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報告書

Tables and graphs of cross sections for compound nucleus formation by charged particles

杉 暉夫*; 中川 庸雄; 川崎 弘光*; 飯島 俊吾*

JAERI-Data/Code 99-039, 52 Pages, 1999/08

JAERI-Data-Code-99-039.pdf:2.83MB

荷電粒子、p,$$alpha$$,d,t,$$^{3}$$Heによる複合核形成断面積を汎用光学模型パラメータを用いて計算した。標的核は、原子番号5から83の元素ごとに最も天然存在比の大きい原子核の(n,p)、(n,$$alpha$$)、(n,d)、(n,t)、(n,$$^{3}$$He)反応でできる残留核である。入射エネルギーの範囲は0から40MeVとした。計算結果を表とグラフで示す。この計算の目的は、これらの複合核形成断面積の概要をつかむことと、中性子入射による荷電粒子放出反応断面積を計算するための基礎データとして使うことにある。

報告書

PEGASUS: A Preequilibrium and multi-step evaporation code for neutron cross section calculation

中川 庸雄; 飯島 俊吾*; 杉 暉夫*; 錦織 毅夫*

JAERI-Data/Code 99-031, 78 Pages, 1999/06

JAERI-Data-Code-99-031.pdf:2.63MB

PEGASUSは励起子模型前平衡理論及び多段階蒸発理論による中性子反応断面積を計算するために開発したコードである。$$gamma$$線スペクトル及び、核分裂過程は考慮していない。断面積と放出粒子スペクトルを複合核弾性散乱、(n,$$gamma$$),(n,n'),(n,p),(n,$$alpha$$),(n,d),(n,t),(n,$$^{3}$$He),(n,2n),(n,n'p),(n,n'$$alpha$$),(n,n'd),(n,n't),(n,2p),(n,3n)反応について計算する。また、核子放出の二重微分断面積も計算する。結果はENDFフォーマットで磁気ディスクに出力される。レベル密度、質量欠損、放射捕獲幅、逆反応断面積を格納したパラメータファイルや、これらの系統性式を用意しており、計算の入力データはごく少なくて済む。

報告書

JENDL FP核データ評価用プログラムシステム(スムースパート)

中川 庸雄; 渡部 隆*; 飯島 俊吾*

JAERI-Data/Code 97-050, 103 Pages, 1997/12

JAERI-Data-Code-97-050.pdf:2.73MB

評価済み核データライブラリーJENDLに格納された核分裂生成物核種(FP)の核データ評価に使用した計算機プログラムのうち、共鳴領域より上のいわゆるスムースパートでの評価に使用したプログラムについてまとめた。多数のプログラムが、核データ評価のためのパラメータの決定、理論計算、計算値や実験データの処理のために使われた。その中で、レベル密度パラメータ決定に使われたプログラム(ENSDFRET,LVLPLOT,LEVDENS)、理論計算用プログラムCASTHYのJCLを作成するプログラム(JOBSETTER,INDES/CASTHY)、CASTHYの出力データをENDFフォーマットに変換するプログラム(CTOB2)について、その使用法を説明する。

論文

JENDL-3 fission product nuclear data library

川合 将義*; 飯島 俊吾*; 中川 庸雄; 中島 豊; 杉 暉夫; 渡部 隆*; 松延 廣幸*; 佐々木 誠*; 瑞慶覧 篤*

Journal of Nuclear Science and Technology, 29(3), p.195 - 213, 1992/03

$$^{75}$$Asから$$^{159}$$Tbまでの核分裂生成物核種を含む質量領域の172核種について10$$^{-5}$$eVから20MeVのエネルギー領域の中性子核データを評価し、JENDL-3核分裂生成物核データライブラリーを作成した。100keV以下は共鳴領域とし、低エネルギー領域では、実験データに基づいて分離共鳴パラメータを評価した。非分離共鳴パラメータは捕獲断面積と全断面積を良く再現するように決めた。100keV以上では最近の実験データと、球形核光学モデルと統計理論、歪波ボルン近似、蒸発モデル、前平衡理論などを用いてデータを評価した。全断面積、弾性および非弾性散乱断面積、捕獲断面積の他に、(n,2n),(n,$$gamma$$),(n,$$alpha$$)反応などのしきい反応断面積も評価した。今回の結果は、ENDF-5フォーマットで編集し、JENDL-3に収録されている。

