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千葉 敏; 小浦 寛之; 丸山 敏毅; 国枝 賢; Soukhovitskij, E. Sh.*
Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.1, p.305 - 308, 2008/06
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)われわれが開発してきた軟回転体模型に基づく原子核集団準位構造の記述と、それを用いるチャンネル結合法は核データ計算の強力な手法として認識されてきた。この研究では、アクチノイド原子核の構造に対して包括的な解析を行い、ハミルトニアンパラメータ及びその系統性を導出した。この結果は未知核に対して用いることができるため、断面積の予測精度が大幅に向上するものと期待できる。またその誤差を共分散の形で求めて、断面積計算に対して核構造解析の不確定性がどの程度の影響を与えるかを定量的に見積もった。
Capote, R.*; 千葉 敏; Soukhovitskij, E. Sh.*; Quesada, J. M.*; Bauge, E.*
Journal of Nuclear Science and Technology, 45(4), p.333 - 340, 2008/04
被引用回数:46 パーセンタイル:92.76(Nuclear Science & Technology)0.001から200MeVのエネルギー領域での核子とアクチノイド原子核の反応を記述する汎用分散型チャンネル結合光学ポテンシャル(DCCOM)を提案する。このポテンシャルでは幾何学的パラメータに質量数Aに比例する依存性を与え、変形度を調整することで、ThからAmの全断面積を非常に高い精度で再現できることがわかった。さらに、ThとUの全断面積の差も200MeVまでよく再現できることから、ポテンシャルのアイソベクター部分についても検証できている。非分散型の他ポテンシャルの予測値との比較も行った。
Okumusoglu, N. T.*; Gorur, F. K.*; Birchall, J.*; Soukhovitskij, E. Sh.*; Capote, R.*; Quesada, J. M.*; 千葉 敏
Physical Review C, 75(3), p.034616_1 - 034616_10, 2007/03
被引用回数:4 パーセンタイル:35.33(Physics, Nuclear)20から50MeVのエネルギー範囲におけるArの陽子非弾性散乱の角度分布を2(1.46MeV)及び3(3.68MeV)準位に対して導出した。その結果をポテンシャルに分散項を含む軟回転体チャンネル結合模型を用いて解析し、核構造パラメータと光学ポテンシャルパラメータを導出した。
Capote, R.*; Soukhovitskij, E. Sh.*; Quesada, J. M.*; 千葉 敏
Physical Review C, 72(6), p.064610_1 - 064610_6, 2005/12
被引用回数:51 パーセンタイル:91.87(Physics, Nuclear)核力の非局所性の効果を含む分散関係に基づくアイソスピン依存のチャンネル結合ポテンシャルを構築し、UとThの中性子反応データ(強度関数,散乱半径,全断面積,散乱断面積)と陽子反応データ(散乱断面積)を同時に解析した。ポテンシャルの形状因子は質量によらないと仮定し、分散関係が与える滑らかなエネルギー依存性がThとUの全断面積の差をよく再現できることがわかった。一方、分散関係を用いない従来型のポテンシャルではこの差を再現することはできない。この研究により、今回構築したポテンシャルが近接するアクチノイド領域核に対して拡張可能であることが示唆された。
Soukhovitskij, E. Sh.*; Capote, R.*; Quesada, J. M.*; 千葉 敏
Physical Review C, 72(2), p.024604_1 - 024604_12, 2005/08
被引用回数:68 パーセンタイル:94.65(Physics, Nuclear)非局所効果に起因する分散項を含むレーン型チャンネル結合模型を用いて、0.001200MeVの範囲でThによる核子散乱過程の研究を行った。分散項を考慮することで、エネルギー依存性の無い形状因子と簡単なエネルギー依存線を持つポテンシャル強度で測定データをよく再現できた。陽子チャンネルに対しては、クーロンバリア以下のエネルギー領域で分散項から来るクーロン補正が主要であることがわかった。また、核力の非局所性が要請する虚数ポテンシャルの振る舞いが、100MeV以上でデータを記述するうえで重要なことが判明した。
