Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
武久 正昭; 渡辺 博正; 栗原 寛人; 高坂 佳夫*; 丸山 義雄*; 宮永 一清*; 諏訪 武; 中島 隼人; 山口 康市; 東平 正道*; et al.
J.Appl.Polym.Sci., 24(3), p.865 - 882, 1979/00
被引用回数:4圧力100~400kg/cm、エチレン送入量1.2~11.8kg/hr、媒体送入量0~100l/hr、線量率610と1.410rad/hr、室温の条件下で、10の濡壁反応器を有するパイロットプラントを用いて、第3ブタノールを媒体としたエチレンの放射線重合の開発研究を行った。重合速度と分子量はいずれも圧力と平均滞留時間の増加とともに増大した。重合速度はエチレンモル分率が0.5のとき最大となるが分子量はエチレンモル分率の増加とともに増大した。重合速度の線量率依存指数は約1であった。第3ブタノール水溶液を濡液とした濡壁反応器を用いた結果、反応器壁等へのポリマーの付着量は気相重合法と比べると著しく低下し、長時間の連続運転が可能となった。また、媒体を用いることにより、高圧下で生成したポリマーをスラリー状で大気圧下まで、連続的に取り出すことに成功した。
武久 正昭; 渡辺 博正; 栗原 寛人; 山口 康市; 中島 隼人; 八木 敏明; 渡辺 光崇; 須郷 高信; 諏訪 武; 丸山 真策; et al.
J.Appl.Polym.Sci., 24(8), p.1831 - 1844, 1979/00
被引用回数:4圧力105~395kg/cm,温度30~80C,線量率4.510~1.910rad/hr,エチレン送入量5.5~23.5kg/hr,媒体送入量21~102l/hrの条件下で、50lの中心線源型の反応器を有するパイロットプラントを用いて、第3ブタノール水溶液を媒体としたエチレンの放射線重合を行った。重合速度と分子量は、30Cでは平均滞留時間とともに増大し、80Cでは平均滞留時間に依存せずほぼ一定であった。重合速度は圧力および線量率の増加により増大するが、温度の増加により若干低下し、また、エチレンモル分率が0.5のときに最大となる傾向を示した。ポリマーの分子量は、圧力とエチレンモル分率の増加により増大し、線量率と温度の増加により低下した。反応器壁等へのポリマーの付着量は通常1kg以下で、反応解析には支障の無い程度であった。本パイロットプラントでは、ポリマーをスラリー状で連続的に取出し、微粉末状のポリマーを連続的に製造することに成功した。
栗原 寛人; 中島 隼人; 渡辺 博正; 橋羽 秀行; 渡辺 光崇; 山口 康市; 須郷 高信; 諏訪 武; 町 末男; 高坂 佳夫*; et al.
JAERI-M 5591, 115 Pages, 1974/03
昭和42年8月から2年間にわたり、内容積10lの外部線源型濡壁反応器を有する開発試験装置-PCWを用いて、第3ブタノール水溶液を反応媒体としたエチレンの放射線重合プロセスの開発研究を行なった。この研究の目的は反応器からのポリマーの連続取り出し法および反応器壁へのポリマーの付着の防止方法を確立することにある。ポリマーの速読取出しはポリマーを第3ブタノールのスラリーとして流す方法によって達成された。また、反応器壁上へのポリマーの付着は反応器壁に重液を循環して流す方法によって防止できた。圧力100~400kg/cm、温度30~80Cの範囲で定量的な実験を行なうことができ、反応条件の影響が明らかになった。また、ポリマー付着状況についても明らかにした。
渡辺 博正; 中島 隼人; 八木 敏明; 渡辺 光崇; 丸山 真策; 諏訪 武; 山口 康市; 須郷 高信; 栗原 寛人; 丸山 義雄*; et al.
JAERI-M 5542, 95 Pages, 1974/02
昭和44年12月から約2年間にわたり、内容積50lの中心線源型濡壁反応器を有する開発試験装置-PICWを用いて、第3ブタノール水溶液を反応媒体としたエチレンの放射線重合プロセスの開発研究を行なった。反応圧力105~400kg/cm・G、反応温度30~80C、平均線量率410~1.910rad/hr、反応層中のエチレンモル分率0.34~0.77の条件下で44回の実験を行ない、4.7~16.8g/l・hrの重合速度で1.3~8.910の数平均分子量を有する微粉末状ポリエチレンを、1回の運転につき数kgから数十kgを得た。また、重液相循環方式によるポリマーの付着防止技術が確立し、装置の長時間連続運転が可能になるとともに、中心線源方式の採用による放射線利用効率の向上が達成された。この結果、ポリエチレンの融点以下の反応温度で直接微粉末状ポリエチレン(タカセン(R))を製造する新規の放射線重合プロセスが完成した。
武久 正昭; 諏訪 武; 川上 和一郎; 栗原 寛大*; 小原田 弘*; 渡辺 光崇; 高坂 佳夫*; 中島 隼人; 泉類 詩郎*; 丸山 義雄*; et al.
第9回日本アイソトープ会議文集, A/E-2, p.286 - 288, 1969/00
日本原子力研究所高崎研究所では、放射線化学の開発研究の一環として、エチレンの気相重合による粉末ポリエチレンの製造を目的とする研究をおこない流通法気相重合の特質を明らかにした。しかし反応器璧および 拌翼への生成ポリマーの付着が多いことと、高圧系から粉末ポリエチレンを連続的に取出すことの難かしさのために、純気相重合法では連続運転時間に限界があり工業化への障害となることがあきらかにたった。