報告書

($$alpha$$,n)反応と自発核分裂による中性子収率を計算するためのデータブック

松延 廣幸*; 奥 岳史*; 飯島 俊吾*; 内藤 俶孝; 増川 史洋; 中嶋 龍三*

JAERI 1324, 260 Pages, 1992/01

JAERI-1324.pdf:5.28MB

使用済燃料の貯蔵・輸送及び取扱いに係わる遮蔽安全性の解析に非常に重要な($$alpha$$,n)反応及び自発核分裂による中性子収率データを収集し、評価して推奨値を得るとともにその精度を評価した。($$alpha$$,n)反応による中性子収率は主に実測データに基づくもので、データ間の不一致については、NakasimaやHeaton等による評価を参考に検討した。実測されていない中性子収率については($$alpha$$,n)励起関数の理論値及びZieglerの阻止能の評価式を用いて計算した。自発核分裂による中性子収率については、S.Ramanによる推奨値を採用した。また中性子エネルギースペクトルも収集した。これらのデータは、このデータ・ブックに理論説明とともに収録してある。このデータ集を用いることにより、種々の構成物質からなる体系の中性子生成データが得られる。

論文

Analysis of uncertainties in summation calculations of decay heat using JNDC FP nuclear data library

片倉 純一; 飯島 俊吾*

Journal of Nuclear Science and Technology, 29(1), p.11 - 23, 1992/01

崩壊熱総和計算の不確実さをJNDCによる核分裂生成物の核データライブラリーを用いて、感度解析により求めた。求めた不確実さは、$$^{235}$$Uおよび$$^{239}$$Puの熱中性子核分裂と$$^{238}$$Uの高速中性子核分裂に対するものである。総和計算に含まれる核データのうち、崩壊エネルギー、核分裂収率および崩壊定数を考慮した。実験データの無いあるいは不充分な核種の崩壊エネルギーの不確実さは理論的に計算をした。瞬時照射に対する不確実さは、1秒から10$$^{9}$$秒の冷却期間で$$^{235}$$Uに対しては3.5%以下、$$^{239}$$Puに対しては3.5%以下、$$^{238}$$Uに対しては4.5%以下であった。無限照射の場合は全ての核種に対し、1.6%以下であった。

論文

JENDL-3 FP nuclear data library

中川 庸雄; 川合 将義*; 飯島 俊吾*; 松延 廣幸*; 渡部 隆*; 中島 豊; 杉 暉夫; 佐々木 誠*; 瑞慶覧 篤*; 金子 邦男*; et al.

Nuclear Data for Science and Technology, p.939 - 941, 1992/00

核分裂生成物核種の領域にある$$^{75}$$As~$$^{159}$$Tbの172核種の核データ評価を10$$^{-5}$$eV~20MeVの範囲で行った。100keV以下は共鳴領域とし、分離および非分離共鳴パラメータを与えた。100keV以上では、全断面積、弾性および非弾性散乱断面積、中性子捕獲断面積の他に、全核種に対して(n,2n)、(n,p)、(n,$$alpha$$)等のしきい反応断面積の評価も行った。このために、光学模型パラメータ、レベル密度パラメータ、ガンマ線強度関数、レベルスキーム、14.5MeVにおける断面積の系統性などを評価・検討した。評価した断面積、二次中性子の角度分布およびエネルギー分布はENDF-5フォーマットで編集し、JENDL-3FP核データライブラリーとした。本報告では、評価手法、評価結果およびベンチマークテストの結果について述べる。

