置での中性子束をモニターするために、2種類のモニター線、Co/Al及びAu/Al合金線をターゲットと一緒に照射した。共鳴積分を求めるためにカドミウム遮蔽管を用いた照射を10時間行った。照射後、試料を化学処理することにより、測定時に強大なバックグラウンドを生じる24Naを除去した。高純度Ge検出器を用いて照射済みターゲットとモニター線からのガンマ線を測定した。熱中性子吸収断面積と共鳴積分は、それぞれ10.1$$pm$$1.3(mb)、104$$pm$$16(mb)と得られた。

論文

Measurement of Thermal Neutron Capture Cross Section and Resonance Integral of $$^{90}$$Sr and $$^{166m}$$Ho

中村 詔司; 古高 和禎; 和田 浩明; 加藤 敏郎; 原田 秀郎; 馬場 務

Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.258 - 261, 2002/00

放射性廃棄物の核変換に必要な基礎データを得るために、90Sr(n,$$gamma$$)91Sr反応及び166mHo(n,$$gamma$$)167Ho反応の熱中性子吸収断面積($$sigma$$0)及び共鳴積分(I0)を放射化法にて測定した。3.7$$times$$105Bqの90Srを含むSrCl2ターゲット京都大学原子炉実験所(KUR)の水圧輸送管にて10時間照射した。また、0.1mgのnatHo箔をKURの炉心内で長期照射し、165Ho(n,$$gamma$$)166mHo反応により166mHOを生成させた。さらに、長期照射済みHo箔を圧気輸送管にて短時間照射した。水圧輸送管及び圧気輸送管照射における照射位置での中性子束をAu/Al及びCo/Al合金線をSr及びHoターゲットと一緒に照射した。照射済みターゲット試料及び合金線からの$$gamma$$線を高純度Ge検出器にて測定した。ターゲット量、中性子束情報及び生成放射能から$$sigma$$0とI0を求めた。実験・解析手法とともに、得られた

論文

Measurement of Neutron Capture Cross Sections for Radioactive Nucleus

原田 秀郎; 古高 和禎; 中村 詔司; 加藤 敏郎; 和田 浩明

KURRI Progress Report 1999, P. 38, 2001/09

本報告では、核変換技術開発の基盤データとして重要な長寿命FP核種の熱中性子吸収断面積に関する実験研究を報告する。本年度は、Tc-99, Cs-137の中性子吸収断面積の信頼性を高めるための実験を実施した。得られた核データの一部は、解析中である。本研究は、先進リサイクル研究開発の枠組みの中で核変換技術開発のために必要となる核断面積ライブラリーを整備するために実施されているものである。本報告は、京大原子炉実験所の共同利用報告として発表するものである。

論文

Measurement of resonance integral of the $$^{90}$$Sr(n,$$gamma$$) $$^{91}$$Sr reaction

中村 詔司; 古高 和禎; 原田 秀郎; 加藤 敏郎; 和田 浩明

JAERI-Conf 2001-006, p.126 - 130, 2001/03

放射性廃棄物の核変換研究に必要な基礎データを得るために、90Sr(n,$$gamma$$)91Sr反応の共鳴積分(I0)を放射化法で測定した。3.7$$times$$105(Bq)の90Srを含むSrCl2ターゲットを京都大学原子炉実験所の水圧輸送管にて10時間照射した。ターゲット位置での熱中性子束と熱外中性子成分(Westcott指数)を得るために、2種類のモニタ線、Co/Al及びAu/Al合金線をターゲットと一緒に照射した。共鳴積分を求めるためにカドミウム遮蔽管を用いた照射を10時間行った。高純度Ge検出器を用いて照射済みターゲットとモニタからのガンマ線を測定した。今回得られた熱中性子断面積と共鳴積分の結果とともに、過去の報告値との検討を報告する。

論文

MEASUREMENT OF THE THERMAL NEUTRON CAPTURE CROSS SECTION AND THE RESONANCE INTEGRAL OF THE 109Ag(n,$$gamma$$)110mAg REACTION

