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論文

JENDL photonuclear data file 2016

岩本 信之; 小迫 和明*; 深堀 智生

Journal of Nuclear Science and Technology, 60(8), p.911 - 922, 2023/08

 被引用回数:2 パーセンタイル:90.12(Nuclear Science & Technology)

Nuclear reactions of gamma-rays with materials have attracted much attention for various application fields. To allow the use in those fields, JENDL photonuclear data file was updated from former JENDL/PD-2004 and were opened as JENDL/PD-2016 in 2017. The nuclear data were revised by adopting resonance analysis-like method for light nuclides and applying nuclear reaction models to the evaluations for heavier nuclides. In JENDL/PD-2016, standard and expanded versions are provided up to an incident energy of 140 MeV, covering 181 and 2681 nuclides, respectively. The evaluated results show better reproducibility to measured data, relative to JENDL/PD-2004. JENDL/PD-2016 is freely available from a website.

論文

Overview of JENDL-4.0/HE and benchmark calculations

国枝 賢; 岩本 修; 岩本 信之; 湊 太志; 岡本 力; 佐藤 達彦; 中島 宏; 岩元 洋介; 岩元 大樹; 北谷 文人; et al.

JAEA-Conf 2016-004, p.41 - 46, 2016/09

加速器を用いた種々のアプリケーションを開発・設計するための基礎データとして、中性子や陽子入射の高エネルギー核データを整備する必要がある。本研究では、光学モデルや前平衡モデル計算における最新の知見を投入してJENDL/HE-2007の見直しを行うと共に、特に医療分野で需要の高い$$^{6,7}$$Liや$$^{9}$$Be等の核種を新たに加えて、約130核種に対する200MeVまでの中性子・陽子核データライブラリJENDL-4.0/HEを完成させた。本発表においては、ライブラリの概要を説明すると共に、粒子輸送計算コードPHITSやMCNPXを用いた中性子透過計算等における積分検証結果を中心に報告する。

論文

Continuous-energy cross-section library based on JENDL high energy file 2007

佐々 敏信; 菅原 隆徳; 深堀 智生; 小迫 和明*

Proceedings of 10th OECD/NEA Information Exchange Meeting on Actinide and Fission Product Partitioning and Transmutation (CD-ROM), 8 Pages, 2010/00

最新版のJENDL高エネルギーファイル(JENDL/HE-2007)は、核破砕中性子源や加速器駆動システムを模擬するための106核種に対する3GeVまでの陽子・中性子断面積を収納している。NJOY-99.251コードを改造し、JENDL/HE-2007からMCNPX用の連続エネルギー断面積ライブラリを作成した。原子炉システムをより正確に模擬するため、高温ライブラリの作成も行った。高速炉や加速器駆動システムに関する複数の試計算を行い、既存のJENDL-3.3に基づくライブラリから求めた実効増倍率との良好な一致を確認した。

論文

Validation of JENDL high-energy file through analyses of spallation experiments at incident proton energies from 0.5 to 2.83 GeV

高田 弘; 小迫 和明*; 深堀 智生

Journal of Nuclear Science and Technology, 46(6), p.589 - 598, 2009/06

 被引用回数:16 パーセンタイル:70.97(Nuclear Science & Technology)

0.5$$sim$$2.83GeVの陽子を重元素のタングステン,鉛,水銀の厚い標的に入射した種々の核破砕実験について解析を行い、評価済み核データファイルであるJENDL高エネルギーファイルの最新版JENDL/HE-2007を検証した。本検証の目的のため、高エネルギー粒子・重イオン輸送コードPHITSの計算プロセスを調整し、3GeVまでの断面積ライブラリだけで核子の輸送現象をシミュレーションする機能を実現した。この際、付随するパイ中間子の核反応は核内カスケードモデルで計算させる。JENDL/HE-2007のデータは、15MeV以下の中性子エネルギースペクトルを精度よく予測できるものの、20$$sim$$100MeVの中性子生成はファクター0.4$$sim$$0.5程度過小評価することがわかった。また、高エネルギー中性子場のドジメトリ反応である$$^{93}$$Nb(n,4n)$$^{90}$$Nb及び$$^{59}$$Co(n,4n)$$^{56}$$Coの断面積は妥当であることを確認した。JENDL高エネルギーファイルを上限値3GeVまで使用した場合、現在の精度はBertiniモデルによる核内カスケードモデルとほぼ同等である。

