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清水 大志; 佐々木 誠*; 市原 潔*; 岸田 則生*; 鈴木 惣一朗*; 佐藤 滋*; 田中 靖久*; 横川 三津夫; 蕪木 英雄
情報処理学会研究報告, 96(81), p.129 - 134, 1996/08
近年、演算回路素子等の速度向上が限界となりつつあるために、並列計算は大規模数値シミュレーションの分野において重要な手法となっており、効率及び移植性の良い並列ライブラリが必要とされている。そこで、我々は各種計算機に対応可能であるMPIまたはPVMを用いた分散メモリ型ベクトル並列計算機数値計算ライブラリの開発を行っている。本論文ではHouseholder変換による三重対角化及び2分法を用いた実密対称行列の固有値問題解法ルーチンの開発について報告する。行列のデータは列方向サイクリック方式により分割し、プロセッサ間のデータ転送量を減らすため対称行列の全ての成分を格納する。Householder変換について8プロセッサを使用した並列化による速度向上率は20002000行列に対してParagonで6.0倍である。VPP300では40004000行列に対して4.2倍の値を得た。
小森 芳廣; 横川 誠; 猿田 徹; 稲田 征二; 桜井 文雄*; 山本 克宗; 小山田 六郎; 斎藤 実
JAERI-M 93-227, 73 Pages, 1993/12
JMTR燃料の低濃縮化に係わる安全審査において、JMTRの安全性について全面的な見直しを行った。この中で、試験研究炉の安全設計に関する審査指針等に沿ってJMTRの安全設計の基本的な考え方についてレビューし、また、種々の調査及び検討を行うことにより、JMTRの安全性を再確認した。本報告は、これらの結果を中心に、原子炉の安全確保のための基本的な機能の観点からJMTRの安全設計についてまとめたものである。
長内 誠志*; 横川 三津夫
JAERI-M 93-155, 130 Pages, 1993/08
ANALYSISは、FORTRANプログラムの木構造やCOMMON領域の静的解析を行うためのソフトウェア・ツールである。新FORTRANコンパイラFORTRAN77EX(V12)の導入とともに、従来のANALYSISの解析機能を拡張したANALYSIS/EXを開発した。ANALYSIS/EXでは、従来のANALYSISの解析機能に加え、新コンパイラの文法に対応するとともに、大規模な原子力コードの解析を可能にした。またCOMMON領域の詳細解析機能を追加した。本報告書では、FORTRANプログラム静的解析ツールANALYSIS/EXについて、改良方法や拡張機能について述べる。
根本 俊行*; 鈴木 孝一郎*; 磯辺 信雄*; 町田 昌彦*; 長内 誠志*; 横川 三津夫
JAERI-M 92-142, 117 Pages, 1992/09
本報告はトカマク平衡及び局所MHD安定性解析コードMEUDAS4(CR版、及びFFT版)、磁界解析コードFORCE、3次元熱流体解析コードSTREAM V2.6,自由電子レーザーコードのベクトル化、及び3次元熱解析コードHEATING7-VP,炉心燃料損傷コードSCDAP/RELAP5/MOD2.5、イオンビーム軌道計算コードNBI3DGFNの改良について述べる。オリジナル版のスカラモードに対するベクトル化版の速度向上は、MEUDAS4で2.3~4.9倍、STREAM V2.6で1.9~5.4倍、FORCEで2.6~6.2倍、自由電子レーザーコードで1.9倍が得られた。また、コードの改良では、HEATING7-VPに対し解析領域設定の機能強化、SCDAP/RELAP5/MOD2.5に対してAE化を行なった。
根本 俊行*; 鈴木 孝一郎*; 渡辺 健二*; 町田 昌彦*; 長内 誠志*; 磯辺 信雄*; 原田 裕夫; 横川 三津夫
JAERI-M 92-105, 209 Pages, 1992/07
原研に設置されている富士通(株)製大型計算機上で動作するFORTRANコンパイラが平成4年5月から新バージョン(V12)に移行された。V12コンパイラの導入に先立って、代表的原子力コード16本のベンチマークテストを行い、V12コンパイラの性能を評価した。この結果、新コンパイラでは、旧コンパイラと比較して平均1.13倍の速度向上が得られた。また、V12コンパイラで新たに追加された機能の効果、原子力コードに対するコンパイラの互換性等を調査した。更に、新たな動的解析ツールANALYZERに対応したベクトル化支援ツールTOP10EXを開発した。本報告書では、新コンパイラの評価結果やTOP10EXの使用方法について述べる。
功刀 資彰; 横川 三津夫; 住吉 誠*; 秋山 光庸*; 中西 純一*
日本機械学会論文集,B, 55(518), p.3011 - 3018, 1989/10
本報告は、曲がり円管内流れの解析で通常使われている流れ方向の放物型近似を行わず、境界適合座標系で記述した非定常三次元Navier-Stokes方程式を直接数値積分して得られた結果をまとめたものである。非圧縮性粘性流れを対象として管曲がり角度=180゜で曲率半径比Rc/a=9と2、=90゜の場合でRc/a=2を取り扱った。流れはRe=1000の層流で、曲がり円管の上流側に取付けた直管の入口部に2種類(ポアズイユ流,一様流)の流入速度分布を与えた。直管入口での速度分布の曲がり円管入口助走区間における影響を曲率半径比及び曲がり角度をパラメータとして検討した。解析の結果、速度分布及び内外壁面せん断応力の交差点について実験結果とほぼ完全に一致し、本解析法の妥当性が検証された。
功刀 資彰; 横川 三津夫; 住吉 誠*; 秋山 光庸*; 中西 純一*
第2回数値流体力学シンポジウム講演論文集, p.563 - 566, 1988/00
出入口に直管を取付けた180゜曲がり円管内流れを境界適合座標系で記述した非定常三次元Navier-Stokes方程式を用いて解析した結果、解析結果は実験値とほぼ一致し、本計算の妥当性が確認された。また、直管入口での流入速度分布の影響は曲がり円管入口から約11a(aは管半径)程度まで及ぶこと、および内外壁面せん断応力の交差点は曲がり円管入口から約1.8aにあることがわかった。また、流跡線を求め、管入口から出口に至る液体の挙動を可視化した。その結果、トレーサ粒子の挙動は通常考えられている断面内二次流れに乗った軌跡と異なった複雑なパターンを示し、「流れの可視化」についての新しい問題点が指摘された。