報告書

Revised graphs of activation data for fusion reactor applications

関 泰; 川崎 弘光*; 山室 信弘*; 飯島 俊吾*

JAERI-M 91-109, 312 Pages, 1991/06

JAERI-M-91-109.pdf:4.9MB

核融合炉の放射化計算のために、放射化データが必要である。本報告書は、放射化計算コードシステムTHIDA-2で使用するために、最新の実験、計算等に基づいて評価した放射化データを図形表示したものである。核融合炉の設計の立場から関心がある152各種に関する核種変換と崩壊方式のデータ、核種変換断面積及び遅発ガンマ線放出データを収録した。本報告書は、1982年に編集した116核種に関する放射化データの報告書を、最新のデータで置き換え、さらに拡張したものでる。前回の報告書は、放射化データの参照と不適当なデータの摘出、修正に極めて有効であった。

報告書

放射化断面積データファイルの作成,II

山室 信弘*; 飯島 俊吾*; 浅見 哲夫*

JAERI-M 91-006, 65 Pages, 1991/02

JAERI-M-91-006.pdf:1.41MB

1987年度より開始された放射化断面積データファイルの作成も本年で第3年次となった。かねて選定されていた59元素の放射化生成核の半減期が1日以上のものについては一応終了することになる。今年度評価された核種は、Zn,As,Sr,Y,Pd,Ba,Sm,Tb,Os,Irの10元素であるが、昨年度のHf,Re,Pb,Biについても改訂作業が進められた。中性子エネルギーはJENDL-3ファイルなどと同様10$$^{-5}$$eVから20MeVであり、計算・評価の結果はENDF/B-5フォーマットのファイル10の形式でディスクに納められた。本年度も昨年同様簡易入力核断面積計算システム第II版(SINCROS-II)で計算したもの、及びJENDL-3より断面積を採用し、GNASHによる計算を単に核異性体生成比の決定に用いることで求めたものの二つに区別できる。計算結果は実験データと比較され評価結果が妥当であることが示された。

報告書

FP崩壊熱感度係数および崩壊熱不確かさ計算のためのBASICプログラム

飯島 俊吾*; 片倉 純一

JAERI-M 90-197, 87 Pages, 1990/11

JAERI-M-90-197.pdf:2.34MB

FP崩壊熱総和計算値の不確かさを計算するマイクロコンピュータ用BASICプログラムSENSFP、DHCOV、COVEDITを作成した。SENSFPプログラムは質量チェインごとに各核種の崩壊エネルギー、核分裂収率、崩壊定数についての崩壊熱感度係数をBatemanの式に基づいて解析的方法で計算し、結果をディスケットに格納するプログラムである。計算の範囲は$$^{235}$$U、$$^{238}$$U、$$^{239}$$Puについて瞬時照射および無限照射時の質量A=83-110、125-153の各質量チェインについて冷却時間1.0-10$$^{13}$$秒間を対象としている。DHCOVでは上記の感度係数ファイルとパラメータの不確かさデータファイルから崩壊熱計算値の分散を計算する。COVEDITではDHCOVの出力ファイルを編集して、$$beta$$$$gamma$$、($$beta$$+$$gamma$$)崩壊熱について質量ごと、およびそれらの和の標準偏差を出力する。

報告書

JNDC nuclear data library of fission products; Second version

田坂 完二; 片倉 純一; 井原 均; 吉田 正*; 飯島 俊吾*; 中嶋 龍三*; 中川 庸雄; 高野 秀機

JAERI 1320, 253 Pages, 1990/09

JAERI-1320.pdf:10.61MB

JNDCのFP核データライブラリー第2版が整備された。崩壊熱の計算に大きな影響を及ぼす各核種の崩壊エネルギーを最新の測定データ及び理論計算値をもとに全面滴に見直し、改定をおこなった。その結果、崩壊熱の最新の測定結果との一致度が千秒以上の冷却時間範囲で顕著に向上した。核分裂収率も20種類の核分裂タイプに対して与えられており、第1版の10種類と比較して大幅に拡大している。第2版をもとに20の核分裂タイプの崩壊熱を計算し、その結果を33項の指数関数を使うことにより精度よくフィッティングを行った。フィッティング結果を使うことにより軽水炉のLOCAでの崩壊熱の計算その他に容易に適用することが可能である。

