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佐久間 隆*; Makhsun*; 酒井 竜太郎*; Xianglian*; 高橋 東之*; Basar, K.*; 井川 直樹; Danilkin, S. A.*
AIP Conference Proceedings 1656, p.020002_1 - 020002_4, 2015/04
被引用回数:2 パーセンタイル:64.7310Kおよび295KにてBaFの中性子散漫散乱測定を実施し、295Kにおいて、振動する散漫散乱強度パターンが観察された。この散漫散乱パターンよりF-F間の相関効果を解析することができ、この相関効果とDebye-Waller因子から、295KにおけるBaF
の最近接および第2近接原子間の力定数は各々4.40, 2.30eV/
と求められた。
佐久間 隆*; Xianglian*; 清水 識文*; Mohapatra, S. R.*; 磯崎 信宏*; 上原 寛之*; 高橋 東之*; Basar, K.*; 井川 直樹; 神嶋 修*
Solid State Ionics, 192(1), p.54 - 57, 2011/06
被引用回数:12 パーセンタイル:48.12(Chemistry, Physical)第3近接原子までの熱変位による相関効果を用いてKBr粉末の中性子散漫散乱を解析した。KBrの散漫散乱の振動項は、その他のイオン結晶と同様に第1,第2及び第3近接元素間の熱変位による相関効果によって説明でき、これら相関効果から、第1,第2及び第3近接元素間の力定数は各々0.83eV/, 0.50eV/
, 0.41eV/
と求めることができた。
佐久間 隆*; Mohapatra, S. R.*; 上原 寛之*; 酒井 竜太郎*; Xianglian*; 高橋 東之*; 井川 直樹; Basar, K.*
Atom Indonesia, 36(3), p.121 - 124, 2010/12
10K及び300Kの銅の中性子回折測定を行い、原子熱変位における相関効果より中性子散漫散乱を解析した。300KにおけるDebye-Waller温度因子から求めた銅の第1,第2及び第3最近接原子間の力定数は各々5.58, 3.63 and 2.37eV/
である。この金属における相関効果と原子間距離の関係は結晶結合状態に依存しないことが明らかとなった。
Basar, K.*; Xianglian*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 阿部 修実*; 井川 直樹
AIP Conference Proceedings 1244, p.129 - 135, 2010/06
被引用回数:0 パーセンタイル:0.07室温におけるLiMnO
の中性子散漫散乱実験を行い、Li-Li, Li-Mn, Mn-Mn, Mn-O及びO-O原子の熱変位に起因する散漫散乱の相関効果を解析した。その結果、LiMn
O
の散漫散乱の振動プロファイルはおもにO-O原子の熱変位によるものであることを明らかにした。
Xianglian*; 佐久間 隆*; Basar, K.*; 高橋 東之*; 井川 直樹
Journal of the Physical Society of Japan, 79(Suppl.A), p.29 - 32, 2010/03
被引用回数:0 パーセンタイル:0(Physics, Multidisciplinary)-PbF
はF原子のディスオーダーを伴う立方晶であり、高温において高いイオン伝導度を示す。本物質について高イオン伝導を示す773Kにて中性子回折実験を行い、イオン伝導に伴う結晶構造の乱れを評価するために中性子散漫散乱解析を行った。その結果、本物質における散漫散乱は原子間熱振動とF原子のディスオーダー配列の短距離秩序との間の相関効果によって説明できることを明らかにした。
佐久間 隆*; Mohapatra, S. R.*; 磯崎 信宏*; 上原 寛之*; Xianglian*; Basar, K.*; 高橋 東之*; 神嶋 修*; 井川 直樹
Journal of Non-Crystalline Solids, 357(2), p.559 - 562, 2010/01
被引用回数:2 パーセンタイル:16.99(Materials Science, Ceramics)Geの中性子散漫散乱実験を行い、Ge中の第1,第2及び第3近接原子間の力定数を相関効果とDebye-Waller温度因子から評価した。その結果、80Kにおける第1,第2及び第3近接原子間の力定数は各々363eV/nm, 232eV/nm
及び200eV/nm
と求めることができた。
佐久間 隆*; Mohapatra, S. R.*; 横川 穣*; 清水 識文*; 磯崎 信宏*; 上原 寛之*; Xianglian*; Basar, K.*; 高橋 東之*; 神嶋 修*; et al.
