Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
山本 知之*; 溝口 照康*; 巽 一厳*; 田中 功*; 足立 裕彦*; 村松 康司; Gullikson, E. M.*; Perera, R. C. C.*
Materials Transactions, 45(7), p.1991 - 1993, 2004/07
被引用回数:7 パーセンタイル:44.68(Materials Science, Multidisciplinary)MgFとZnFのFKX線吸収スペクトルにおける内殻空孔の影響を第一原理計算で解析した。その結果、実験スペクトルは内殻空孔を考慮した計算によって再現することができた。また、計算におけるスーパーセルの大きさの効果も効いていた。
足立 裕彦*; 田中 功*; 西谷 滋人*; 小笠原 一禎*; 石井 琢悟*; 青嶋 厚; 駒 義和
JNC TY8400 2002-009, 20 Pages, 2002/05
既存の再処理工程の高度化・最適化や将来の再処理技術の確立のためには、ミクロな現象の理解と量子化学的手法に基づく理論的な評価手法の開発が必要である。ランタニド・アクチニドのような重元素を含んだ物質の電子状態計算を行う際には、相対論DV-X法のように、相対論効果を正確に取り入れた手法が必要となるが、既存のプログラムではスピン分極が考慮されておらず、4f,5f電子をもつ化合物などへの適用は難しかった。そこで本研究では、スピン分極を考慮した相対論DV-X分子軌道計算プログラムを新たに開発し、更にその応用としてランタニド・アクチニド化合物における化学結合状態の非経験的な解析を行った。ランタニド3塩化物では、スピン分極を考慮することによりGdにおける電子状態の不連続性(Gdブレイク)を第一原理計算によって再現することに成功した。また、アクチニド化合物では、化学結合性の価数依存性が配位子により大きく変化することがわかった。更に、硝酸ウラニルおよびウランを他のアクチニド元素で置き換えた化合物における化学結合状態は原子種に依存して極めて複雑な変化をすることが明らかとなった。
小田 好博; 船坂 英之; 足立 裕彦*
JNC TY8400 99-006, 30 Pages, 1999/03
硝酸ウラニルと水分子あるいはリン酸トリブチル系配位子からなる錯体について、相対論的DV-X法による電子状態計算を行い、最も安定な結合距離及び錯体の対称性について解析を行った。その結果、結合距離を約1大きく見積もることが示された。またTBP系配位子の枝数の結合強度への影響を併せて解析した結果、tertialが最も強く結合し、以下secondary, iso, normalの順に弱くなることが示された。これらの結果と最高被占軌道等の分子軌道の形状から配位子のウラニルイオンとの結合様式に関する解析及び新しい計算モデルを作成した。また、本年度は共同研究の最終年度としての取りまとめを行った。
栗原 正義*; 平田 勝; 関根 理香*; 尾上 順*; 中松 博英*; 向山 毅*; 足立 裕彦*
Journal of Alloys and Compounds, 283, p.128 - 132, 1999/00
被引用回数:10 パーセンタイル:59.64(Chemistry, Physical)ウラン炭化物(UC)の光電子スペクトルを相対論DV-DS分子軌道法により解析し、定量的な帰属を行った。理論計算によって得られたスペクトルは、エネルギーレベル、強度ともに実験スペクトルを良好に再現することができ、ウランのようなアクチノイド元素を含む固体の電子状態解析に本法が有効であることを明らかにした。
小田 好博; 船坂 英之; 足立 裕彦*
PNC TY8604 98-001, 23 Pages, 1998/03
硝酸ウラニルと水分子あるいはリン酸系配位子からなる錯体について、相対論的DV-X法による電子状態計算を行い、尤も安定な結合角や距離について解析を行った。その結果、水分子配位で結合への影響が大きく現れたが、リン酸系の配位子ではあまり大きな影響は見られず、これとは別にアルキル基の枝数の影響が見られた。中性配位子の結合距離については水分子で2.583、TBPで2.486、TsBPで2.512であった。これらの計算結果は実験結果よりも過大評価する傾向が見られたことから、錯体の電子状態解析に溶媒効果を考慮する必要があると考えられる。また酸化数の異なるプルトニウムについて、硝酸溶媒中における電子状態の計算を行った。その結果、Pu(III)Pu(IV)Pu(VI)の順に安定な錯体となることが示された。また水分子との最適結合距離はPu(III): 2.537, Pu(IV): 2.439, 2.561, Pu(VI): 2.680であった。硝酸プルトニウム水和物は硝酸ウラニル水和物に比べ、エネルギーギャップやbondoverlappopulationから弱い結合安定性を示すことがわかった。
平田 勝; 文殊四郎 秀昭*; 関根 理香*; 尾上 順*; 中松 博英*; 向山 毅*; 足立 裕彦*; 武内 一夫*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 83(1), p.59 - 64, 1997/00
被引用回数:19 パーセンタイル:63.17(Spectroscopy)X線光電子分光法(XPS)を用いて、硝酸ウラニル2水和物(UO(NO)・2HO)のXPSスペクトルを0~40eVの範囲で測定し、相対論DV-DS分子軌道法により帰属した。理論計算によって得られたスペクトルは、エネルギーレベル、強度ともに実験スペクトルを良好に再現することができたほか、ウランのようなアクチノイド元素を含む化合物の電子状態解析に相対論DV-DS分子軌道法が有効であることを明らかにした。
足立 裕彦*
PNC TJ8604 95-003, 50 Pages, 1995/01
最近科学技術の各分野で計算機を有効に利用しようという気運が高まっている。我々は物質の電子状態を計算するDV-X分子軌道法を開発し、いろいろな分野において応用を試み、その有効性を示してきた。本研究ではこの方法をウランやプルトニウムなどを含むf電子系元素を含む化合物の電子状態を正確に計算し、核燃料サイクルや廃棄物処理など原子力に関する科学技術の開発に有効に利用することを目的としている。本報告ではまず当面の研究目標を述べ、X法およびDV-X分子軌道法について説明する。さらに現在どのような研究に用いられているのかを簡単に述べ、材料設計及び電子分光学への応用について紹介する。さらに現在まで行ってきたウラン化合物などの電子状態計算についても報告する。
佐々木 貞吉; 曽我 猛; 足立 裕彦*
Physica Status Solidi (B), 113, p.647 - 655, 1982/00
被引用回数:17 パーセンタイル:63.75(Physics, Condensed Matter)抄録なし
佐々木 貞吉; 足立 裕彦*
Int.J.Quant.Chem., 18, p.227 - 235, 1980/00
被引用回数:10 パーセンタイル:58.65(Chemistry, Physical)下記の化合物について価電子帯のエネルギー準位とXPSスペクトルを計算した。 1)第3周期酸素酸塩 2)遷移金属酸素酸塩 3)SiO 4)TiO これらのうち1),2)については実験値との良好な一致が認められた。一方、3),4)についてはフェルミレベル近傍のスペクトル強度の計算値が実測値よりも大きくなった。この原因につき詳細な議論を行った。
佐々木 貞吉; 足立 裕彦*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 19(3), p.261 - 271, 1980/00
8個の代表的な酸素酸イオンについて、その電子構造eDV-X法で計算した。分子起動エネルギーの計算値は、実験値とほぼ完全に一致した。また、スペクトルの形状および強度も測定されたものと良好な一致を示し、Scofieldによる光イオン化断面積の計算値は、信頼性の極めて高いことを確認した。