報告書

Continuous energy cross section library for MCNP/MCNPX based on JENDL high energy file 2007; FXJH7

佐々 敏信; 菅原 隆徳; 小迫 和明*; 深堀 智生

JAEA-Data/Code 2008-022, 18 Pages, 2008/11

JAEA-Data-Code-2008-022.pdf:1.43MB

加速器駆動核変換システムやJ-PARCなどの加速器施設の設計に必要な数GeVまでの核反応データの要求に対し、2007年版JENDL高エネルギーファイル(JENDL/HE-2007)が公開された。そこで、原子炉,核融合炉,加速器施設や医療などの多様な分野で使用されている3次元モンテカルロ輸送計算コードMCNP及びMCNPX向けのJENDL高エネルギーファイルに基づく断面積ライブラリFXJH7を構築した。本報告書では、2007年版JENDL高エネルギーファイルの概要とそれを処理するためのNJOY99コードの整備、MCNP用ライブラリFXJH7の構築とともに、遮蔽計算・固有値計算によるライブラリ検証結果をまとめた。

論文

Recent advances in the JENDL project

柴田 恵一; 中川 庸雄; 深堀 智生; 岩本 修; 市原 晃; 岩本 信之; 国枝 賢; 大塚 直彦; 片倉 純一; 渡辺 幸信*; et al.

Proceedings of International Conference on Nuclear Data for Science and Technology (ND 2007), Vol.2, p.727 - 732, 2008/05

原子力機構シグマ委員会と協力してJENDL汎用ファイル及び特殊目的ファイルの作成を進めている。JENDL汎用ファイルの第4版であるJENDL-4の開発では実験値の乏しいMA及びFP核データの精度向上が重要な課題であるので、新たに核反応モデル計算コードを開発した。FP領域では、200MeVまでの中性子及び陽子反応データに適用できるチャネル結合光学模型パラメータを求め、統計模型による理論計算を実施している。低エネルギー領域ではMA及びFP核種の分離共鳴パラメータを最新の実験値をもとに評価した。2002年に公開したJENDL-3.3のフォローアップとして、ADS開発研究で必要な核種の共分散(誤差)データを整備した。一方、特殊目的ファイルに関しては、JENDL高エネルギーファイル及び光核反応データファイルの2007年版の編集が最終段階に入っている。

論文

J-PARCリニアックにおける高周波源の現状

千代 悦司; 堀 利彦*; 小林 鉄也; 鈴木 浩幸*; 菅沼 和明; 山崎 正義*; 穴見 昌三*; Fang, Z.*; 福田 茂樹*; 福井 佑治*; et al.

Proceedings of 2nd Annual Meeting of Particle Accelerator Society of Japan and 30th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.236 - 238, 2005/07

発表では、J-PARC線形加速器の建設状況,クライストロン電源,立体回路及び周辺機器の設置,立上げ試験状況,ローレベル制御系の試験・評価結果,972MHzクライストロンの開発状況など線形加速器高周波の現状について報告を行う。