Proceedings of 12th Asian Conference on Solid State Ionics and 15th Chinese Conference on Solid State Ionics, p.439 - 445, 2010/00
イオン結晶,共有結晶及び金属結晶からの中性子散漫散乱に関して、原子の熱変位の相関効果を解析した。室温での最近接に位置する元素間での相関効果の値は結合状態によらず約0.7であり、この値は原子間距離の増加あるいは温度の低下に従って減少することが明らかになった。
佐久間 隆*; Xianglian*; Siagian, S.*; Basar, K.*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 神嶋 修*
Journal of Thermal Analysis and Calorimetry, 99(1), p.173 - 176, 2009/10
被引用回数:3 パーセンタイル:13.08(Thermodynamics)VSeの中性子回折実験データの解析において、原子熱振動の相間効果を含んだ散漫散乱理論をリートベルト解析のバックグラウンド関数に取り入れた。六方晶VSeの散漫散乱強度の振動機構はSe-Se原子間の相間効果によって説明できた。この相間効果値は結晶構造にはよらず、原子間距離に依存することが明らかになった。
Basar, K.*; Xianglian*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹
ITB Journal of Science, 41A(1), p.50 - 58, 2009/05
室温におけるKBrの中性子散漫散乱プロファイルは結晶中の第3近接原子までの熱振動相関効果によって説明できた。この相関効果の値は原子間距離によって減少することを見いだした。また、相関効果を含む散漫散乱理論のリートベルト解析におけるバックグランドへの適用について検討する。
Xianglian*; Siagian, S.*; Basar, K.*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信*
Solid State Ionics, 180(6-8), p.480 - 482, 2009/05
被引用回数:3 パーセンタイル:17.14(Chemistry, Physical)物質の熱的性質を理解するためには原子間の熱振動の相関効果が重要な因子となる。本報では、中性子散乱法によってイオン性結晶中の相関効果の温度依存性について検討した。AgBr, CuBr, CuI, CuClについて中性子回折パターンを測定し、Rietveld解析によって格子定数とDebye-Waller因子を求めた。さらに中性子回折パターンの散漫散乱から相関効果因子を決定した。すべての試料について、
は原子間距離が2.5
近辺の場合は0.6
0.75であり、4
の場合は0.4
0.5であること、温度の低下に従って
は減少することが明らかになった。
Basar, K.*; Siagian, S.*; Xianglian*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 600(1), p.237 - 239, 2009/02
被引用回数:9 パーセンタイル:54.57(Instruments & Instrumentation)ZnSeの中性子回折実験を15K, 150K及び300Kにおいて行い、散漫散乱解析を行った。その結果、散漫散乱の振動的なプロファイルは第1,第2,第3近接原子間の熱振動による相関効果によって説明でき、この相関効果の値は原子間距離の増加と温度の低下によって減少することが明らかになった。
Basar, K.*; Xianglian*; Siagian, S.*; 大原 宏太*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 阿部 修実*; 井川 直樹; 石井 慶信*
Indonesian Journal of Physics, 20(1), p.9 - 11, 2009/01
ナノサイズLiMnO
の作製にLiOHとMnO
の固相反応法によって成功した。本合成ナノ試料における、中性子散乱法によるScherrer法から評価した平均結晶子径や伝導度測定によって決定した活性化エネルギーはアニール温度の上昇によって増加することなどを明らかにした。
Xianglian*; Basar, K.*; 本多 宏之*; Siagian, S.*; 大原 宏太*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信*
Solid State Ionics, 179(21-26), p.776 - 779, 2008/09
被引用回数:3 パーセンタイル:17.47(Chemistry, Physical)PbFのX線及び中性子散漫散乱を15K及び294Kにて測定した。散漫散乱の振動的なプロファイルは原子の熱振動による相関効果などによって説明できる。この散漫散乱の振動的なプロファイルに対する遠距離のPb-Pb原子間熱振動相関作用の寄与について初めて確認した。
