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中村 博文; 林 巧; 西 正孝; 有田 誠; 奥野 健二*
Fusion Engineering and Design, 55(4), p.513 - 520, 2001/09
被引用回数:10 パーセンタイル:58.56(Nuclear Science & Technology)核融合炉プラズマ対向材料からのトリチウム透過に関する知見を得るために、純タングステン中に打ち込まれた重水素の透過挙動を測定した。実験は25m厚のタングステン膜を使用し、重水素過程の定常状態及び過渡状態での挙動を測定した。実験の結果、定常状態の透過挙動のパラメータ依存性は、透過が入射側拡散-透過側拡散律速(DD律速)過程により律速されていることを示した。また、タングステン中の重水素の透過はほかの材料に比較して極めて小さいことも明らかとなった。過渡状態における透過挙動の解析の結果、重水素透過は、試料内部に存在すると考えられるトラップサイトによるトラップの影響を強くうけていることが観察される。
有田 誠*; 林 巧; 奥野 健二; 林 安徳*
Journal of Nuclear Materials, 248, p.60 - 63, 1997/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Materials Science, Multidisciplinary)原研の定常炉心試験装置計画における真空容器材料候補の1つであるTi-6Al-4V合金について、そのトリチウム透過量評価の観点から、500eVDイオンビームを用いて、323~753Kの温度条件で重水素透過挙動を調べた。合金試料は34mm0.1mm(及び0.25mm)を用いた。600K以上の温度領域では、明らかなイオン駆動透過挙動が観測でき、24時間以内に定常透過に達した。入射イオン粒子束6.410D/m・sに対して、透過/入射粒子束比で3.310(633K)~4.810(753K)であり、イオン駆動透過の活性化エネルギーは約0.12eVであった。600K以下では透過粒子束は顕著に減少し、重水素イオン注入後の昇温放出実験から、大部分の重水素は合金中に滞在していることが伺えた。厚さの違う試料の結果から、透過は合金内部の透過側への拡散が律速であり、その拡散係数はD=2.010exp(-0.32eV/kT)m/sと計算できた。
有田 誠; 尾幡 宏行*; 林 巧; 奥野 健二; Shu, W. M.*; 林 安徳*
Fusion Technology, 28(3), p.1132 - 1137, 1995/10
本件はSi,O酸化物コーティングを施した純鉄における重水素イオン注入透過挙動についての研究結果の報告である。RFスパッタリング法によりSiO膜をコーティングした厚さ0.1mmの純鉄に種々の条件で重水素イオンビームを照射し、裏側からの透過量を測定し、トリチウム透過量低減の観点から、イオン注入透過挙動における表面コーティングの影響を考察した。裏側にコーティングを施した試料の透過率は、純鉄試料の透過率の数10分の1程度であった。これら二つの試料における温度依存性,入射イオンエネルギー依存性は類似していた。このことから裏側コーティングは鉄表面における重水素透過の有効面積を減少させると考えられる。この結果から、プラズマ対向材の酸化物コーティングによるトリチウム透過漏洩量の低減化の有効性が示された。
宮部 賢次郎*; 三浦 信; 浅野 智宏; 成田 脩
PNC TN843 82-07, 76 Pages, 1982/06
環境データ図形表示システムDIAMONDは,環境監視テレメータシステムにより収集している気象情報及び放出源情報をもとに,各施設から放出される放射性物質の大気拡散等の計算結果ならびに,連続監視データを視覚化し,周辺環境への放射線(能)の分布状況を容易にかつ迅速に把握することを目的として開発したシステムである。計算結果は,再処理工場の主排気筒を中心とした周辺地図上にコンター図として出力され,連続監視データについては時系列グラフとして出力される。システムは,データ処理装置IBM370/115とグラフィック・インテリジェンス・ターミナルNWX-501及びその周辺機器等から成り立っている。また,プログラムは,FORTRAN-IVで作成されており,実行のためにはオンライン処理用ソフトウエアETSS-IIを用い,対話型により行う。本レポートは,DIAMONDに係るシステムの構成,計算に使用しているモデル,操作方法等についてまとめた。
浅野 智宏; 三浦 信; 大和 愛司*; 圷 憲*; 成田 脩; 野村 保*; 黒須 五郎; 須藤 雅之*
PNC TN844 82-03, 147 Pages, 1982/03
この報告書は,再処理工場の周辺地域において,1981年1月から12月までの期間に,動燃事業団東海事業所で行った環境放射線モニタリングの結果をとりまとめたものである。再処理工場周辺の環境放射線モニタリングは,「動燃事業団東海事業所再処理工場保安規定,第IV編環境監視」に従い実施されている。本報告には,保安規定に定められた環境放射能および放射線監視項目についてその測定結果が主として掲載されている。
三浦 信; 成田 脩; 篠原 邦彦*; 浅野 智宏
PNC TN843 81-08, 240 Pages, 1981/09
原子力施設から大気中に放出される放射性雲からのガンマ線に起因する照射線量率を計算し,線図として本レポートにまとめた。計算は,計算コードPLUMEXにより行った。本レポートでは,「発電用軽水型原子炉施設周辺の線量目標値に対する評価指針について」に基づき,ガンマ線エネルギーは,平均エネルギー0.5MeVとして計算した。また,鉛直方向の濃度分布の拡がりのパラメータzは,「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針について」に基づき,zが1000mを越えた場合には,1000mとして取り扱うこととした。なお,放射性物質の放出率は1Ci/hr,風速は1m/secとして計算した。計算結果は,風下軸上地表照射線量率分布図,風下軸を中心とした角度方向への地表照射線量率分布図,および,地表等照射線量率分布図としてまとめた。