論文

JENDL photonuclear data file

岸田 則生*; 村田 徹*; 浅見 哲夫*; 小迫 和明*; 真木 紘一*; 原田 秀郎*; Lee, Y.*; Chang, J.*; 千葉 敏; 深堀 智生

AIP Conference Proceedings 769, p.199 - 202, 2005/05

光核反応に対する核データは、高エネルギー電子加速器の遮蔽設計及び高エネルギー$$gamma$$線治療の分野に必要である。JENDL光核反応データファイルは、シグマ委員会の光核反応データ評価ワーキンググループによって整備された。われわれは多くの文献サーベイから、評価に必要な十分な実験データが圧倒的に不足しているので、光核反応データファイルを実験データのみから作成するのは困難であるという結論を得た。したがって、評価は統計模型核反応モデルの助けを借りて実施した。JENDL光核反応データファイルに格納される断面積データ等の物理量は、光吸収断面積,中性子,陽子,重陽子,三重陽子,$$^{3}$$He粒子,$$alpha$$粒子の収量及び二重微分断面積,同位体生成断面積である。アクチノイド核種に対しては、これに光核分裂断面積を加える。格納される$$^{2}$$Hから$$^{237}$$Npまでの68核種に対する最大光子入射エネルギーは140MeVである。

論文

Nuclear data evaluations for JENDL high-energy file

渡辺 幸信*; 深堀 智生; 小迫 和明*; 執行 信寛*; 村田 徹*; 山野 直樹*; 日野 哲士*; 真木 紘一*; 中島 宏; 小田野 直光*; et al.

AIP Conference Proceedings 769, p.326 - 331, 2005/05

JENDL高エネルギーファイル(JENDL-HE)のために行われた核データ評価について概要を報告する。JENDL-HEには132核種に対する3GeVまでの中性子及び陽子入射断面積が格納される予定である。JENDL-HEの現在の版は、ENDF-6フォーマットにより、中性子全断面積,弾性散乱断面積及び角度分布,弾性散乱外断面積,粒子(${it n, p, d, t,}$ $$^{3}$$He, $$alpha$$, $$gamma$$)生成断面積及び二重微分断面積,同位体生成断面積,核分裂断面積が格納されている。現在のところ、評価は実験データ及びモデル計算を用いて行われている。断面積計算には、ECIS96, OPTMAN, GNASH, JQMD, JAM等の種々のモデル計算コード及びTOTELA, FISCAL等の系統式を用いたコードを用いている。評価された断面積は、実験データ及び他の評価値と比較される。今後、提案された高エネルギー断面積データニーズにしたがって、整備を進める予定である。

報告書

The Libraries FSXLIB and MATXSLIB based on JENDL-3.3

小迫 和明*; 山野 直樹*; 深堀 智生; 柴田 恵一; 長谷川 明

JAERI-Data/Code 2003-011, 38 Pages, 2003/07

JAERI-Data-Code-2003-011.pdf:1.29MB

JENDL-3の第3改訂版(JENDL-3.3)は2002年5月に公開された。このライブラリーは種々の分野で利用される。今般、MCNPやANISN等の輸送計算コード用にJENDL-3.3に基づく2つのライブラリーFSXLIB-J33とMATXSLIB-J33を整備した。これらのライブラリーは、申し込みにより利用可能である。

論文

原研972MHz RFテストスタンドの現状

山崎 正義*; 千代 悦司; 菅沼 和明; 小林 鉄也; 堀 利彦*; 鈴木 浩幸*; 長谷川 和男; 吉川 博

Proceedings of 27th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.296 - 298, 2002/08

原研972MHz RFテストスタンドでは、大強度陽子加速器施設の線形加速器で高エネルギー加速部に高周波源として用いられる972MHzクライストロン(初号機)を含めたRFコンポーネントの大電力試験を実施し、各種特性試験データの取得を行った。本報告では、972MHz RFテストスタンドの構成機器及び各種動作特性試験の概要について記述し、そして今回、超伝導空洞用の長パルス化試験調整(デューティの制限,サグ評価,A.G.C回路の調整)を行い、カプラエージングに必要な出力パラメータ(パルス幅2.5mS,パルス繰返し25pps,出力350kW)の良好な結果を取得した。それらの試験調整の結果について報告する。

論文

JENDL Fusion File 99

千葉 敏; 深堀 智生; 柴田 恵一; Yu, B.*; 小迫 和明*; 山室 信弘*

Journal of Nuclear Science and Technology, 39(2), p.187 - 194, 2002/02

 被引用回数:16 パーセンタイル:69.83(Nuclear Science & Technology)