中村 詔司; 和田 浩明; 古高 和禎; 原田 秀郎; 加藤 敏郎

JAERI-Conf 2001-006, p.131 - 135, 2001/03

中期中性子照射における複数放射化法による中性子束モニタの開発のために、109Ag(n,$$gamma$$)110mAg反応の熱中性子吸収断面積($$sigma$$0)及び共鳴積分値(I0)の測定を行った。高純度Ag箔をターゲットとして用いて立教大原子炉にて照射した。109Ag(n,$$gamma$$)110mAg反応により生じた110mAgからの$$gamma$$線を測定することによりその反応率を求めた。また、Agターゲットと一緒にAu/Al及びCo/Al合金線を照射し、ターゲット位置での中性子束をモニタした。Agの反応率と中性子束の情報から109Ag(n,$$gamma$$)110mAg反応の熱中性子吸収断面積及び共鳴積分を求め、それぞれ$$sigma$$0=4.13$$pm$$0.07(b)、I0=69.2$$pm$$1.4(b)を得た。我々の$$sigma$$0の値は、評価値より14%小さい結果となったが、I0は誤差の範囲で一致した。

論文

Production of the Isomeric State of $$^{138}$$Cs in the Thermal Neutron Capture Reaction $$^{137}$$Cs(n,$$gamma$$)$$^{138}$$Cs

和田 浩明; 原田 秀郎; 中村 詔司; 古高 和禎; 加藤 敏郎

Journal of Nuclear Science and Technology, 37(10), p.827 - 831, 2000/10

放射性核種137Csの熱中性子吸収断面積の高精度なデータを得るため、137Cs(n,$$gamma$$)138Cs反応から138Csアイソマーが生成される確率を測定した。照射試料は約0.37MBqの137Csを使い、照射実験は京都大学原子炉実験所で行った。得られた結果は、138Csアイソマーの生成確率が75+-18%となり、Huizenga-Vandenbosch模擬による予測値(11$$sim$$34%)よりも大きな値となった。また、熱中性子吸収断面積は$$sigma$$0=0.27+-0.03bとなり、従来の138Csアイソマーの生成による寄与が含まれていない断面積よりも9+-2%大きな値となった。

報告書

電磁遷移確率の厳密解とFPアイソマー準位遷移確率に関する研究

和田 浩明

JNC-TN8400 2000-015, 37 Pages, 2000/03

JNC-TN8400-2000-015.pdf:0.8MB

本報告は、博士研究員として平成9年10月から平成12年3月までに行なった研究内容をまとめたものである。本報告は、大きく2つの内容に分かれている。すなわち、1つは、高エネルギー光による電磁遷移過程の遷移率の厳密解を求める研究である。2つめの研究は、137Cs(n,$$gamma$$)138Cs熱中性子吸収反応で138Csのアイソマー(138mCs)が生成される確率の測定である。1)最近の高エネルギービーム技術の発展により、高エネルギー光の研究に対する関心が高まっている。本研究では、高エネルギー光に対する電気的遷移(El遷移)厳密なものを使い、原子核の波動関数として調和振動子型波動関数を使った。2)放射性核種137Csの熱中性子吸収断面積を高精度化するため、137Cs(n,$$gamma$$)138Cs反応で138mCsが生成される確率を測定し、138mCs生成の寄与を含む断面積を求めた。138gCsと138mCsの両方の崩壊から放射される1436KeV$$gamma$$線の時間変化から、138gCsと138mCsが熱中性子吸収反応で生成される割合を求めた。その結果、138mCsが生成される確率は0.75+-0.18となった。この場合、138mCs生成が熱中性子吸収断面積に与える寄与はこれまでの実験値を9+-2%上方修正させ、熱中性子吸収断面積として$$sigma$$0=0.27+-0.03bが得られた。

論文

Measurement of thermal neutron capture cross section and resonance integral of the $$^{90}$$Sr(n,$$gamma$$)$$^{91}$$Sr reaction