論文

Spectrum-averaged one-group cross sections of actnides based on JENDL-3

増川 史洋; 中川 庸雄; 飯島 俊吾*

Journal of Nuclear Science and Technology, 27(6), p.572 - 576, 1990/06

過去10年間、アクチニド核種、特にマイナーアクチニド核種に対する中性子断面積の実験・評価には目覚しい進歩があり、最近完成したJENDL-3にはこれらの成果が最大限度取り込まれている。本研究では、JENDL-3およびENDF/B-Vに基づき、$$^{230}$$Thから$$^{248}$$Cmまでの27核種についてPWR、BWR、FBRの典型的な中性子スペクトルを用いて1群断面積を作成し、従来核燃料サイクルの評価によく用いられるORIGEN2/82ライブラリーとの比較を行った。その結果、数多くの反応について不一致が見られた。

論文

評価済み核データライブラリーJENDL-3

浅見 哲夫*; 飯島 俊吾*; 五十嵐 信一; 井原 均; 川合 将義*; 菊池 康之; 小室 雄一; 柴田 恵一; 高野 秀機; 竹田 敏一*; et al.

日本原子力学会誌, 31(11), p.1190 - 1217, 1989/11

最近完成したJENDL-3に関して、原子力学会誌の特集記事に寄稿した。JENDLの評価方法とそのベンチマークテストの結果を報告した。またJENDLに密接に関係しするFP崩壊データライブラリーの紹介をし、JENDL-3以後のデータの展望を述べた。

論文

核燃料サイクル用核データ; 現状と問題点

中川 庸雄; 高野 秀機; 吉田 正*; 増川 史洋; 飯島 俊吾*

日本原子力学会誌, 31(10), p.1083 - 1092, 1989/10

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Nuclear Science & Technology)

U-Pu核燃料サイクル評価に関連して、特に主要U、Pu以外のminor actinideの核データの現状および役割をレビューし問題点を述べる。最近の測定により評価値には質量共に大幅な改良がみられるものの、JENDL-3とORIGEN2/82ライブラリーの1群断面積を比較し、かなりの違いが見出された。さらに、使用済み燃料内の核種生成量評価および超ウラン元素の照射消滅計算への適用上の問題についても述べる。

報告書

放射化断面積データファイル作成,I

山室 信弘*; 飯島 俊吾*

JAERI-M 89-129, 98 Pages, 1989/09

JAERI-M-89-129.pdf:2.35MB

原子炉や核融合炉での中性子照射に伴う放射性核種生成の評価を行うため、放射化断面積データファイルの整備が必要であり、最終的には2000種類以上の放射化断面積データが収納される予定である。そのために放射化断面積データファイルの作成作業が1987年度より開始されているが、今年度はその作業の一部として、NiからWに至る14元素を対象に中性子断面積の評価と整備が行なわれた。中性子エネルギーは10$$^{-5}$$eVから20MeVの範囲が扱われている。本報告書では、まず簡易入力核断面積システム(SINCROS)による計算方法と結果の検討を述べ、次にJENDL-3から断面積を採用した場合の処理方法を述べる。計算結果は実験データと比較され結果の有用性が示されている。放射化断面積データファイルとしてはENDF/B形式におけるファイル8、9および10が用いられ、計算結果がこれらのファイル形式に従ってディスクに収められた。

論文

Simplified method for calculation of neutron capture transformation effects of fission products on decay power

田坂 完二; 飯島 俊吾*

Journal of Nuclear Science and Technology, 23(10), p.914 - 925, 1986/00

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)

FPの崩壊熱に対する中性子捕獲反応の効果を簡便にかつ精度よく計算する方法を開発した。中性子捕獲効果は$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{3}$$$$^{R}$$u,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{4}$$Cs,$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{6}$$Cs,$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{8}$$$$^{m}$$Pm,$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{8}$$Pm,$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{4}$$Eu,$$^{1}$$$$^{5}$$$$^{6}$$Euの7核種の生成量を各核種の親核種にのみ積算核分裂収率を与えて計算する。1年照射の場合の本方法の精度は軽水炉、高速炉ともに崩壊熱の$$pm$$1%である。5年照射の場合の精度は+1%、-5%である。軽水炉、高速炉に対して別々に簡単な補正法を作成した。この補正法により計算精度は5年照射に対しても$$pm$$1%におさえることが可能となる。