核融合中性子工学で重要な水素からBiに至る79核種、13元素に対して二次中性子の二重微分断面積(DDX)の評価を行った。本プロジェクトがスタートした際のJENDL汎用ライブラリーの最新版JENDL-3.1のデータをベースにして、中重核に対しては光学模型、DWBA、前平衡及び統計模型計算を行い、系統式を用いて評価した。ただし軽い核に対しては別の手法を用いた。さらに$$^2$$H, $$^9$$Be及びフッ素より重い元素に対しては放出される荷電粒子のDDXも与えた。本評価結果は中性子、荷電粒子とも実験値を良い精度で再現できることがわかった。この結果はENDF-6フォーマットで編集され、1999年にJENDL Fusion File 99として公開された。

報告書

評価済高エネルギー核データのための実験データの現状及び信頼性評価手法に関する検討; シグマ研究委員会「JENDEL高エネルギー核データファイル積分テストに関するタスクフォース」報告

大山 幸夫; 馬場 護*; 渡辺 幸信*; 河野 俊彦*; 沼尻 正晴*; 植木 絋太郎*; 小田野 直光*; 山野 直樹*; 小迫 和明*; 林 克己*; et al.

JAERI-Review 98-020, 130 Pages, 1998/11

JAERI-Review-98-020.pdf:6.4MB

シグマ委員会では近年の加速器利用の進展に伴い、基礎研究、放射性廃棄物の消滅処理研究、核融合炉材料研究、医学診断・治療研究など多岐に渡る分野において共通の基礎データである中高エネルギー領域核データの整備を目的として、JENDL High Energy File(JENDL-HE)の整備作業を実施してきた。一方、そのデータレビュー及び積分テスト手法が未確立であり、JENDL-HEの利用を促すためにも積分的検証が必須である。このため、シグマ委員会ではJENDL-HEに関する積分評価のためのタスクフォースを設置し、問題点の現状を調査・検討し、今後のシグマ委員会における中高エネルギー核データ評価及び整備に対する指針を得ることを目的として調査活動を実施した。本報告書は本タスクフォースの調査検討結果をまとめたものであり、シグマ委員会に対する報告を行うものである。

論文

Japanese evaluated nuclear data library, version 3 revision-2; JENDL-3.2

中川 庸雄; 柴田 恵一; 千葉 敏; 深堀 智生; 中島 豊; 菊池 康之; 河野 俊彦*; 神田 幸則*; 大澤 孝明*; 松延 廣幸*; et al.

Journal of Nuclear Science and Technology, 32(12), p.1259 - 1271, 1995/12

 被引用回数:497 パーセンタイル:99.95(Nuclear Science & Technology)

JENDL-3のベンチマークテストからのフィードバック情報を考慮してJENDL-3評価値の改訂作業が行われた。主要な改訂点は、主要アクチノイド核の共鳴パラメータ、捕獲及び非弾性散乱断面積、核分裂スペクトル、構造材核種の全断面積及び非弾性散乱断面積、核分裂生成物核種の共鳴パラメータ、捕獲及び非弾性散乱断面積、及びガンマ線生成データである。改訂されたデータはJENDL-3第2改訂版、JENDL-3.2として1994年6月に公開された。予備的なベンチマークテストによれば、JENDL-3.2による種々の炉特性予測は、以前のJENDL-3.1に比較して大幅に向上していることが証明された。

口頭

2007年版JENDL高エネルギーファイル及びJENDL光核反応データファイル

深堀 智生; 国枝 賢; 千葉 敏; 原田 秀郎; 中島 宏; 森 貴正; 島川 聡司; 前川 藤夫; 渡辺 幸信*; 執行 信寛*; et al.

no journal, , 

JENDL高エネルギーファイル(JENDL/HE)及びJENDL光核反応データファイル(JENDL/PD)の最新版として、JENDL/HE-2007及びJENDL/PD-2007が公開予定である。JENDL/HE-2007にはJENDL/HE-2004から改訂及び追加をあわせて約100核種のデータが、JENDL/PD-2007には約170核種のデータが格納される予定である。