Basar, K.*; Xianglian*; Siagian, S.*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 米村 雅雄*; 神山 崇*; 石垣 徹*; 井川 直樹
Physica B; Condensed Matter, 403(17), p.2557 - 2560, 2008/08
被引用回数:2 パーセンタイル:12.2(Physics, Condensed Matter)結晶中の原子配列の乱れは格子構造の無秩序分布と原子熱振動による乱れの情報を含んでいる。これらは回折パターンにおける散漫現象として現れるため、散漫散乱法は結晶中の格子の乱れを解析するための重要な手段である。本研究ではPbFの散漫散乱振動をTOF型及び従来の角度分散型中性子散乱実験で測定・比較することで、TOF法で得られた散漫散乱を用いた解析手法の有効性について検討した。
佐久間 隆*; Xianglian*; Basar, K.*; Siagian, S.*; 清水 識文*; 高橋 東之*; 井川 直樹
Proceedings of 11th Asian Conference on Solid State Ionics, p.45 - 52, 2008/00
第3近接原子までの熱相関効果を用いてCuIとAgBrの中性子散漫散乱を解析した。相関効果の熱依存性が大きい場合は本手法を用いることでより精密化な解析が可能となること、原子間距離の増加又は温度降下により相関効果は減少することを明らかにした。
Basar, K.*; Xianglian*; 本田 宏之*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 阿部 修実*; 井川 直樹; 石井 慶信
Proceedings of 10th Asian Conference on Solid State Ionics, p.121 - 128, 2006/00
LiNiOは次世代のLiイオン電池用のカソード電極材料としての利用が期待されているが、結晶構造の複雑さゆえにその合成が難しい。そこで、合成時のアニール過程の条件が及ぼす本材料の結晶子径の大きさに着目し、粉末中性子回折法とScherrerの解析法によってその評価を行い、最適な合成条件を確定した。
Xianglian*; Basar, K.*; 本田 宏之*; 北條 智之*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信
Proceedings of 10th Asian Conference on Solid State Ionics, p.185 - 192, 2006/00
室温及びび15Kの温度でPbSのX線及び中性子粉末回折を行い、得られた回折パターンから散漫散乱を解析した。散漫散乱を解析するにあたり、熱振動の相関効果を取り入れた解析式を導入し、さらに中性子回折を用いることでPbSの散漫散乱に対する第2近接であるPb-Pb間の寄与が明確に観察できること,Pb-Pb間の距離は4.19であることなどを今回初めて明らかにした。
Xianglian*; Basar, K.*; Sainer, S.*; 大原 宏太*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信
no journal, ,
室温で斜方構造を持つ超イオン電導体-PbF
のX線及び中性子回折実験を行い、散漫散乱の振動的な部分に最も関与している原子の相関効果を検討した。散漫散乱強度の理論式に4.3Aまでの原子間相関効果を取り入れて解析した結果、温度294K及び15Kにおける散漫強度散乱強度差において生じる振動的な形状は、X線回折の場合はおもにPb-Pb原子間の熱相関効果によって決まり、中性子回折の場合はPb-FとPb-Pb原子間の熱振動による相関効果で決まることがわかった。
Sainer, S.*; Xianglian*; Basar, K.*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 井川 直樹; 石井 慶信*
no journal, ,
六方晶系に属するVSeについてX線及び中性子粉末回折実験を行い、熱振動との相関効果を取り入れた解析式を導入して散漫散乱を解析した。X線回折法ではV-Se間及びV-V間の相関関係を、中性子回折法ではSe-Se間の相関関係を得ることができ、これら相関効果の距離依存性はこれまで解析してきた立方晶系に属する結晶と同様の傾向を示すことを明らかにした。
Basar, K.*; Xianglian*; Sainer, S.*; 小原 航太*; 佐久間 隆*; 高橋 東之*; 阿部 修実*; 井川 直樹; 石井 慶信*
no journal, ,
リチウム系酸化物は次世代の充電型リチウムイオン電池として期待されている。LiMnO
は安価で安定性に優れるために、これら次世代電池の正極材料としての研究が進んでいる。本研究では、LiMn
O
粉末をLiOHとMnO
の固相反応によって合成した。得られた試料の結晶子径を粉末中性子回折法とScherra式によって解析し、また、その電気伝導度をDC法によって測定した。発表では、LiMn
O
試料の結晶子径と電気伝導度の相関関係及びその合成時のアニール温度効果について考察する。