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前田 沙織*; 岡 眞; 横田 朗*; 肥山 詠美子*; Liu, Y.-R.*
Progress of Theoretical and Experimental Physics (Internet), 2016(2), p.023D02_1 - 023D02_29, 2016/02
被引用回数:32 パーセンタイル:82.89(Physics, Multidisciplinary)チャームバリオン(, , )と核子の相互作用のポテンシャル模型を構築した。長距離到達力としてと中間子交換を考え、短距離ではクォーククラスター模型を用いて計算したクォーク交換力を用いた。長距離力には、ハドロンが拡がっている効果として単極形状因子を導入した。カットオフパラメータは同じ方法で散乱のデータに合わせて決めた。その結果4つ(a)-(d)のパラメータセットを得た。最も引力の強いポテンシャルセット(d)では-, -, -のチャネル結合によって、スピンパリティがとの束縛状態を持つ。多体系の束縛状態を探すために、パラメータセット(d)に対応する の1チャネルポテンシャルを構成し、--の3体系に適用し、スピン=1/2と3/2の束縛状態を予言した。
浅見 逸夫*; 福田 至朗*; 黒柳 悟*; 大矢 俊夫*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎; 鳴海 一成
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 80, 2008/03
日本のイチジク産地で栽培されている品種は、そのほとんどが「桝井ドーフィン」であり、遺伝子資源としては非常に限られたものになっている。さらに、日本の湿潤気候での栽培に適したフィッグ型イチジク品種はほとんど単性花(雌花)しか着生しないことから他品種との交雑育種は困難であり、これまで遺伝資源の拡大はされてこなかった。そこで本研究では、イオンビームを利用して高品質でかつ特徴のある新たなイチジクの新品種開発につながる遺伝子資源の創成を目的とした。炭素イオンビームを5Gyから40Gyまで段階照射したところ、15Gy以上で生存する腋芽の割合が低下し始め、30Gy以上ではすべて枯死した。また、10mm以上伸長する腋芽の割合,伸長した腋芽の茎長及び腋芽重量は5Gy照射で非照射区の平均値に対して50%程度にまで低下した。腋芽が生存しても伸長しなければ選抜に用いることができないことから、10mm以上伸長する腋芽がわずかに残る10Gyが限界であると考えられた。
古川 純*; 横田 はる美*; 田野井 慶太朗*; 上岡 志ほり*; 松橋 信平; 石岡 典子; 渡辺 智; 内田 博*; 辻 淳憲*; 伊藤 岳人*; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 249(2), p.495 - 498, 2001/08
被引用回数:16 パーセンタイル:73.21(Chemistry, Analytical)ポジトロン放出核種を利用したイメージング装置であるPETIS(Positron Emitting Tracer Imaging System)を用いてササゲにおけるバナジウム(V)吸収をリアルタイムで測定した。バナジウム-48は、日本原子力研究所高崎研究所のAVFサイクロトロンを用い、Sc箔に50MeVの粒子を照射することにより製造した。Vを水耕液に添加し、PETISによりリアルタイム計測を行った。またV水溶液を添加してから3,6,20時間目の植物体を用いてバナジウム分布をラジオグラフィにより測定した。これらにより処理開始後20時間目には植物体全体にバナジウムが分布していることが明らかになった。植物に吸収されたバナジウムが及ぼす影響を見るために、同様にポジトロン放出核種であるフッ素-18で標識した水を用いてPETISによりササゲの水分吸収動態を測定した。計測前に20時時間バナジウムを吸収させると、標識水の吸収が極端に抑えられることが示された。これらの結果は植物体の地上部に移行したバナジウムが標識水の吸収を阻害する主な原因であることを示唆している。
中西 友子*; 田野井 慶太朗*; 横田 はる美*; Kang, D.-J.*; 石井 龍一*; 石岡 典子; 渡辺 智; 長 明彦; 関根 俊明; 松橋 信平; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 249(2), p.503 - 507, 2001/08
マメ科の植物の中できわめて乾燥に強いと考えられるササゲ()を用いて水分吸収の計測を行った。ササゲは茎の下部に乾燥に耐えるための水分保持組織を発達させていると考えられている植物である。われわれは、中性子ラジオグラフィの手法を用いてこの組織が他の茎よりも水分量が多いことを確認した。またサイクロトロンによって製造されたF標識水を用いてPETIS法によりササゲの水分吸収動態を測定した。インゲンマメとササゲで水分吸収を比較すると、乾燥処理でもササゲのほうが高い水分吸収活性を維持していることが示され、より乾燥に強い性質を有していることが示唆された。
中西 友子*; 横田 はる美*; 田野井 慶太朗*; 池上 奈通子*; 大國 曜子*; 古川 純*; 石岡 典子; 渡辺 智; 長 明彦; 関根 俊明; et al.
Radioisotopes, 50(6), p.265 - 269, 2001/06
ダイズにおけるO標識水とF標識水の吸収動態をPETIS(Positron Emitting Tracer Imaging System)法を用いて比較検討した。O標識水(半減期: 2分)はサイクロトロンを用いてN(d,n)O反応により、また、F標識水(半減期: 110分)はO(,pn)F反応により調製した。標識水の供給は、根を切り落としたダイズの茎の下部から行い、植物中の標識水から放出される線をBGO検出器(5cm15cm)を用いてリアルタイム計測を行った。15秒ごとの計測の積算値からダイズの各茎における20分間の吸水動態を調べたところ、F標識水の方がO標識水より早く吸収されることがわかり、F標識水ではフッ素はFイオンとなり、バルクの水とは異なる動態を示すことが示された。吸収されたO標識水の静止画像を撮ったところ、10分間の吸収後においても初葉よりも上部にO標識水の分布は見られなかった。
富井 格三; 横田 光雄; 星 蔦雄; 森高 勇*; 清木 義弘; 塙 幸光; 井坂 興; 志知 隆弘; 上家 好三; 立花 光夫; et al.
原子力工業, 37(2), p.14 - 59, 1991/02
科学技術庁からの受託研究として、原研はこれまで開発した解体機器を使用し、放射線環境下でJPDR解体実地試験を進めている。本論文では、炉内構造物、原子炉圧力容器等の設備・機器の解体撤去、解体除染、解体廃棄物の管理、作業管理等これまでのJPDR解体実地試験を通し得られた総合的な知見や原研が進めている原子力施設のデコミッショニングに関する国際協力等について記している。なお、今回の投稿は、原子力工業の原子力施設のデコミッショニングについての特集記事として掲載するため作成されたものである。
浅見 逸夫*; 福田 至朗*; 黒柳 悟*; 大矢 俊夫*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎; 鳴海 一成
no journal, ,
日本のイチジク産地で栽培されている品種は、そのほとんどが「桝井ドーフィン」であり、遺伝子資源としては非常に限られたものになっている。さらに、日本の湿潤気候での栽培に適したフィッグ型イチジク品種はほとんど単性花(雌花)しか着生しないことから他品種との交雑育種は困難であり、これまで遺伝資源の拡大はされてこなかった。そこで本研究では、イオンビームを利用して高品質でかつ特徴のある新たなイチジクの新品種開発につながる遺伝子資源の創成を目的とする。2007年度はイチジクへの適切な照射方法を確立するために、培養苗腋芽への炭素イオンビーム及び軟X線の照射効果を調査した。その結果、両線種について腋芽の生育に同程度の影響が現れる線量を比較すると、炭素イオンビームは軟X線の十分の一以下であった。