口頭

JENDL高エネルギー核データファイルの核破砕積分実験解析への適用性の検討

高田 弘; 深堀 智生; 小迫 和明*

no journal, , 

高エネルギー核データファイルJENDL/HE-2007を核破砕積分実験の解析に初めて用いて、その適用性を検討した。解析に先立ちNJOY99コードを改良し、$$pi$$$$^{+}$$, $$pi$$$$^{-}$$及び$$pi$$$$^{0}$$中間子を含むMCNPX用ライブラリを作成した。計算には粒子・重イオン輸送計算コードPHITS内蔵のMCNPコードを使用した。ライブラリに基づく陽子・中性子輸送計算では、生成した$$pi$$中間子が2次的な核反応を起こす場合には核内カスケード・蒸発モデル(BertiniモデルとGEM)に接続する構成とした。直径20cm,長さ130cmの水銀標的(先頭部は半球形)に1.6GeV陽子を入射し、その側面で得られた$$^{209}$$Bi(n,xn), $$^{59}$$Co(n,xn)等の反応率分布を計算し、実験値と比較した。ファイルに収納された$$^{59}$$Co(n,4n)$$^{56}$$Co等の核種生成断面積が数十%程度過小である可能性と250MeVを境にした生成断面積の不連続性は核破砕中性子場における反応率に10$$sim$$20%程度の影響を与えうることを確認した。

口頭

高エネルギー核データライブラリJENDL-4.0/HE

国枝 賢; 岩本 修; 岩本 信之; 湊 太志; 岡本 力; 佐藤 達彦; 中島 宏; 岩元 洋介; 岩元 大樹; 北谷 文人; et al.

no journal, , 

原子力工学、物質・生命科学および医療等の分野において陽子線加速器の応用が推進されており、施設設計のために、広いエネルギー領域に亘る中性子・陽子入射の評価済核データが必要とされている。本研究では、光学モデルや前平衡モデル計算における最新の知見を投入してJENDL/HE-2007の見直しを行った。さらに、特に医療分野で需要の高いLi-6,7やBe-9等の核種を新たに加えて、132核種に対する200MeVまでの中性子・陽子核データライブラリJENDL-4.0/HEを完成させた。本発表においては、評価計算手法の概要や二重微分断面積等の結果、および積分検証結果を報告する。

口頭

養老山地東麓に分布する扇状地末端付近の堆積相と放射性炭素年代

堀 和明*; 中西 利典; Hong, W.*; 中島 礼*

no journal, , 

養老山脈東麓の土石流扇状地末端において、ボーリングコア堆積物の層相や堆積年代に基づいて、過去の土石流に関する評価を試みる。また、コア堆積物において同じ層準に認められた陸源植物片と海生の貝殻片の放射性炭素年代を測定して、完新世における海洋リザーバー効果についても検討した。合計4本のコアを検討して、3本のコアで4070cal BP以降にのべ9層の粗粒な堆積物が認められた、また、2本コアで平均約400年(n=13)と平均約330年(n=12)の海洋リザーバー効果を認定した。

口頭

太平洋沿岸の完新統に含まれる海生生物と陸源植物の放射性炭素年代値の差異

中西 利典; 七山 太*; 堀 和明*; 丹羽 雄一*; 小松原 純子*; 北村 晃寿*; Hong, W.*

no journal, , 

放射性炭素($$^{14}$$C)の海洋リザーバー効果の時空間変化を評価するために、日本周辺の完新統で同層準から採取した植物片と海生生物遺体の$$^{14}$$C年代値を比較検討する研究を進めてきた。今回は北海道東部(Nanayama et al., 2003; Nanayama, 2020)、三陸海岸(Niwa et al., 2017, 2019)、荒川低地(小松原ほか、2009, 2010)、清水平野(Kitamura and Kobayashi, 2014)、濃尾平野および台湾南部において採取したボーリングコア試料を用いて検討した。

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