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佐々木 祐二; 森田 圭介; 松宮 正彦*; 小野 遼真*; 城石 英伸*
JOM, 73(4), p.1037 - 1043, 2021/04
被引用回数:4 パーセンタイル:34.69(Materials Science, Multidisciplinary)ジグリコールアミドの一種であるTDdDGAを用いるNdマグネットからのDy分離を試みた。すべての希土類元素はTDdDGAで抽出可能であり、そのDy/Nd分離比は10を超える。本研究で、0.1M TDdDGA/ドデカン(8段), 0.7M硝酸(金属入り10段), 0.7M硝酸(金属無し6段)の多段抽出を行い、99% Dyと1% Ndを有機相に回収されることを確認した。
武田 哲明*; 稲垣 嘉之; 相原 純; 青木 健; 藤原 佑輔; 深谷 裕司; 後藤 実; Ho, H. Q.; 飯垣 和彦; 今井 良行; et al.
High Temperature Gas-Cooled Reactors; JSME Series in Thermal and Nuclear Power Generation, Vol.5, 464 Pages, 2021/02
本書は、原子力機構における今までの高温ガス炉の研究開発の総括として、HTTRの設計、燃料、炉内構造物や中間熱交換器などの要素技術の開発、出力上昇試験、950Cの高温運転、安全性実証試験などの運転経験及び成果についてまとめたものである。また、HTTRでの知見をもとに、商用炉の設計、高性能燃料、ヘリウムガスタービン、ISプロセスによる水素製造などの要素技術開発の現状について記述しており、今後の高温ガス炉の開発に非常に有用である。本書は、日本機械学会の動力エネルギーシステム部門による化石燃料及び原子力によるエネルギーシステムの技術書のシリーズの一冊として刊行されるものである。
佐々木 祐二; 伴 康俊; 森田 圭介; 松宮 正彦*; 小野 遼真*; 城石 英伸*
Solvent Extraction Research and Development, Japan, 27(1), p.63 - 67, 2020/00
被引用回数:6 パーセンタイル:31.74(Chemistry, Multidisciplinary)Ndマグネット中のDyを溶媒抽出で分離回収する方法の基礎研究を行った。DyはNdよりも価値が高く、これを回収して再利用することは意義深い。我々はランタノイドを効率よく抽出するDGA(ジグリコールアミド化合物)を用いてDyを単離する条件の検討を行った。抽出容量の高いTDdDGA(テトラドデシルジグリコールアミド)を用いて溶媒抽出を行うと、Dy/Nd分離比は17-18であった。効率よく相互分離を行うために、向流接触の溶媒抽出を採用した。0.1M TDdDGA/n-ドデカン、0.3M硝酸の条件で4段の向流接触抽出を行ったところ、有機相にDyを92%、その中にNd 0.7%回収できることを確認した。
林 健太郎*; 片柳 薫子*; 麓 多門*; 長谷川 利拡*; 小野 圭介*; 堅田 元喜
農業環境技術研究所平成25年度研究成果情報,30(インターネット), 2 Pages, 2014/03
将来の環境変動に対するコメ生産や水田生態系の応答の予測には、気候変動,窒素動態、およびイネ生産を結びつける数値モデルが必要である。しかし、現状では環境変動に対する水田の窒素動態の応答を精度よく再現するモデルが開発されていない。そこで、土壌-イネ過程と大気-水田交換過程のそれぞれに重点をおく2つのモデルを検証し、窒素動態の再現性の弱い箇所を把握することを目的として本研究を行った。その結果、大気と地表のガス交換の再現性が予測精度向上の鍵となることが明らかになった。
堅田 元喜; 林 健太郎*; 小野 圭介*; 永井 晴康; 宮田 明*; 間野 正美*
Agricultural and Forest Meteorology, 180, p.1 - 21, 2013/10
被引用回数:19 パーセンタイル:65.81(Agronomy)多層大気-土壌-植生1次元モデル(SOLVEG)に、水田上の大気中アンモニア(NH)の交換フラックスを計算するための改良を施した。田面水での熱交換、SOやNHなどの水溶性ガスの乾性沈着、及びイネの葉面と田面水面又は地表面のNHの放出ポテンシャルをモデルに考慮した。改良したモデルは、湛水期及び非湛水期に観測された熱, CO, SO及びNHフラックス,田面水温,地温,土壌水分量を良好に再現した。地表面で揮発したNHのイネによる再吸収量を生育ステージごとに評価するために、「再吸収比率」というパラメターを全揮発量に対する再吸収量の比として定義した。改良したモデルを用いた数値計算によって、再吸収比率は、葉面積指数(LAI)とともに増加し、LAI1のときに一定値になることが明らかになった。LAIに対する再吸収比率の関数は、光-光合成曲線に用いられる非直角双曲線で表されることがわかった。再吸収比率の概念は、さまざまな揮発性ガスの植生キャノピーによる吸収量を推定するうえでも有用である。
越水 正典*; 小野寺 和也*; 錦戸 文彦*; 春木 理恵; 澁谷 憲悟*; 岸本 俊二*; 浅井 圭介*
Journal of Applied Physics, 111(2), p.024906_1 - 024906_5, 2012/01
被引用回数:30 パーセンタイル:74.69(Physics, Applied)The X-ray detection capability of a scintillation detector equipped with a BaCl single crystal was evaluated. The scintillation decay kinetics can be expressed by a sum of two exponential decay components. The fast and slow components have lifetimes of 1.5 and 85 ns, respectively. The total light output is 5% that of YAP:Ce. A subnanosecond timing resolution was obtained. The detection efficiency of a 67.41 keV X-ray is 87% for a detector equipped with a BaCl crystal 6-mm thick. Thus, excellent timing resolution and high detection efficiency can be simultaneously achieved. Additionally, luminescence decay characteristics under vacuum ultraviolet excitation have been investigated. Radiative decay of self-trapped excitons is thought to be responsible for the fast scintillation component.
