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大塚 芳郎; 武部 愼一
Journal of Nuclear Science and Technology, 27(8), p.750 - 755, 1990/08
通気層中における放射性核種(Co、SrおよびCs)の移動に関して、通気層土壌表面を汚染させた後、蒸留水を流下させることにより、流下流量の核種移動に対する影響を検討した。流下流量の影響は、Srの移動に対して顕著に現れ、他の2種類においては小さいものであった。土壌中におけるSrの汚染ピークは、蒸留水の流下流量に応じて下方に移動することが認められたが、Coでは、その移動量は小さく、Csでは、汚染ピークの移動は認められなかった。一方、流出液中においては、Srは検出されず、CoおよびCsは10Ci/mlの濃度で検出され、汚染ピークの移動傾向とは異なり、移動機構の違いを反映しているものと考えられる。
大塚 芳郎; 山本 忠利; 武部 愼一; 和達 嘉樹
日本原子力学会誌, 31(12), p.1377 - 1382, 1989/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)低レベル放射性廃棄物陸地処分に関する安全性研究の一環として、海岸砂層地域およびローム層地域から採取した帯水層試料について放射性核種移動試験を行った。両試験において、流入した放射性核種の大部分は流入部付近の土壌に吸着されることから、核種移動に対する帯水層のバリア性を確認した。得られた核種濃度分布と分配係数に基づいた核種移動式の計算結果を比較すると、海岸砂層に関する試験において、Csは高濃度部分の分布で概ね一致した。結果としては、土壌および放射性核種の種類によらず、核種移動式は安全側評価となることを認めた。
山本 忠利; 大塚 芳郎; 小川 弘道; 和達 嘉樹
日本原子力学会誌, 30(10), p.942 - 949, 1988/10
被引用回数:5 パーセンタイル:52.39(Nuclear Science & Technology)低レベル放射性廃棄物浅地中処分に関する安全評価の重要な部分として、通気層中における放射性核種の移動を適確に評価するため、末撹乱状態で採取した土壌試料を用いて放射性核種の地中移動を検討した。
大塚 芳郎; 武部 愼一; 山本 忠利; 和達 嘉樹
Journal of Nuclear Science and Technology, 25(2), p.165 - 168, 1988/00
定常的な流れを形成した帯水層中における放射性核種の移動挙動を検討した。
山本 忠利; 大塚 芳郎; 武部 愼一; 大貫 敏彦; 小川 弘道; 古宮 友和; 原田 芳金; 和達 嘉樹
JAERI-M 85-217, 109 Pages, 1986/01
天然バリア中における放射性核種の挙動を調べるために、自然状態の土壌を用いて試験できる地中シミュレーション装置について、性能試験を行った。本装置は、通気層用装置、帯水層用装置、ウェザールーム空調装置、水流速測定装置、核種移動速度測定装置等から構成される。性能試験として、各装置の特性試験を実施し、さらに実際の試験と同一条件下で通気層用装置と帯水層用装置の総合試験を実施したところ、各試験において所定の性能がそれぞれ得られることを確認した。本報告は、地中シミュレーション装置の性能試験結果についてまとめたものであり、各性能試験ごとに、目的、方法および結果に区分して記述したものである。
山本 忠利; 大塚 芳郎; 武部 愼一; 大貫 敏彦; 小川 弘道; 原田 芳金; 斎藤 和明; 和達 嘉樹
JAERI-M 84-125, 122 Pages, 1984/07
天然バリア(通気層および帯水層)中における放射性核種の移動特性を調べるため、自然状態の土壌を用いて試験できる地中シュミレーション装置を制作した。本装置は、地下水位より上部にある通気層用装置(通気層カラム:300mm1200mmH)および地下水位にある帯水層土壌を使用する帯水層用装置(帯水層槽:900mmW3000mmL4450mmH)から構成されている。本報告は、地中シュミレーション装置の概要をまとめたものであり、装置の機能および機器仕様、障害解析、安全対策、事故解析および層さマニュアル等について記述している。
大貫 敏彦; 大塚 芳郎; 小川 弘道; 山本 忠利; 鷲尾 方一; 和達 嘉樹
保健物理, 19, p.13 - 18, 1984/00
放射性核種(Co,Sr,およびCs)の帯水砂層中の移動について、模擬帯水層槽(帯水層:40cmW70cmL25cmH)を用いて検討した。その結果、それぞれの核種の移動性の傾向は、濃厚な濃度部分に着目すると、SrCoCs となり、希薄な濃度部分に着目するとCoCsSr となった。希薄な濃度部分の移動性の傾向は、Coは難溶性のCo(OH)を形成するため、Csは土壌微細粒子に非常に吸着するためである。したがって、CoおよびCsについて水酸化物種および粒子種の移動について検討することは、低レベル放射性廃棄物の浅地中処分を評価する場合に重要である。