中村 詔司; 古高 和禎; 原田 秀郎; 加藤 敏郎; 和田 浩明

INTERNATIONAL CONTERENCE ON NUCLEAR DATA FOR SCIENCE AND TECHNOLOGY, 0 Pages, 2000/00

放射性廃棄物の核変換研究に必要な基礎データを得るために、90Sr(n,$$gamma$$)91Sr反応の共鳴積分(I0)を放射化法で測定した。3.7$$times$$105(Bq)の90Srを含むSrCl2ターゲットを京都大学原子炉実験所の水圧輸送管にて10時間照射した。ターゲット位置での熱中性子束と熱外中性子成分(Westcott指数)を得るために、2種類のモニタ線、Co/Al合金線をターゲットと一緒に照射した。共鳴積分を求めるためにカドミウム遮蔽管を用いた照射を10時間行った。高純度Ge検出器を用いて照射済みターゲットとモニタからのガンマ線を測定した。今回得られた熱中性子断面積と共鳴積分の結果とともに、過去の報告値との検討を報告する。

論文

Measurement of Effective Neutron Capture Cross Section of 166mHo using Two Step Irradiation Technique

原田 秀郎; 古高 和禎; 中村 詔司; 加藤 敏郎; 和田 浩明

Journal of Nuclear Science and Technology, 37(9), p.821 - 823, 2000/00

 被引用回数:4 パーセンタイル:64.18(Nuclear Science & Technology)

本論文では、核変換技術開発の基盤データとして重要な長寿命FP核種の熱中性子吸収断面積に関する実験研究を報告する。これまで測定データの少ないHo-166m(半減期1200年)に対し、2段階照射法を適用した放射化法により熱中性子吸収断面積を得た。放射化法による測定データは、本測定が世界的にも初めてのものである。本結果をロシアの共鳴パラメータの測定から計算された核断面積値と比較した結果、それよりも3倍小さな値であることが判明した。本研究は、先進リサイクル研究開発の枠組みの中で核変換技術開発のために必要となる核断面積ライブラリーを整備するために実施されているものである。

論文

ガンマ線分光による核変換研究用中性子断面積の測定-137Cs(n,$$gamma$$)138Cs熱中性子吸収反応におけるアイソマー(138mCs)の生成率-

和田 浩明; 中村 詔司; 古高 和禎; 原田 秀郎; 加藤 敏郎

ガンマ線核分光と短寿命核のフロンティア(研究会報告書), , 

137Csの熱中性子吸収反応137Cs(n,$$gamma$$)138Csの断面積のより高精度なデータを得るため、138Csアイソマー準位の生成量の測定を平成11年9月より京都大学原子炉実験所で行った。予備的な解析によると、アイソマー準位が熱中性子反応で生成される割合は70+-20%となった。この値は、Huizenga-Vandenbosch模型による予測値(11$$sim$$34%)よりも大きい。本内容は平成11年12月9日に日本原子力研究所(東海研究所)で行われた「ガンマ線核分光と短寿命核のフロンティア」研究会で発表済みであり、本原稿は研究会報告書のためのものである。

口頭

パルス地場下X線回折によるCdCr$$_2$$O$$_4$$の磁化プラトー相の観測

稲見 俊哉; 大和田 謙二; 坪田 雅己; 松田 康弘*; 野尻 浩之*; 植田 浩明*

no journal, , 

CdCr$$_2$$O$$_4$$はCr$$^{3+}$$がパイロクロア格子を組むフラストレーション系で、$$T_{rm N}$$=8K以下で磁場を印加すると、28T以上で磁化が一定となる磁化プラトー相が現れる。この磁化プラトー相の安定化には格子歪みがかかわっていることが推測されており、それを確認するために、われわれが最近開発したパルス磁場下X線回折法を用いた。実験はSPring-8のBL22XUを用い、二次元検出器を用いた写真法により、磁化プラトー相のBragg反射を見つけることに成功した。実験結果は磁化プラトー相の440反射が分裂しておらず一本のピークであることを示しており、よって、立方晶$$P4_132$$型の格子歪みが起こっていると推測できる。

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