林 健太郎*; 長谷川 利拡*; 常田 岳志*; 小野 圭介*; 松田 和秀*; 豊田 栄*; 矢野 翠*; 須藤 重人*; 和穎 朗太*; 松島 未和*; et al.
no journal, ,
水田における開放系大気CO増加(FACE)に関する研究が農業環境技術研究所によって2010年4月に開始された。早期のFACE研究では、COと気温の増加による植物生長,作物収量及び炭素循環への影響を調べるために計画された。これらの目的に加えて、制御環境下での窒素循環の変化を調べるためのFACE研究(FACE-N)が、つくばみらいFACEにおいて3年間実施される。FACE-Nプロジェクトは以下の3つのテーマで構成されている。(1)大気-水田間窒素交換過程、及び(2)土壌-作物システムにおける窒素移行過程の解明するとともに、(3)プロセスベースの精緻な鉛直1次元窒素循環モデルとリモートセンシング及びGIS技術を利用した窒素循環の広域評価モデルを開発する。
堅田 元喜; 小野 圭介*; 林 健太郎*; 永井 晴康; 宮田 明*; 間野 正美*
no journal, ,
水田における窒素循環を調べるために、多層大気-土壌-植生モデルSOLVEGを水田の水・熱交換を計算できるように改良した。SOLVEGは、既に検証された葉面へのガス及び粒子沈着の計算スキームを含んでおり、水田への窒素沈着を評価するのに利用可能である。このモデルを国内の水田サイトに適用した結果、モデルが稲が収穫された後の水田上の水・熱・運動量フラックスの時間変化を再現できることを確認した。稲の生長期における大気-水稲間の交換過程を調べるために、湛水期間のCO及び地表面フラックスを解析した。
堅田 元喜; 林 健太郎*; 小野 圭介*; 永井 晴康; 宮田 明*; 間野 正美*
no journal, ,
水田におけるアンモニアの乾性沈着量の推定精度を調べるために、気象・大気質濃度データと沈着速度を用いて乾性沈着量を推計する方法(推計法)を国内の水田サイトに適用した。イネが刈り取られて裸地状態にあった非湛水期と田面水面に出穂したイネが植わっていた湛水期のアンモニアの乾性沈着フラックスを、沈着速度を空気力学的抵抗・準層流抵抗・地表抵抗の合成抵抗で表す抵抗モデルを用いて推計した。この抵抗モデルを用いた場合、非湛水期には傾度法によって測定されたフラックスが過小評価し、湛水期にはアンモニアの地表面からの放出傾向が再現されなかった。この抵抗モデルに、田面水面からのアンモニア揮散や地表面のぬれによる沈着速度の増加を考慮することによって、フラックスの推定精度が向上した。水田地帯のアンモニアの乾性沈着量を正確に推定するためには、これらのプロセスを考慮する必要があることが示唆された。
佐々木 祐二; 伴 康俊; 森田 圭介; 松宮 正彦*; 小野 遼真*; 城石 英伸*
no journal, ,
Nd磁石から保磁率向上の観点で添加されたDyを選択的に分離回収する簡便な方法開発が、資源リサイクルの分野で注目されている。NdとDyは同じ希土類元素であり、相互分離は容易でない。近年著者らが開発したDGA(ジグリコールアミド)化合物は希土類元素を効率よく抽出し、その分配比は高い。さらに軽希土類元素と重希土類元素との相互分離比が比較的高く、本分離テーマに都合の良い化合物である。ここでは、多段抽出法を使いながら相互分離性を確かめた結果について報告する。