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佐藤 増雄*; 府川 直弘*; 玉置 哲男*; 岩下 強*; 伊藤 篤*; 関口 峰生*; 山中 俊勝*; 吉田 恵*; 丸山 富美*; 山本 博樹*
PNC TJ9164 88-007, 96 Pages, 1988/11
本報告書は、「常陽」の制御棒操作を自動化することによって、運転員の負担を軽減すると共に、マンマシンインタフェイスの充実と運転操作性の向上を図り、さらに、運転操作面での信頼性、安全性の改善を図ることを目的とし、以下の項目について検討した結果をまとめたものである。尚、本検討は、現状プラント構成に基づくもの(制御棒操作自動化システム)と、蒸気発生器を設置した場合のプラント構成に基づくもの(プラント運転自動化システム)とに分け、検討を実施した。(1)制御棒操作自動化システム、及びプラント運転自動化システム構成の検討、(2)知識工学等新技術適用による制御手法の検討、(3)マンマシンインタフェイス手法、及び異常時処置方法の検討、(4)既設制御棒駆動機構、及び中央制御盤の改造範囲の検討 また、自動化システムを実現するにあたっての課題について検討した。以上の検討により、制御棒操作自動化システムとプラン運転自動化システムの基本構成を設定するとともに、既設制御棒駆動機構の改造を行わなくとも、制御棒操作自動実現に必要な制御棒位置制御が可能である見通しを得た。
三上 隆夫*; 山中 俊勝*; 有吉 政成*; 小川 新造*
PNC TJ201 74-13, 77 Pages, 1974/03
高速炉にBCを使った制御棒を採用する際に発生するHeガス内圧上昇による寿命制限を解決するために、ベント型制御捧の開発の一環としてベント機構の試作を行い、ナトリウム中で機能試験を行なった。試作に際してはもんじゅ3次設計の調整棒にベント機構を採用することを目標にして設計を行ない、試作に当っては製造上、品質管理上の問題点を摘出して実機製作の際の資料を作成した。試験体はベント機構下部が開放した型のもの及びベント機構下部を密閉してその容積を実際のガススペースと等しくしたものの2種を製作し、前者はベント機構上下の差圧を、後者はベント機構の外の圧力を変化させて、もんじゅのすべての運転条件でナトリウムがベント機構内に浸入しないことをしらべる。結果は今回試験の対象として除外した動的状態および耐久性を除き、すべての運転条件を通じてベント機構内にナトリウムの浸入しないことを確認した。