Soukhovitskij, E. Sh.*; 千葉 敏; 岩本 修; 柴田 恵一; 深堀 智生; Morogovskij, G. B.*
JAERI-Data/Code 2005-002, 78 Pages, 2005/03
軟回転体模型ハミルトニアンに基づくチャンネル結合光学模型によって原子核の集団励起構造と反応断面積を記述する計算コードOPTMANにおいて用いられている理論,数値計算手法と入出力フォーマットの説明を行う。同時に軟回転体模型によって原子核ハミルトニアンのパラメータを求めるコードSHEMMANの説明も行う。本研究は、国際科学技術センター(ISTCモスクワ)のプロジェクトB-521として、日本のサポートの下で行われている。本プロジェクトによりOPTMANにおける数値計算アルゴリズムは完全に改訂され、またユーザーフレンドリーなインターフェースが設けられた。
Soukhovitskij, E. Sh.*; Morogovskij, G. B.*; 千葉 敏; 岩本 修; 深堀 智生
JAERI-Data/Code 2004-002, 32 Pages, 2004/03
軟回転体模型ハミルトニアンに基づくチャンネル結合光学模型によって原子核の集団励起構造と反応断面積を記述する計算コードOPTMANにおける最新の理論と数値計算アルゴリズムの解説を行う。本研究は、国際科学技術センター(ISTCモスクワ)のプロジェクトB-521として、日本のサポートの下で行われている。本プロジェクトによりOPTMANにおける数値計算アルゴリズムは完全に改訂され、またユーザーフレンドリーなインターフェースが設けられた。
Soukhovitskij, E. Sh.*; 千葉 敏
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.697 - 702, 2002/08
軟回転体ハミルトニアンの解として得られる波動関数を用いるチャンネル結合計算により、広い質量数領域の原子核の低励起集団準位構造と核子入射反応が統一的に記述できることが示された。さらに遷移確率も精度良く記述できることが分かった。今後、この方法は原子力開発に必要な核データのみならず、天体核合成などの分野でも威力を発揮することが期待される。
千葉 敏; 小浦 寛之; 国枝 賢; Soukhovitskij, E. Sh.*
no journal, ,
アクチノイド領域核に対する核データの精度向上のために、軟回転体模型(SRM)を用いてこの領域の原子核の低励起集団準位構造の系統的な解析を行って、未知核種に適用可能な系統性を導出した。さらにその結果を取り入れたチャンネル結合光学模型(SRM-CC)により全断面積,反応断面積,弾性及び非弾性散乱断面積,透過係数等を計算し、断面積計算に与える集団準位構造の効果について考察した。
国枝 賢; 千葉 敏; 柴田 恵一; 市原 晃; Soukhovitskij, E. Sh.*
no journal, ,
汎用評価済核データライブラリーJENDL-4のためにFP核データの評価を実施している。FP核領域の評価では実験データの不足及び変形核の存在が問題となるため、チャンネル結合計算を前提とした統一的な光学模型解析が必要であると考えられる。そこで本研究では回転体チャンネル結合法を用い、中重核に対する包括的な光学模型解析を行う。入射粒子は中性子及び陽子とし、エネルギー範囲は約1keVから200MeVまでを対象とする。さらに偶-偶核に対しては軟回転体模型の導入も行う。このことにより、振動バンド,振動バンド,八重極振動バンドの励起も含めたチャンネル結合計算が可能となる。本発表ではその経過報告を行う。
国枝 賢; 千葉 敏; 柴田 恵一; Soukhovitskij, E. Sh.*
no journal, ,
汎用評価済核データライブラリーJENDL-4のためにFP核データの評価を実施している。軟回転体模型を用いた偶-偶核に対する核構造解析、及びチャンネル結合光学模型解析の結果を報告する。チャンネル結合計算では光学ポテンシャルのみならず適当な原子核の変形パラメータを与える必要があるが、原子核の変形はいわゆる「個性」であり、単純に質量数に対して系統的に変化するものではない。そこで本研究では核の集団励起構造と基底状態における変形度の関係を調査し、それらに対する系統性を得ることができた。結果を核データ評価に適用しその有効性について検証を行った。