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緒方 一介*; 松本 琢磨*; 橋本 慎太郎; 蓑茂 工将*; 江上 智晃*; 井芹 康統*; 河野 通郎*; 千葉 敏; Bertulani, C. A.*; 清水 良文*; et al.
Journal of Physics; Conference Series, 312, p.082008_1 - 082008_10, 2011/09
被引用回数:1 パーセンタイル:47.57(Physics, Nuclear)離散化連続チャンネル法によるブレークアップ反応理論の最近の成果についてのレビューを行う。取り扱うのはHe誘起の四体崩壊反応,クーロンブレークアップ反応の動的相対論効果,入射粒子ブレークアップ反応の微視的記述,三粒子入射反応及び包括的ブレークアップ反応に対する新たな取り扱いである。
長江 大輔*; 石井 哲朗; 高橋 竜太*; 浅井 雅人; 牧井 宏之; 長 明彦; 佐藤 哲也; 市川 進一; 清水 良文*; 小路 拓也*
AIP Conference Proceedings 1224, p.156 - 160, 2010/04
被引用回数:2 パーセンタイル:64.17(Physics, Nuclear)Lifetimes of the first 2 states in Gd have been measured by means of - delayed coincidence technique for mass-separated Eu and Eu isotopes. Using the obtained lifetimes (Gd) = 3.98(8) ns and (Gd) = 4.0(2) ns, values were deduced as (Gd) = 5.45(11) eb and (Gd) = 5.2(3) eb.
静間 俊行; 御手洗 志郎*; Sletten, G.*; Bark, R. A.*; Gjorup, N. L.*; Jensen, H. J.*; Piiparinen, M.*; Wrzesinski, J.*; 清水 良文*
Physical Review C, 69(2), p.024305_1 - 024305_18, 2004/02
被引用回数:15 パーセンタイル:65.31(Physics, Nuclear)Yb(C,4n)反応を用いて、Os原子核の高スピン構造の実験的研究を行った。その結果、これまで知られていた1準粒子配位に基づくほとんどの回転帯に対して、より高い励起準位まで観測することに成功した。また、新たに、多準粒子配位に基づく回転帯を発見し、g因子の測定により、ニルソン配位を決定した。さらに、励起エネルギー5008keVに、半減期18ナノ秒を持つ、新しい核異性体の同定に成功した。本論文では、K禁止の度合いについて、量子トンネリング模型と比較分析を行う。
静間 俊行; 清水 良文*; 早川 岳人
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(11), p.1137 - 1141, 2002/11
被引用回数:4 パーセンタイル:29.25(Nuclear Science & Technology)遷移の禁止度の非常に大きな核異性体の崩壊について、量子トンネル効果を考慮した理論模型を用いて、遷移確率の系統的な研究を行なった。本研究では、われわれが観測した禁止遷移、及び、最近、他グループにより報告された禁止遷移について、実験値と理論値の比較分析を行なった。その結果、実験値と理論値の非常によい一致を得ることができ、量子トンネル効果による核異性体の崩壊メカニズムを明らかにした。さらに、質量数180領域の中性子過剰核に対して、量子トンネル効果によるK核異性体の波動関数の透過率の同位体依存性を調べた。その結果、陽子数66、中性子数104付近において、透過率が最も小さく、この付近の原子核において、核異性体の存在する可能性が大きいことがわかった。
静間 俊行; 松浦 勝之*; 藤 暢輔; 早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 松田 誠; 古野 興平*; 佐々木 康之*; 小松原 哲朗*; et al.
Nuclear Physics A, 696(3-4), p.337 - 370, 2001/12
被引用回数:20 パーセンタイル:73.84(Physics, Nuclear)Osの高スピン状態を、170Er(18O,5n)反応を用いて生成した。その結果、5つの回転バンドを新たに観測し、gファクターから準粒子配位を決定した。また、励起状態 5000MeV程度に、2つの核異性体を観測した。その内の1つは、K量子数43/2を有し、基底状態回転帯(K=9/2)へ、K量子数の差17を伴う遷移をしていることが明らかになった。本論文では、量子力学的トンネリグ模型を用いて、この核異性体の崩壊機構を解明する。
早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 清水 良文*; 大坪 慎一*; 静間 俊行; et al.
AIP Conference Proceedings 495, p.235 - 236, 1999/12
Gdの高励起状態を作り、Gdから放出される線を測定することによって、核構造研究を行った。Cビームを原研タンデムで加速し、Ndの金属ターゲットに照射することによって、(C,3n)反応によりGdの高励起状態を作り出した。GEMINIを用いて線の多重測定を行った。3/2バンドについては25hのスピンを持つ高励起状態まで初めて観測した。さらに未知の回転バンドを発見した。クランキングシェルモデルと改良したTACモデルで計算を用い、TACでよりよく説明できる。このことは、変形したGd原子核が、回転が上がるにつれ、回転軸方向を変える現象があることを示した。
早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 清水 良文*; 大坪 慎一*; 静間 俊行; et al.
Nuclear Physics A, 657(1), p.3 - 18, 1999/00
被引用回数:19 パーセンタイル:70.55(Physics, Nuclear)Gdの高励起状態を作り、Gdから放出される線を測定することによって、核構造研究を行った。Cビームを原研タンデムで加速し、Ndの金属ターゲットに照射することによって、(C,3n)反応によりGdの高励起状態を作り出した。Gdは中性子数が比較的多いために、このような核反応によって生成する断面積は小さい。そのために、Si-ballを用いた。GEMINIを用いて線の多重測定を行った。Gdの回転バンドを3個同定した。3/2バンドについては高励起状態(25h)まで初めて観測できた。さらに未知の回転状態を発見した。これらの回転状態について、クランキングシェルモデルとTilted Axis Cranking modelで計算を行い、原子核の回転速度が上がるにつれ、回転軸方向が変わる現象があることを示した。