報告書

1983年核データ研究会報告

菊地 康之; 浅見 哲夫; 中沢 正治*; 飯島 俊吾*; 山室 信弘*; 関 泰; 中島 豊; 長谷川 明

JAERI-M 84-010, 426 Pages, 1984/03

JAERI-M-84-010.pdf:11.04MB

シグマ研究委員会主催の核データ研究会が1983年11月30日、12月1日の2日間、日本原子力研究所の東海研究所において開催された。今年度の研究会の主題は、(1)核データ評価者のための断面積測定法の解説、(2)JENDL-2の検証、(3)感度解析とその応用、(4)JENDL-3の評価、(5)トピックスであった。又、主題(1)に関連してポスター発表「国内における断面積の微分測定法及び積分実験の紹介」が実施された。このポスター発表は当研究会としては初めての試みであったが、19件もの発表があり極めて盛況であった。本報告書は、これらの報文集をまとめたものである。なお、ポスター発表の内容は第2分用にまとめた。

報告書

Neutron cross sections of 28 fission product nuclides adopted in JENDL-1

菊池 康之; 中川 庸雄; 松延 広幸*; 川合 将義*; 五十嵐 信一; 飯島 俊吾*

JAERI 1268, 142 Pages, 1981/02

JAERI-1268.pdf:7.02MB

本報告書は、JENDL-1 に収納された核分裂生成物28核種の中性子断面積評価の最終報告である。測定の現状と評価方法を核種毎に詳述し、他の評価値や実験値と比較した。また今回の評価に残る問題点を指摘し、将来の改善方向を示している。

論文

シグマ委員会における核データ収集・評価の活動; 昭和54,55年度の作業報告

松本 純一郎; 菊池 康之; 飯島 俊吾*; 関 雄次*; 原田 吉之助; 五十嵐 信一

日本原子力学会誌, 24(2), p.122 - 130, 1981/00

シグマ特別専門委員会では、その活動状況を2年毎に日本原子力学会誌に報告しているが、これはその第9回目のもので昭和54、55年度の核データ収集・評価活動の報告書である。まず、シグマ委員会内の3つの作業グループ、(1)核データ専門部会、(2)炉定数専門部会、(3)核構造崩壊データ専門部会のそれぞれの2年間の作業実績を簡単に報告し、次いでJENDL-3(Japanese Evaluated Nuclear Data Library,Version3)の検討小委員会の調査報告、およびその他の国内活動、国際会合について述べている。そしてハイライト的な話題として、今回は特にJENDL-2の進歩状況と、これを用いた積分テスト結果の成果と問題点について、および実験データの評価に成果のあった崩壊熱総和計算用のデータ・ライブラリーの整備および結果について報告をしている。

論文

Evaluation of neutron cross section of 27 fission product nuclides important for fast reactor

飯島 俊吾*; 中川 庸雄; 菊池 康之; 川合 将義*; 松延 広幸*; 真木 紘一*; 五十嵐 信一

Journal of Nuclear Science and Technology, 14(3), p.161 - 176, 1977/03

 被引用回数:15

高速炉において重要な27F.P.核種について中性子断面積の評価を行なった。断面積の種類は、熱中性子から15MeVの範囲での全断面積,弾性散乱,非弾性散乱,輻射捕獲断面積である。熱中性子および共鳴領域の断面積は共鳴パラメータから求め、熱中性子断面積の計算値と測定値の差は1/$$upsilon$$型を仮定して補正した。共鳴領域の計算は修正多準位ブライト・ウィブナー公式を用い、その結果、弾性散乱断面積計算においてしばしば起る負の断面積の出現を防ぎ得た。非分離共鳴領域および高エネルギーの断面積は球型光学ポテンシャルと統計理論により計算し、測定値の捕獲断面積値に規格化した。共鳴領域と統計理論領域とのつなぎについてはモンテ・カルロ法を用いて統計検定を行なってつなぎのエネルギーを決定した。本結果を他の評価値と比較して議論を行なった。数値結果はENDF/B形式で磁気テープに収録してある。

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