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須永 博美; 八木 国光*
放射線と産業, 0(65), p.22 - 29, 1995/00
1994年9月12日~16日にトルコのイスタンブールで開催された「第9回放射線プロセス国際会議(IMRP-9)」における発表のうち、「線量測定法」、「照射施設」、「安全」の各セッションの内容をまとめた。「線量測定法」では、基準線量計やルーチン線量計などにクラス分けされた線量計の所要の特性についてのまとめや、アラニン線量計やカロリメータなど信頼性の高い線量計についての利用や研究の現状などが中心的な話題になっていた。「照射施設」については、特に10MeVクラスの電子加速器の利用が増大していること、「安全」では、IAEAなどの機関や線源供給会社の活動の様子が報告された。
小嶋 拓治; 春山 保幸; 橘 宏行; 田中 隆一; 岡本 次郎; 八木 国光*; 田村 直幸*; 原 秀元*; 柏崎 茂*
Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.757 - 760, 1993/00
被引用回数:7 パーセンタイル:60.43(Chemistry, Physical)これまでアラニン/ESR線量測定法については、主に高精密に広い線量範囲が測定可能となる基準あるいはトランスファー線量測定を目的とした開発が行われてきた。一方、放射線滅菌を始めとする放射線プロセスの工程管理用として、簡便かつ安定性の高いルーチン用アラニン/ESR線量測定法の開発が望まれていた。本論文では、すでに開発されたアラニン線量計素子に比べて成形法を簡単化し、現在一般に使用されているプラスチック線量計よりも精密度が高い安価な素子の製造と線量計特性、及びこれと並行して開発された、通常の分光光度計に使い易さ・価格がともに匹敵する自動アラニン線量計リーダーの製造と装置特性について述べるとともに、この両者の組合わせにより、1-100kGyの線量範囲を3%以内で測定可能であることを明らかにした。
久米 民和; 八木 国光*; 上野 博資*; 青木 章平*; 佐藤 友太郎*
JAERI-M 9256, 12 Pages, 1981/01
各種高分子物質に放射線を照射し、清酒に対するおり下げ効果を検討した。ペクチン、ゼラチン、トラガントガム、セルロース、カラゲーナン、グルテン、アルギン酸ソーダのいずれの場合にも、照射によるおり下げ促進効果が認められ、とくにグルテン抽出タンパクおよびアルギン酸ソーダで良好な結果が得られた。最適照射線量は50Mradであったが、10Mradので十分な促進効果が認められた。また、照射アルギン酸ソーダの場合には、常法とされている柿渋の併用がなくても十分なおり下げ効果が得られた。照射によりグルテン中のグルテニン区分が減少し、比較的低分子のダリアジン-アルブミン区分が増大したことから、グルテン分子は照射により低分子化していることが認められた。したがって、これらおり下げ剤が照射により低分子化し、清酒に対して溶解あるいは分散しやすくなることがおり下げ促進効果の一因であると推定された。